DSE関連のニュースは信憑性の高い『紙のプロレスRADICAL』(ワニマガジン)の最新号(No.81)によると、“赤いパンツの頑固者”こと田村潔司は、『男祭り 2004』での桜庭戦を辞退した模様。昨年に引き続き、またしても桜庭vs田村戦が流れてしまったようだ。残念っ!
桜庭選手の場合、田村戦がダメならダン・ヘンダーソン戦やB・J・ペン戦という噂もあったが、どうやら「SADAME」というテーマもあって、シウバとの4度目の対戦になりそうな気配。正直、このカードはPRIDEファンにとっては微妙なところだろう。「もういいだろう」「桜庭にはまだ対戦していない相手とやってほしい」という声が多いのも確かだ。
確かに前回の対戦(2003年8月のPRIDEミドル級GP1回戦)で、桜庭が完全KO負けを喫したことで決着がついた感はある。ファンの声を大切にする桜庭選手だけに、そういった声が多く挙がっていることに気付いていないはずがない。
しかし、今までどんなに体重差のある相手でも、基本的にオファーされた試合を断ることなく受けてきた桜庭選手が、ファイターとしてベテランの域に達してきたいま、ファンの声をちょっと横に置いておいてでもシウバ戦にはどうしてもこだわりたいものがあるのだろう。それは1回目と2回目の対戦後に行った『帰ってきたぼく。』(東邦出版)の制作、そして3回目(前回)の対戦前に行った『Sportiva』No.17でのインタビューをしたときにもヒシヒシと伝わってきた。
どうも桜庭選手的に、1回目の対戦の時は挑発されまくったイライラが爆発して、ムキになったせいで負けてしまったが、2回目の対戦(2001年11月のPRIDE.17)の時にシウバ攻略の手応えを掴んだようなのだ。だからこそ、どうにかしてシウバに関節技を極めて「参った」させないと気が済まないし、それをやってのける自信もあるようだ。何よりすごい負けず嫌いな人だからなぁ……。
しかし、いまのシウバは強い! 最強の挑戦者と思われたランペイジ・ジャクソンをも下し、目下敵なしの状況だ。逆に桜庭選手は今年はまだ1戦しかしておらず、コンディションも絶好調とはいえない。3度目の対戦を見た限り、正直桜庭流のシウバ攻略法が通じるかどうかも難しい。それでも私は桜庭ファンとして、桜庭vsシウバ戦が決まったのなら、ぜひとも桜庭選手に頑張ってほしいし、応援する。周りが何と言おうとも、桜庭選手が「もう、いいや」と思うまでシウバとやってほしいとも思う。それだけ桜庭選手のシウバ戦に対するモチベーションは高いし、「SADAME」というテーマならなおさら、桜庭選手にはシウバが一番ピンとくる相手なのだろう。