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›2006年08月20日

柴田がコテコテのプロレスをやってみせ、永田が禁断のBMLマットに再登場!

Posted by TEAM-angle at 23:25 / Category: 【プ】BML・UWAI STATION / 0 TrackBack

060820_BML-1.jpg 20日、後楽園ホールで行われたBML『BIG MOUTH ILLUSION 7』を取材した。試合結果や注目の柴田のシングル戦、メインの高山&鈴木vs村上&Xの模様はバトル三昧で詳しくお伝えしているので、そちらをご覧下さい。
 この日、いつものBMLマットと違っていたのは柴田だった。この日の相手はTARU。今までBMLマットで各団体のエース級選手やフリーの大物とばかり闘ってきた柴田だが、TARUは正直言ってあまりピンと来るものがなかった。柴田との因縁もとくにない。
 ところがTARUに近藤&ブラザーを加えたブードゥーマーダーズがやってくれたのは、入場時に何と上井プロデューサーを捕まえてリング上で袋叩きにしてみせたのだ。プロレスのリングでは、こういうレスラーではない関係者がヒールレスラーに襲われることは多々あるが、いわゆるそういった“ベタなプロレス”と一線を画してきた感のある柴田がどういう態度に出るのか注目された。

060820_BML-2.jpg その場面は試合後に起こった。和田京平レフェリーへの暴行で柴田の反則勝ちとなったが、VMは当然収まるはずもなく、柴田と上井Pを袋叩きにしようとする。上井PはTARUに首を絞められながらも、「柴田! 行け!」と叫ぶ。すると柴田は近藤とブラザーを同士打ちさせると、TARUに背後からスリーパー。その表情がまた、猪木が乗り移ったかと思うほどの“キラーっぷり”。そしてTARUに必殺のPKを叩き込むと、Yシャツがボロボロに割けた上井Pがファンと共に3カウントを叩き、柴田とガッチリ抱き合ってみせたのだ。
 どちらかというと格闘派指向と思われる柴田が、勧善懲悪のプロレスをやってのけた上、以前「このリングは最低だ!」と上井Pの目の前で言い放って苦笑いさせていたが、その上井Pと抱き合い、そしてガッチリと握手。さらに上井Pに向かって人差し指を突き出しながら何やらアピールしてから、上井Pの腕を上げてファンの声援に応えてみせた。
 この行為には上井Pも全試合終了後、「僕の耳の中には柴田コールが聞こえたからね。ビッグマウスになってから、柴田コールってあまり聞いたことがなかった。村上コールはよく聞くけど。初めて僕の耳の中に柴田コールが聞こえた気がしますね。今回彼がテーマにしてきたのは、『船木さんと練習をしてきて、僕はそういうレスラーだと思われているかもしれないけど、純粋なプロレスラーとしての試合がやってみたい。そのためには前回大会を見て、TARU選手のような選手とやってみたい。僕がコテコテのプロレスができるところを見せたいんだ』と言っていたんでね。あえて交渉させてもらいました。前回の大会で大村上コールが起こりましたけど、ヒーローというのはこういう仕事をしないといけないんだなということ。柴田がどういう試合をしたかは僕は見ていないですけど、柴田コールは聞こえたんで、きっと心に届く試合をしたんだろうなと」と語っている。

060820_BML-3.jpg そして、もう1つの注目は大会前日に「村上のパートナーXは永田!?」という報道があったことだ。永田と村上は因縁対決を繰り広げてきたが、新日本のラストドーム大会で対戦した際、永田は村上を認めるような発言をしていた。そして永田がBMLの徳島大会に出場するなど、“交流”が始まった矢先、両団体はブッキングなどの問題で絶縁状態となった。つい最近もイノキゲノム参加者の中にBML勢の名前が入っていたことを上井Pが新日本側に抗議したばかりだっただけに、永田緊急参戦となれば、一発逆転のビッグニュース。
 そして、実際の試合で呼び込まれた「X」は青い魔界マスクを被った男。その男が敬礼ポーズをした瞬間、場内が一気に沸いた。永田がBMLに緊急参戦! このニュースは高山&鈴木の帝王タッグ復活をも色褪せて見えるほどの衝撃だった。とはいえ、高山&鈴木はさすがで、永田というオイシイ獲物が出てきたことでより一層持ち味を発揮。随所で挑発してみせた。さらに試合後、鈴木が「永田裕志、ようこそいらっしゃいました」と言って手を伸ばすが、永田は握手には応じない。すると鈴木は「なんだよ! 握手くらいできないのかよ。スポーツマンだろ? 相変わらず性格が悪いなぁ」と挑発し、さらに「おい村上! それに上井のオッサン! 弱すぎて相手になんねぇよ。なぁ、バカ社長!」と言い放った上、永田に向かって高山と一緒に敬礼ポーズをしてみせるのだから最高だ。

