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›2004年11月05日

シュート活字は日本のプロレスを格闘芸術に変えられるのか!?

Posted by JS at 18:26 / Category: テレビ・本 / 0 TrackBack

Prowerstle-teikoku-houkai.jpg 仕事の合間を縫ってちびちび読んでいた、タダシ☆タナカ氏著の『日本プロレス帝国崩壊——世界一だった日本が米国に負けた真相』(講談社)をようやく読み終えた。この本はターザンさんや浅草キッドさんも「面白い」と絶賛していて、著者のタダシ☆タナカ氏からいただいていたのだが、ここ最近仕事が詰まっていてなかなか読み進めることができなかった。
 タダシ☆タナカ氏は、この本でPRIDEをはじめとするシュートファイトビジネスが成功し、プロレスが低迷している現状を打破するには、WWEのように舞台裏の“秘密”を明かし、日本のプロレスを“格闘芸術”として建て直すしかないと提唱している。書名こそ何か悲惨な雰囲気だが、内容はポジティブというか前向きなものだ。読んでいて、確かに「そうだよなぁ〜、うんうん」と頷く場面も多く、日本プロレス界は過去カミングアウトするチャンスがありながらも逃してしまっている感は確かにある。

 ただ、私のように(プロレスマスコミではないが)ちょこっとだけプロレスのお仕事をさせてもらったくらいの人間でも、団体、マスコミ含めて日本のプロレス界がWWEのような方向転換をするのは難しいだろうなと思う。恐らくタダシ☆タナカ氏がいくらシュート活字を提唱しようとも、この本がバカ売れしたとしても、なかなか変わらないだろう。
 プロレス界を変えるには、タダシ☆タナカ氏がプロレス専門誌の編集長となり、シュート活字の専門誌として、かつてターザンさんが編集長時代だった『週プロ』並みに売れて巨大な影響力を持つか、はたまた思い切ってタダシ☆タナカ氏が新日本プロレスの社長(orブッカー)になるとか、『ハッスル』がショート活字を取り入れて、WWE並みに成功するとか、とにかく外から叫ぶだけではなく、内部から変えていくくらいしないとダメだと思う。
 なかなか日本のプロレス村はガラリと変わらないとは思わないが、タダシ☆タナカ氏が提唱するシュート活字という新しいビジネスが成功するかどうかは、大いに注目してみたい。もし、成功すれば何かしら日本のプロレス界も変わる気はする。

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