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›2005年02月02日

柴田が草間社長の暴言に激怒! 新日本は残るもイバラ、出るもイバラ

Posted by JS at 17:02 / Category: 【プ】BML・UWAI STATION / 0 TrackBack

 新日本プロレスを退団した柴田勝頼のインタビューが、本日発売の専門誌に一斉に掲載されていたが、これがなかなか面白かった。
 とくに『ゴング』に掲載された草間社長に対する発言は、かなり辛辣。「実際に(柴田と)話したこととマスコミに喋ってることが明らかに違う」「『アイツら(=マスコミ)に踊らされないようにした方がいい』って(言ってきた)。踊らされてるのはどっちだって」「『ウチでできることがあれば、ぜひ協力します』みたいな感じで、(中略)別れたんですけど。その直後に『彼はもう二度と(新日本に)上がることはない』ってマスコミに言ってんだから」などなど。これを読んだ草間社長はどう思うんだろうなぁ。
 まぁ草間社長としても柴田には残ってほしかったんだろうし、1対1の契約更改の場ということで、マスコミ向けの言葉とは違う“本音”で語ったのかもしれない。しかし、「おいおい草間社長、それを言っちゃあ、マズイだろ〜」という発言もあった。

 「1回目の契約のとき、『第3世代と言われる永田、天山、中西の辺りには、いまの若い力の踏み台になってもらうから』って言われた」
 これはマズイだろ。柴田はこの発言を聞いて怒りを覚えたらしいが、GK金沢氏によると、この発言は今年の新日本の方針として柴田に限らず、各選手に言ったらしい。実際に言われた当事者の永田や天山も堪らんだろうな(そりゃ永田も泣きながら「オレたちは消耗品」とか言いたくなるわな)。
 「ドーム史上最悪の大会」と言われた今年の1.4東京ドーム大会のメインを中邑と棚橋が比較的好評価の試合で締めたことで、2005年の新日本が新三銃士をプッシュするのは誰の目から見ても明らかだ。そのために第3世代には、かつて元祖闘魂三銃士がプッシュされたときの長州や藤波のように、踏み台というか、壁のようなポジションに就いてもらうのも分かる。
 現場責任者(マッチメイカー)に「今年はそういう感じで行くからな」と言われるとか、選手を焚き付けるために戦略的に言ったのなら分かるが、明らかにプロレスを分かっていない“プロレス1年生”の草間社長に言われた日には、プロレスラーとしてカチンとくるというか、「いくら社長だからってお前に言われたくない!」となるのは当たり前だろう。「そこまで言われて、永田たちは悔しくないのか! そんな新日本なら辞めちまえ!」と思う人も多いと思うが、いくらプロレスラーといえどもそこそこベテランになって、長年いる会社を出ろというのも酷ではある。柴田のように若くて、これからいくら失敗してもやり直せる立場の人間なら話は別だが……。
 そこは“腐っても新日本”というか、坂口CEOや蝶野といったレスラーの気持ちと、会社の方針の両方を分かった上で、うまいことやってくれそうな人もいるし、“新日本プロレスという歴史とブランド”は絶大なわけで、時間はかかるかもしれないが、建て直しは可能だろう。とはいえ、こんな時代に、こんな環境(プロレス1年生の社長や猪木の介入)の下、「残って新日本ブランドを建て直す」という道も、また大変な仕事ではある。残るほうもまたイバラの道だ。
 いまは出て行った側の柴田に注目が集まり、多くのファンも支持している。それは分かる。私も1ファンとして、柴田の取った行動は「よくぞやってくれた!」と思うし、応援したい。しかし、その柴田が成功するとはまだ限らない。今後の主戦場になると思われる上井プロレスも、いまだに詳細が発表されていない状況だし、旗揚げできたからと言って順調に進んでいくとは限らない。
 高山や健介のようにキャラクターを活かして、いろいろな団体に好条件で出たり、テレビに出たりといったことも柴田にはまだできないだろう。決して器用なタイプとも思えない柴田もまた、結構イバラの道だ。ただ、藤田和之のような生き方もある。藤田は「猪木イズム最後の継承者」というキャラクター設定を活かして一気にスターダムにのし上がった。せっかくこの時期に前田日明という素晴らしいキャラクターが表舞台に出てきたのだから、柴田も前田とうまく合体して 「前田イズム最後の継承者」になれれば面白いのだが……

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