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›2005年11月14日

重苦しい空気の中、吉田vs小川の日本人“頂(いただき)”対決が決定!

Posted by JS at 20:42 / Category: 【格】PRIDE・やれんのか! / 0 TrackBack

051114_Yoshida-Ogawa-1.jpg 本日、DSEが都内のホテルで記者会見を開き、大晦日の『男祭り』で吉田秀彦vs小川直也を行うことを正式発表した。会見の詳細はバトル三昧で。
 例の“フライング報道”もあって、先週末の時点で実現の可能性が7〜9割から五分五分まで後退したこの一戦。榊原代表が先週「土、日が交渉の山になる」と言っていたが、その山を乗り越えて、ついに実現することが決まった。
 会見は予定開始時刻から約1時間遅れて開始されたが、榊原代表によると「会見を始める直前まで細かな諸条件の調整をしていたため」とのこと。会見も終始重苦しい雰囲気で行われたのだが、吉田は上の空というか、「会見で普通に話せる相手じゃない」といった感じだし、小川は冒頭で「もう一度プロレスの熱を起こすために、今年も再び代表として出ることにした」と語ったきり、終始「冒頭に言った通り」を繰り返し、イライラムード。
 写真撮影の際も、いざ吉田と小川の2ショットになると、お決まりのファイティングポーズを取ることもなく、わずか数秒で小川は「もういいだろ」と言って足早に会見場を後にした。

051114_Yoshida-Ogawa-2.jpg 重苦しい会見を終えて、囲み取材に応じた榊原代表は、「切磋琢磨してお互いに声を掛け合うライバルとは、まったく対極。お互いの中で意識し合っている、究極のライバルだと思う。まさにこの二人の空気感は作りでも何でもない。この空気が二人が闘う意味を伝えている」と感慨深げに語り、「DSEに対する信頼や運命的な熟成を含めて、このワンチャンスしかない」と感じて、夏以降から本格的に交渉を始めたことを明かした。
 また、この試合は通常のPRIDEルールで行われる予定だが、「これは競技会ではなく、果たし合いになると思う。これだけお互いの中で因縁があって、日本人同士がリングに上がるというのは、50年に1度か100年に1度だと思う。ポッと出て作れるカードじゃない。このままハプニングなく、(12月)31日までいくとは思ってない。スポーツマンシップに乗って正々堂々という試合とは180度違うものになる」と、高田vsヒクソン戦以上に当日を迎えるまで予断を許さない世紀の一戦と捉えている様子。この日の会見でも“不測の事態”が起こることを想定し、ボディガードを用意したほど。何とか無事に会見を終え、榊原代表は「小川選手がよく粛々と行われる記者会見に我慢して座ったなと。途中で机をひっくり返して帰るんじゃないかということも想定した」と胸をなで下ろした。
 交渉を進めていく上では、やはり色々とあったようだが、「経済的なことやルールに関することより、この試合に賭ける思いの中で気遣っていかなきゃいけないところが多かった。その日にリングで対峙する心構えを決めていく上での準備に関するオーダーが多かった」と、日本の柔道界を引っ張ってきた先輩後輩という間柄による日本人頂上対決だけに、予測不可能な状況の中で契約までいくには、かなりの苦労があったことを伺わせた。

051114_Yoshida-Ogawa-3.jpg 昨年は「SADAME」と付けられた『男祭り』のサブタイトル(=コンセプト)だが、今年は「PRIDEの過去、未来を見据えた頂上対決を全10〜11試合並べていきたい。その思いを込めて、“頂(いただき)”というサブタイトルを付けた」と語られた通り、「頂−ITADAKI−」に決定。榊原代表が「これ以上のメインカードはない」と語る吉田vs小川を筆頭に、既に発表されている五味vsマッハ、ダンヘンvsブスマンもGP決勝という頂上対決だし、とにかく顔見せ的なカードを一切入れず、全10〜11試合すべてが頂上対決になるとのこと。その中で、日本人頂上対決を5試合くらい(桜庭vs田村も候補に入っている)、そのほかにヒョードル、ノゲイラ、ミルコ、シウバなどの外国人頂上対決(タイトルマッチを含む)を組んでいくとのこと。
 この大会の模様は当日フジテレビが、18時から5時間20分に渡って放送する予定とのこと。榊原代表は「あまり大きなことは言いたくないが、言ったもの勝ちなので。今年、ドリームステージとしては視聴率を取りに、勝負に出たいという思いを含めて、このカード(吉田vs小川)に託している。瞬間視聴率が50%を超えるように、日本国民の皆さんに注目してもらって、NHKを抜きたいと。5時間20分という長丁場の放送枠だが、平均視聴率は軽く20%を叩き出せるように、ほかのカードも組みたい」と意気込みを語った。また、『男祭り』はオールスター出場のスペシャルな大会だけに、この大会に限ってチケット代もやや高めに設定された。

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