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›2004年11月01日

PRIDE.28詳報……ジョシュのケガは? 男祭りの参戦選手は?

Posted by JS at 03:00 / Category: 【格】PRIDE・やれんのか! / 5 TrackBack

041031PRIDE28-1.jpg 本日のPRIDE.28はさいたまスーパーアリーナ(アリーナヴァージョン)で、24028人(主催者発表)の観衆を集めて開催された。
 この日、最大の注目はセミファイナルのジョシュ・バーネットvsミルコ・クロコップ。入場式では新日本の赤ジャージを着ていたジョシュ。入場時には新日本フラッグを掲げるファンの姿や、セコンドに飯塚や成瀬の顔も見られる。過去PRIDEには石澤(カシン)らが新日本プロレスの看板を背負って乗り込んできたが、正直ジョシュは微妙。新日本代表というよりは、UFC最年少王者&現パンクラス王者という実績を引っさげて、満を持して乗り込んできたMMA界最後の大物という印象が強い。
 その大物を迎え撃つミルコ。紹介VTRでは「K-1 GPにはもう興味がない。PRIDEのために外敵を迎え撃つ」と語り、独特の緊張感がピリピリと漂っている。ゴング早々、ミルコのハイキックが飛ぶが、これは空振り。すかさずジョシュがテイクダウンを奪い、大きな歓声が巻き起こる。まさに「これから、スゴイ展開に!」と誰もが期待したときに、なぜかジョシュがタップ! どうやらテイクダウンを奪うときに肩に異変が発生し、ミルコがガードポジションから、ジョシュの両腕をかんぬき状態に決めたときに、ジョシュの左肩が外れてしまったようだ。
 もう場内、唖然呆然。肩を固定し、ようやく立ち上がったジョシュはミルコと何やら言葉を交わす。その後マイクを要求するが、すでにミルコは退場し、退場音楽も鳴っていたため敢えなく却下されてしまった様子。そのため、ジョシュの声を聞くことはできなかったが(試合後も病院直行)、榊原社長曰く「(第7試合で同じく肩を脱臼した)中村(和裕)とは違い、完全に肩が外れたわけではなく、すぐにハマった。『初めて肩が抜けた』と言っていたが、ダメージはそんなにないと思う。ジョシュの体調とミルコの決断次第だが、DSEとしては大晦日にでもリマッチを組みたい」とのこと。
 試合用タイツを忘れ、「嫌な感じ(予感)がした」というミルコだが、「こんなカタチで終わってしまったので、彼にもう一度チャンスを与えるべき。ケガをしたのは同じファイターとして気持ちが分かる。試合前の(ジョシュの)挑発は彼の仕事なのだろう。実はナイスガイなんじゃないのかな。(試合後リング上では)『ごめんね。用意ができたらいつでもやろうね』と会話した」と、可愛らしい会話を交わしながらジョシュとの再戦は基本的にはOKのご様子。再戦はぜひとも早期実現していただきたい!

041031PRIDE28-2.jpg また、メインの前に先日『男祭り2004』参戦が報じられた、“カレリンを破ったメダリスト”ルーロン・ガードナーが登場。改めて今年の大晦日に男祭り2004を開催し、ガードナーが参戦することを発表した高田統括本部長は「金(メダル)には金を! ということは、彼にふさわしい相手は一人しかいませんね」というセリフと共に、吉田秀彦を呼び込む!
 柔道着に身を包んだ吉田がリングインし、「ガードナー選手との対戦依頼を受けたのは昨日です。で、今日こういうことになっています。とはいえ、試合が決まったからには、同じ金メダリストとして恥じない試合を見せたいと思います」と相変わらず飄々としたマイク。何はともあれ、オリンピックイヤーを締めくくる大晦日に、ガードナーvs吉田というメダリスト対決が決定した!

041031PRIDE28-3.jpg メインは、前2試合の消化不良(どちらも肩の脱臼により終了)を吹っ飛ばす名勝負だった。ミドル級GP決勝で敗れ、ワンマッチでの再戦を熱望していたランペイジは、さすがに絶好調。1ラウンド終了間際には、マウントから打撃をガンガン入れ、よもやの場面も作ったが惜しくも1R終了のゴング。あと1分あったら分からなかった。
 2Rもややランペイジが押し気味で「このまま判定ならランペイジだな」という雰囲気になったとき、シウバの右フックがヒット! そのワンチャンスを逃すことなく、シウバは首相撲からのヒザ蹴りの連打! 最後は引き込んでのヒザを決め、ランペイジはロープ上に崩れ落ち、白いマットに血しぶきが飛ぶという壮絶なるKOシーン! ピンチを乗り越えての逆転勝利という、理想的な面白い試合をした上で、見事タイトル防衛したシウバは見事だった。

 全試合結果と榊原社長の総括(男祭りに関する話など)は下記の通り……

■2004年10月31日 PRIDE.28[さいたまスーパーアリーナ]
▽第1試合
×横井宏考(1R 1分55秒 KO)ヒース・ヒーリング○
▽第2試合
○チェ・ム・ベ(2R 9分54秒 裸絞め)ソア・パラレイ×
▽第3試合
○ヒカルド・アローナ(1R 8分37秒 裸絞め)セルゲイ・イグナチェフ×
▽第4試合
○エミリヤーエンコ・アレキサンダー(1R 0分12秒 KO)ジェームス・トンプソン×
▽第5試合
×金原弘光(2R 3分52秒 TKO)アリスター・オーフレイム
※ドクターストップ
▽第6試合
○マーク・ハント(1R 6分23秒 KO)ダン・ボビッシュ×
▽第7試合
×中村和裕(1R 1分15秒 KO)ダン・ヘンダーソン○
▽第8試合
○ミルコ・クロコップ(1R 0分46秒 ギブアップ)ジョシュ・バーネット×
▽第9試合 PRIDEミドル級タイトルマッチ
○ヴァンダレイ・シウバ(2R 3分26秒 KO)クイントン・"ランペイジ"・ジャクソン×
※シウバが王座防衛に成功

榊原社長
「(男祭り2004でのヒョードルvsノゲイラは)まだ決めきれていない。二人とも日本にいるうちに最終交渉して決めたい」
「(吉田vsガードナーは)完全なるPRIDEルールでとガードナーには話している。ガードナーもすでにダン・ヘンダーソンのところでトレーニングを始めているので、これから2カ月で体も絞ってくると思う。吉田君にとっては大晦日だからといって顔見せの試合にはならないと思う。ガードナーも日本の国技である柔道のメダリストである吉田との試合が(PRIDEでの)第一戦になるのは光栄だと言っていた」
「シウバ本人は大晦日はヘビー級とやってもいいと言っているので、ヘビー級のトップでもいいし、ミドル級の中でも、今日のクイントンとの試合に勝るとも劣らない試合になるような相手を用意したいと思います」
「UFCに関しては大晦日もそうですけど、来年のミドル級GPには何としてでも呼びたい。我々からラブコールを送る選手は3人。ランディー・クートゥアとビクトー・ベウフォート、そしてティト・オーティズ。UFCが3人とも送り出すというのなら受け入れますし、できればティト、ランディー、このあたりに出てきてほしい」
「小川(直也)選手に関してはハッスルを広めるために出てきてくれているので、ハッスルのプロモーションになるなら(男祭り参戦の)可能性はあると思う。ただ、ハッスルのほうが忙しいと思うので、今の段階で、僕の中ではラインナップに考えてはいないです」

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