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›2006年08月21日

真夏のお台場で電流爆破! 個性派レスラー大集合で「プロレスは最高だ!」

060820_W-EXPO-1.jpg 20日、東京臨海副都心イベントスペース青海A地区特設にて、男女のインディー団体が集まって『WRESTLE EXPO 2006』が開催された。19日は女子プロレスと女子格闘技を中心だったが、20日は昼間がどインディー、そして夜はDDTを中心とした人気のインディー団体提供試合が次々に行われた。20日夜の模様はバトル三昧で詳しくお伝えしているので、ぜひご覧下さい。
 メインはフリーの大物、鈴木健想vsDDT社長、高木三四郎のノーロープ有刺鉄線電流爆破マッチ。このデスマッチは大仁田の専売特許だが、健想と三四郎はその大仁田をも巻き込み、約3ヶ月に渡って「電流爆破への道」を展開していった。
 大仁田に土下座までし、邪道レスラー継承を宣言した健想は、何とデビュー当時を彷彿させる黒のショートタイツ&リングシューズというバリバリの“ストロングスタイル”で登場! かつて電流爆破マッチに挑んだ蝶野やムタは上着を着たりしていたが、健想はまさに裸一貫でデスマッチに挑んだ。その健想の心意気に応えるかのように三四郎も真っ向勝負。ところが、1回目の爆破(被爆したのは三四郎)は何とも半端な爆破だった上に、会場半分の電源が落ちてしまうというアクシンデントに!
 ライトが当たらず、薄暗いリング上でも試合は進み、その間にスタッフが慌ただしく動き回り、数分後にようやく電源復旧! そして、今度は健想が爆弾の中に! この2回目以降はかなり大きな爆破だったが、非情にもまたしても電源が落ちてしまう……

060820_W-EXPO-2.jpg しかし、さすがは普段からファンと一緒になってプロレスを楽しんでいるDDTだけあって、こういったアクシデントがあってもファンはシラけることがない。点灯する会場の照明を減らし、何とか爆弾分の電源を確保してようやく安定。三四郎のスタナーに対し、健想は葉隠れ&葉隠れ2で対抗。爆破を織り交ぜながら一進一退の攻防が続き、最後は健想の垂直落下式ブレーンバスター……というよりは、健想が慕っていた故・橋本真也さんを彷彿させる垂直落下式DDTで健想が三四郎から3カウントを奪った。
 試合後、まずは健想がスタッフやレスラーに感謝の言葉を述べ、妻・浩子に向かって「愛してるよー!」と絶叫。続いて三四郎が涙ながらに「プロレスはサイコーです!」と絶叫。これを聞いた健想も思わずもらい泣きしながら、「来年また戻ってきます。ありがとう。そして、しばらくサヨウナラ」と語り、リングを下りようとする。
 すると三四郎が「世界の健想が一人で帰ってんじゃねぇよ!」と健想を呼び止め、出場全選手をリング上に呼び込む。さらに海外遠征に出る健想に向かって「世界に羽ばたくだったら、世界中のお客さんを幸せにしてくれ! 勇気を与えてくれ!」と訴えかけた。そして全選手が笑顔に包まれる中、ファンに向かって三四郎が「また来年、会いましょー!」と叫んで大会を締めた。

060820_W-EXPO-3.jpg しかし、この会場は何とも言えなイイ雰囲気を出していた。夏の野外ということで、日が出ているときはさすがに暑いが、夜になると風が吹いていて結構気持ちいい。目の前をゆりかもめが走り、お台場の観覧車のイリミネーションが見える風景というのも何とも新鮮。入り口付近には各団体が提供している出店も出ているし、これが夏の恒例イベントとして定着すれば素晴らしい! ぜひ来年も開催していただき、普段あまりプロレスを見ないような人たちにも見に行ってほしいイベントだ。
 この日出てきたレスラーなんて、もう日本マット界屈指の個性派ばかり。赤丸急上昇中のメカマミーに、殺害塩化ビニールのクレイジーSKB社長は全身から爆竹を爆発させながら登場して、アイアンマン王者になっちゃうし、マッスル提供試合では得意の映像を駆使してマッスルワールド全開だったし、大日本の蛍光灯デスマッチは相変わらず壮絶だし、ディーノと男盛のモーホーコンビは大暴れだし、大鷲らディザスターボックスvsアントン率いるイタリア軍はK-DOJOの勤皇党と合体して激しい試合をする上に、絶妙なマイクパフォーマンスを展開するし。いやはや、プロレスって奥が深いなぁ。

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