060820_BML-4.jpg 場内からは所属団体が絶縁しているにも関わらず、参戦してきた永田に対して「ありがとう」コールまで起こり、永田も「こちらこそ、どうもありがとう! いろいろあったけど、このリングに帰ってきて俺は幸せです。村上、潰すなよ、このリング」とマイクアピール。さらにBMLマット継続参戦を示唆するようなセリフも残した。
 さらにバックステージでは晴れやかな表情で「いい汗かきました。G1が終わって1週間酒浸りだった俺にとっては、今後に向けて『デレッとしてるなよ』っていうのを感じました。まぁ村上との抗争が始まったのに、向こうの都合でそれが中断しちゃったわけだけど、気になる存在ではあったんで。社長業が大変なのは分かるけど、今日は歯がゆさを感じた。もがいてるね。でももがいたっていいじゃないですか。そして、またやるんであれば、やってもいいし。(今後のBML参戦は)ファンに約束したしね。高山&鈴木っていうのは、かつて新日本で猛威を振るったけど、実はあの二人とやるの俺ははじめてなんだよね。だから俺を素通りしておいて、新日本を制覇したって言ってるのは腹立つ。G1終わってわずか1週間で外で試合して……これは天山にもできないでしょ(笑)。G1チャンプよりスゴイことやったよ。これは俺にしかできない仕事。(絶縁状態だったBMLに参戦できたのは)いろいろな事情があったんでしょう。ここではあえて言わないけど、ただ現場監督にはハッキリ言ってますし、OKも出てますから。昨日、ああいう報道が出たにも関わらず、俺には(会社から)ストップもなかったですから。また新しい闘いが始まるような予感がしたね。新日本内であれ、外であれ。下半期に向けて、いいキッカケになればね」と語った。
 今年のG1で永田は決勝トーナメントに進出できなかった。普通なら“夏休み後”はそのまま脇に回ることになると思うが、みんなが休んでいる間に“オイシイ場所”に出向いていくというのは、確かに永田が最も得意としているパターン。そういうことで存在感を示していき、しかも外に出て行くときはキッチリ会社には筋を通す。現場監督(長州)もOKしているということは、それだけ永田に信頼感があるということだろう。この流れを永田は新日本に持ち帰れるのか、それともBML限定なのだろうか?
 ちなみに上井Pは全試合終了後、「2月の徳島から半年くらいかかったけど、やっと村上社長につなげられてよかった。絶縁関係になったのは僕と長州さんであって、村上社長は何も責任がない。これで点と線がつながったので、もっと新日本やZERO1にも広がっていってくれれば。うちは試合が少ないんでね。(でも今後の展開は)どうなんですかね、一応10月8日に後楽園押さえてますけど……。今日をまた1つの区切りにしてリスタートですね。あとは天龍さんにも出てもらいたいし。永田選手もよく来てくれたなぁと。もしパートナーXがごくごく予想されたもので、ファンの期待を裏切っていたら、ビッグマウスというのは恐らく終わったと思う。新日本にも頑張ってもらいたいし、ノアさんを中心にした機構もできるし。ラウドというよりも僕の(有限会社)ビッグマウスとしては(GPWA機構に)協力します。僕はいいと思うし、やるべきだと思う。2つあっていいんですよ。新日本が(GPWA機構に)加わらないのなら、(独自に)やればいいんですよ。それで、かつて新日本と全日本があったみたいに、二大機構があればいいんじゃないですか」と語っていた。

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