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›2006年07月17日

高山の復帰戦をテレビ観戦。「生きてるよ~」や小橋へのエールに感動した!

Posted by JS at 14:41 / Category: つぶやき / 0 TrackBack

高山、豪快に復活も王者・秋山にフォール負け(スポーツナビ)

060717_Takayama.jpg 高山善廣の約2年ぶりの復帰戦をテレビで観戦した。本当は会場で実際に見たかったのだが、仕事が立て込んでいるため泣く泣くテレビ観戦。こういうとき、地上波中継があるというのは本当にありがたいと思う。
 一時期、本当に高山選手は復帰できないという話だった。何せ脳梗塞から復帰して活躍しているスポーツ選手の話なんて、ほとんど聞いたことがない。それに高山選手は妥協を許さない人だ。私も高山選手の自伝やエッセイをまとめた本などで、一緒に仕事をさせてもらったことがあるが、デザインやレイアウトに関しても自ら細かい指示を出していた。そこまでするレスラーは珍しい。
 そういう性格の高山選手だけに、お笑いプロレスしかできないような形では決して復帰しないだろうと思っていた。高山選手にとって復帰とは、あくまでも殴る・蹴る・投げるが中心のあの豪快なスタイル(欠場前のスタイル)ができることを言うはずだ。当然トレードマークのエベレスト・ジャーマンも……

 そして実際にテレビで見た高山選手の試合は、2年ぶりの試合というブランクは多少感じたが、ほとんど欠場前と変わらない豪快なファイトスタイルだった。三沢のエルボーやエメラルド・フロウジョンも食らっていたし、秋山の強烈なジャンピングーを顔面に食らったり、エクスプロイダーでも投げられた。高山選手自身も迫力満点の蹴りも出していたし、ドロップキックまで出していた。あと、失敗すると相手の体重が顔面に乗ってしまうこともあるため、危険度が高いエベレスト・ジャーマンもしっかり出していた。さすがだ。
 試合後、「生きてるよ~」と叫んだ高山選手の姿が映し出されたときは、ちょっと感動した。きっと高山選手も体がほぼ2年前と同じくらい動くことを確認し、復帰することを決めたとは思うのだが、実際にリングに上がって試合をするまではものすごく不安があったと思う。何せ骨折とか裂傷とかではなく、脳の病気だけにまたいつどうなるか分からない部分もあるだろう。いわば、いつ爆発するか分からない爆弾を埋め込まれた状態だ。それでも大好きなプロレスをして、プロレス界を盛り上げるため、復帰することを決めた高山選手はまさしくノーフィアー(恐れ知らず)だ。
 そんな高山選手が試合中、「小橋ー!」と叫びながらマシンガン逆水平を披露。本来は高山選手の復帰戦に花を添えるために、高山選手の横に立っているはずだった小橋選手に、高山選手から送られたエールだ。演出でも何でもない。高山選手こそが一番小橋選手の心境が分かるはずだ。どこが折れているとか、どこが痛いということもとくにないのに、試合ができない。体を動かすこともできない状況。それを高山選手は2年前に嫌と言うほど味わったはずだ。いまの小橋選手はまさにそんな状況だろう。だからこそリングに帰ってきた高山選手は、小橋選手に「いつの日かリングに帰ってこい! リングはやっぱりいいものだぞ!」というエールを送ったのだろう。
 う~ん、こういう場面こそプロレスならではというか、プロレスだからこそできる表現方法。やっぱり、プロレスはいいものだ。

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