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›2004年08月08日

「これからあなたに幾つかの質問をします」で始まる本

Posted by JS at 01:56 / Category: テレビ・本 / 0 TrackBack

QandA.jpg ある日書店で見かけ、「ん? このオビの絵は楳図かずおか?」(※実際は違います)と思って、やたら印象に残っていた本があった。その後、何かの雑誌に書評が載っていて、「あ〜、あの本か。何か面白そうだな」と思って、買った本が『Q&A』(恩田陸/著、幻冬舎)。

 私はミステリー小説が結構好きなのだが、この『Q&A』も基本的にはミステリー小説。でも変わっているのが、ストーリーが人と人の会話だけで話が進むという点。ト書きのない脚本みたいな感じだ。
 ストーリー的には、書名の通り、質問者が大型ショッピングセンターで起こった“ある事件(事故?)”の関係者に当日の様子を質問して答えるというカタチで進む。これがなかなか恐い! 頭の中で「あぁ、うちの近所にある、あのショッピングセンターで同じようなことが起きたら大変だなぁ」というイメージ(絵)がガンガン浮かぶ。

 ……が、途中から話が予想外の方向に展開する。その辺から「ん?」と思う部分が増え、頭の中で絵が浮かびにくくなってしまったせいか、個人的には普通のミステリー小説を読み終えたときの「なるほど〜。アイツが犯人だったから、アレがこうなってこうだったのか!」といった爽快感みたいなものはなかった。その変わり、何かこうハッキリとしない分、別世界(物語の中だけ)の話という感じではなく、「ある日突然、自分もこの話に出てくる被害者のような体験をするかもしれない」というような漠然とした恐怖心みたいなものを植え付けられたような気がして、これはこれでアリな“オチ”ではある。
 もしかしたら映像(ドラマとか映画とか)のほうが、このストーリーはもっと面白いかもしれない(分かりやすい)なとも思うが、何にしろ斬新なミステリー小説なので、一読の価値あり!

Q&A −Amazon.co.jp

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