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›2004年06月24日

新日本プロレス社長交代劇について思うこと

Posted by JS at 13:23 / Category: 【プ】新日本プロレス / 1 TrackBack

040624Inoki.jpg 昨日、新日本プロレスが株主総会を行い、そこで草間新社長をはじめとする新体制が発表された。
 やはり「腐っても新日本!」なのか、このニュースは各プロレスファンサイトでもかなりの数取り上げられていた。驚いたのが、社長を退任した藤波に同情の声が多いこと。「引退する」「復帰する」「肉体改造をする」と発言がコロコロ変わった上にどれも実現できず、「社長のコメントを取る際は、必ず広報を通してください」という張り紙までされていた藤波……。社長として表舞台で自分の会社をアピールすることもなく、経営状態も悪くなっていったのだから、社長を辞めるのはある意味当然だと思うのだが。
 また、その藤波を社長の座から外した猪木だが、新日本の創設者であり、新日本の筆頭株主(故・佐川清氏からの白紙の委任状も含めて)なのだから、発言権があって当然。今までは外からあれやこれや言って、何かと新日本を振り回してきたが、業を煮やしたのか、ついに内部にまで戻ってきた。

 さすがに自ら社長復帰は、周り(スポンサーや銀行など)からの反発もあって諦めたが、この辺はK-1の谷川プロデューサーが言うように、猪木はあくまでも“自由の身”のほうが、周りも“使いやすい(担ぎ出しやすい)”部分もある。神輿に担がれることが好きな猪木にとっても、そちらの方が好都合だろう。
 その変わり、昨年末の『イノキボンバイエ』のトラブルが解決していない猪木事務所と、経営悪化の新日本を建て直すために、自らが雇った経営コンサンタントである草間氏を新日本の新社長に据えたというわけだ。一時は「新間氏」「星野勘太郎」「山本小鉄」といった“プロレス村の住人”の名前も社長候補として名前を出したが、これは猪木流のリップサービスか。
 しかし、いくら敏腕(?)の経営コンサルタントといっても、社長としても大成するかどうかは分からないし、とくにプロレス団体の社長は一筋縄ではいかないだろう。この辺りはファンとしてはお手並み拝見というか、高見の見物をするしかない。

 とにかく新日本プロレスは完全に猪木政権になった。猪木にとっても新日本に潰れてもらっては困るから、経営建て直しのために草間氏を社長にしたのだと思う。しかし、それは果たしてプロレス界のことを考えてのことなのだろうか? 当の猪木が株主総会を欠席しているのだから、その辺が分からない。かつてのアントンハイセル、最近の永久電機といった猪木自身の事業(道楽?)のためにも、新日本には稼いでもらわにゃという考えだったら、新日本の社員やレスラー、それににファンだって堪らないが……。

 社長を外された藤波、執行役員から外れた上井氏、猪木から新日本の舵取りを強奪しながらも活かせなかった蝶野あたりは、今後どうするのか? そして、現在新日本と交流のあるノアと全日本だが、ノアの三沢社長は猪木嫌いとして知られているし、全日本の武藤社長も猪木政権が嫌で新日本を飛び出しただけに、今後新日本との関係がどうなるのか? この辺り、悲しいかな、今のプロレス界で一番面白そうな話題だったりする。

▼参考記事
新日、新社長に元経営コンサルタント(nikkansports.com)
新日本の新社長は“猪木の懐刀”(デイリースポーツonline)

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