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›2005年10月29日

ターザン山本!による現代の寺子屋『実践文章講座』に突撃取材!

Posted by JS at 13:14 / Category: 独自情報 / 0 TrackBack

051028_Tarzan-1.jpg 私の(一応)師であるターザン山本!さんが、現在ライフワークのように行っている『実戦文章講座』の講義を見学兼取材をさせてもらった。
 ターザンさんといえば、言わずと知れたかつて『週刊プロレス』を爆発的に売り上げた名物編集長であり、現在もライター、編集者として多方面で活躍している人である。以前は一揆塾という編集者養成塾を作り、そこの卒業生は何人もプロレス・格闘技マスコミ界を中心に活躍している。
 実践文章講座は、「“書く”という行為は自分が思っていることと、考えていることを、まとめなければいけない。それを言える人間になることがつまり大人として、社会人として初めて自立したといえる。それができたら相手(他者)が何を言わんとしているかも理解できるようになる」という基本コンセプトのもと、文章を書く楽しさ、テクニック、そして文章を書くことで自分のことが分かるんだということを伝える、現代の“寺子屋”なのだ。

051028_Tarzan-2.jpg 講義を行っている会議室には、定員いっぱいの生徒さんが訪れ、皆真剣にターザンさんの講義を聞き入っていた。講義は毎週金曜の19時30分から21時30分までの2時間行われるのだが、その2時間、ターザンさんは休むことなくしゃべりっ放しである。
 とはいえ、ターザンさんが一方的にしゃべり倒すわけではなく、序盤は生徒さんに近況を聞いたりしながら、雑談のように始まる。一見、講義とは関係のない話のようにも思えるが、すでにターザンワールドが展開されており、聞いている者はその世界に引き込まれてしまう。ターザンさんの一般人とは違うモノの見方、捉え方、考え方は、こういった雑談から知ることができる。ターザンさんと同じような見方や考え方をするのは難しいが、要は「日常生活の中からいろいろな見方や考え方をすることで、それが文章を書く上でのネタになり、面白い文章を書くことができるんだ」ということだろう。ターザンさんは「書くということは、人を楽しませるエンターテインメントでなくてはいけない」とこの日も言っていた。

051028_Tarzan-3.jpg その後、実践的な文章講座が始まり、俳句を例題に使って、日本語ならではのポイントを説明。さらには同ジャンルの雑誌2誌を用いて(この日は女性誌の『女性自身』と『週刊女性』だった)、表紙、巻頭、グラビアの違いを説明したりもする。これが、さすがは週プロの表紙に蛍光ピンクを使い、数々の名コピーを生み出したターザンさんらしく、非常に分かりやすい上に説得力があった。こういうことを教えてもらえると、雑誌を読みときに単に記事を読むだけでなく、ひと味違った見方ができて面白い。
 そして、最後に生徒さんたちが前回の講義のときに出されたテーマで書いてきた日記を、ターザンさんがすべて添削し、何人かの作品をピックアップし、どこが良かったのか、どこが悪かったのかを紹介する。実践文章講座は今年の9月から始まっており、すでに約2カ月講義を行っているだけあって、生徒さんたちの文章力はずいぶんアップしたようだ。文章は別にマスコミや文筆業を生業にしている者でなくとも、普通の生活でも仕事やレポート、ブログなどいくらでも書く機会はあるわけで、“面白くて、うまい文章”が書ければ素晴らしい!

 「実践文章講座」と聞くと、ちょっとお堅い感じもするが、そこはさすが“大道芸人”を自称するターザン山本!がやるだけあって、決して堅いとかつまらないということはない。ターザンさん自身も実に楽しそうにやっている。それでいて、添削は実にガチンコ! 厳しいことも言われるが、確かにターザンさんが直したほうが、その文章はグッと読みやすく、うまい文になる。
 これだけ濃い講義を毎週2時間、9月〜12月まで受けたら、かなり面白くて、うまい文章が書けるようにはなっていそうだ。しかも講義時間以外にターザンさんに“個人面接”をお願いすることも可能だそうだ。私も何だかんだ言っても、ターザン山本の文章を読み込み、編集術・デザイン術を盗み、いろいろな話を聞いたことが、現在の仕事をする上で、大きな武器であり財産になっている。ターザンさんに触れ、ターザンさんの編集術・文章の書き方を知ることは、生きていく上で決して損にはならないだろう(人生が狂う可能性はあるが……)。来年、ターザンさんが第二次実践文章講座をやるかどうかは分からないが、興味のある方はターザンカフェを読んで、問い合わせてみてはいかがだろうか。

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