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›2004年09月19日

『華氏911』を見てきたけど……そりゃ戦争ってイクナイよね

Posted by JS at 12:55 / Category: つぶやき / 0 TrackBack

kashi911.jpg ちょっと旬を過ぎたような気はするが、先日『華氏 911』をレイトショーで見てきた。
 前作『ボウリング・フォー・コロンバイン』に比べるとマイケル・ムーアの出番(露出)も少なめで、“アポなし突撃取材”といった『電波少年』的な部分は少なかった。
 「誰が撮ってたのよ? どこから持ってきたのよ?」というような映像を集めてつなぎ合わせたものにナレーションを被せ、そりゃあもう、この映画を見ればブッシュが悪い奴に思えるし、頭悪そうに見える。実際のブッシュがどうなのかは分からないけど(たぶんその通りだとは思うけど)、この映像と音による“マジック”を持ってすれば、白いものでも黒い印象を受けるだろうな。

 また、ニュース映像ではモザイクがかけられていた戦場での悲惨な映像やアメリカ兵の本音や家族の苦痛なども流され、戦争の悲惨さはよーく分かった。戦争がよくないものっていうのは誰でも分かるし、風が吹くと桶屋が儲かるではないが、「戦争をやれば、どこかで誰かが儲かっている」のもよく分かる。だから『華氏911』を見た感想は……ブッシュがどこうよりも、とにかく戦争(・A・)イクナイ!ということだ(当たり前のことだけど)。

 映画としては、『ボウリング〜』のように「アハハ、ムーアもよくやるよ!」と見られる部分はほとんどなく、映画=大衆娯楽としては「う〜ん」という感じ。戦争の悲惨さを伝える手段として、(映画用にカメラを回して)映画を撮り下ろした部分はごく僅かで、(極端に言えばだが)基本的には資料映像を組み合わせだけ。それで莫大な収益を得たムーア監督だけに、単純に「ブッシュは悪者で、ムーアは正義」という感じもしないなぁ〜。
 私が映画を見る前から、いろいろなところから情報を得てしまったり、映画の評判も聞いていたせいもあるだろうけど、この映画を見る数日前に放送されていた『ビートたけしのこんなはずでは!』(9.11OA)のほうが、大胆な推理と検証で見応えがあったような気もするな。
 小泉さんも「ああいう映画は見ない」って、フミヤみたいなこと言ってないで、見た方がいいよ(たぶんこっそり見てるとは思うけど)。「いや〜、ぼくは日本の首相でよかったなぁ。日本でこんなことされたら堪らないなぁ〜」と思うかもしれないし、お友達のブッシュくんの印象も少しは変わるかもしれないよ。

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