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›2004年12月11日

『武藤敬司自叙伝』は外見は堅いが、中身はとってもやわらか

Posted by JS at 02:25 / Category: テレビ・本 / 0 TrackBack

Muto-Jijyoden.jpg 武藤敬司のレスラー生活20年を記念して出版された『武藤敬司自叙伝—骨の髄までしゃぶり尽くせ!』(経済界)を読んだ。
 仕事柄レスラーの自伝はどう作ってるのか気になるし、武藤は好きなレスラーなので、早速購入。まず、経済界というプロレス本とはおおよそ縁遠そうな出版社から発売されていることにビックリ! そのせいか、装幀をはじめ本の作りが豪華! 結構金かけて、かなりしっかり作ってある。武藤は全日本の社長だし、レスラー生活20年記念本なので、この豪華な作りは素晴らしい。

 内容も武藤の大らかな口調そのままに、幼少期から全日本の社長に就任するまで書かれている。中でも海外修行時代のエピソードの数々(女性関係を含む)はなかなか面白かった。また、映画『光る女』に出演したときの不満タラタラっぷりや、「選手のギャラも試合給だから、ほかの団体で試合するのを黙認するしかない」という全日本の社長としての愚痴なんかも、武藤らしさが出てる。
 プロレスが大好きで、プロレスラーであることにプライドを持ち、「プロレスラーは職人だ」と言う武藤だからこそ、文中ところどころに出てくる「俺は外国人ともうまく絡めるよ」「俺のグッズはすげー売れるよ」といったナルシストっぷりも全然嫌味っぽくない。文中では「俺は天才でもなんでもないよ」といいつつ、表紙に「天才プロレスラー」と入れてる(入れることをOKした)この天然っぷりというか、天真爛漫なところが、レスラー・武藤の魅力であり、スターたる由縁である。出版社と装幀は堅いが、中身は(いい意味で)ちっとも堅くない本で、やっぱり武藤はいいなぁ〜と改めて実感した。

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