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›2005年03月22日

ハッスルはあくまでも“プロレス”なのか、それとも”遊園地的世界”か?

Posted by JS at 03:57 / Category: 【プ】ハッスル / 0 TrackBack

 angle流ハッスル8リポートを読まれた方から「片方で『これはこれでいい』なんて曖昧な表現で誤魔化しながら、片方で重箱の隅をつつくような批判をするのは卑怯ではないのか」といったような感想をいただいた。
 う〜ん、私の文章力の低さが露呈しているのようで、何とも恥ずかしい。今回の『ハッスル8』は非常に難しい大会だった。

 ハッスルは子供やプロレスにあまり興味のない層こそが楽しめる、既存のプロレスとはまた違うエンターテインメントショーだとは思うのだが、今回のハッスル8では“暴走王スタイル”の小川と川田のシングルがメインだった。
 なぜ、また小川を暴走王スタイルに戻す必要があったのか……これを考えると、主催者側に「両国にお客を入れるには、あのスタイルの小川と川田で“試合内容にも重点をおいたプロレス”をしないとダメだ」という考えがあったのではないかと思う。せっかく既存のプロレスとは違う(良くも悪くも)独自の世界を築きつつあったハッスル。あの小川がインリン様にフォール負けという、まさに既存のプロレス感覚を破壊するような流れまでやってしまい、完全に“遊園地的世界”へまっしぐらかと思いきや、ここでまたプロレスに戻すことに違和感を感じた。
 だから私はハッスル8を見て、いわゆるプロレスとして見るならやっぱりかなり厳しいなとは思う。各試合の試合内容を文章にしてみて、改めてそう思った。しかし、いわゆる遊園地的世界の目線で見れば、ハッスル8の演出や試み、第1試合〜5試合の内容は「アリ」だと思ったし、会場で“場”を楽しむ気さえあれば、ハッスルも結構楽しめるイベントにはなってきたと思う。リポートでは「プロレスだとは思わず、ハッスルの世界に入り込んで見てみれば面白いが、プロレスファンとして見るとかなり厳しい」という中途半端な目線から書いてしまったため、お送りいただいた感想のように思われて仕方がない。どちらかの目線に絞って書くべきだったか。

 ハッスルが大会場で興行を行う以上、いわゆるプロレスマニア層のお客さんも取り入れようとして、試合内容にも重点を置いた“プロレスへの回帰”をすると、せっかくの夢の世界がボヤけてしまう気がする。
 そんなことを考えていたら、カクトウログさんも次のように書かれていた。

 だけれども、どうなんだろう? ハッスルのコアなファンは、当初話題になった「インリン様vsハッスルK」の方が好みだったかもしれない。それだけハッスルの路線がだいぶ浸透してきた中での“プロレスへの回帰”は、ハッスルをやっていくうえでプラスなのかマイナスなのか、よくわからず・・・。

 確かにインリン様vsハッスルKの方が既存のプロレス価値を破壊し、スンナリと遊園地的世界へまた一歩近づいた気がする。まだ模索状態のハッスルを「アリ」「ナシ」で判断してしまうのは、時期尚早だとは思うのだが、後楽園ホールくらいの大きさの会場で、独自の遊園地的世界を築くハッスルなら十分期待できるのだが……

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