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›2006年03月22日

再出発した前田のいないBML。柴田vs門馬に新しいプロレスの形を見た!?

Posted by JS at 23:40 / Category: 【プ】BML・UWAI STATION / 0 TrackBack

060322_BML-1.jpg 後楽園ホールで行われたビッグマウス・ラウド(以下BML)の『BIG MOUTH ILLUSION III』の取材に行ってきました。バトル三昧でリアルタイム速報を行いましたので、試合詳細などはそちらをご覧下さい。
 前田日明スーパーバイザーと、BMLで現役復帰するはずだった船木が離脱したBMLにとって“再出発”となる今大会だが、いきなり柴田vs棚橋戦を巡って新日本と絶縁状態になったり、アラン・カラエフがビザ発給の遅滞によって欠場になったりと、開始前からてんやわんや。エース柴田から公の場で「BMLは最低の団体! 興行としてもっとピシッしたものをやらないと。現段階では何かダラダラしている」と言われているだけに、どんな大会になるか注目された。
 “プロレスの実験場”を掲げるBMLにとって、メインの柴田vs門馬は柴田vsカラエフに続く大いなる実験。お互いが蹴りをマトリックスのように紙一重でかわしたり、門馬が場外戦などプロレスに非常に順応した動きを見せたりと、観客の反応を見る限りでは今回の実験はなかなか成功だったのではないだろうか。柴田自身も試合後、「会社はどうか分からないが、俺自身は新しいプロレスの形が見えてきた」と語っていた。

060322_BML-2.jpg そのほかでは、鈴木がかつての師である藤原組長に脇固めで勝利し、試合後に抱き合って健闘を称え合ったシーンが見られたり、健介vs村上は健介が一方的に村上を倒したあと、なおも食ってかかる村上に対して「もう1回やってやる!」と再試合をしてみせたり(再試合でも健介が秒殺勝利)と、さすがにフリーの大物が参戦してくると、迫力ある試合(ドラマ)を見せてはくれるが、柴田の目指す新しい形のプロレスと今後リンクしていくかどうかはまだ分からない。
 この日、カラエフの欠場によって自身も欠場となってしまった天龍が「この“格闘技色の強い”と言われているBMLのリングで、ペットボトルとイスを使って、コテコテのプロレスにしてやろうと思います!」と挨拶していたが、前田スーパーバイザーがいなくなったいま、BML全体が格闘技色の強い団体というわけでもない。
 では、BMLは一体どういった方向性で進んでいくのか? 試合後、上井プロデューサーは「僕はマッチメークでいい試合を組むということにこだわり過ぎた。新日本(プロレス)から絶縁を食らったみたいですが、絶縁されたことで吹っ切れたものはあります。新日本時代もずっといい試合を、ファンが喜ぶ試合をということばかり考えてきましたが、もっと心に残る試合、必死のプロレスを展開できるようにしたい。ベテランもベテランなりに必死さが出ればいいと思います。その中で僕のプロレスが、村上プロレスができればいいと思います」と語った。前田がいたことで格闘技色の強いプロレス、21世紀のUWFと言われたBMLだが、前田なき新生BMLは心に残るプロレス、必死のプロレスを目指して実験を重ねていくようだ。
 なお、BMLの次大会は全日本のチャンカー優勝戦の前日、4月19日に後楽園ホールで行われる。

写真提供/バトル三昧

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