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›2006年08月22日

BML消滅の危機……柴田が電撃退団! 村上社長は上井Pとの決別を宣言!

Posted by JS at 01:48 / Category: 【プ】BML・UWAI STATION / 0 TrackBack

柴田がBMLを退団しフリー転向(nikkansports.com)

060821_Shibata.jpg 【追記あり】
 BMLのエースである柴田勝頼が、何と大会翌日に同団体からの電撃退団を発表した!
 そもそも柴田は前田日明vsニールセンの試合を強く意識しており、前田と船木が参加したBMLという新団体で、柴田がどんなレスラーに成長していくかが非常に楽しみだった。ところがわずか数ヶ月で前田&船木が同団体を離脱。柴田は追随・離脱という道こそ選ばなかったが、不満と悩みを抱えながらエースの大役を果たしてきた。
 しかし、ついに我慢も限界だったのか、ここにきて電撃退団→フリー転向という道を選んだ。決定打になった原因は分からないが、柴田はBML入り後、古巣・新日本と絡むのをかなり嫌っていた。しかし、20日の試合で村上社長がパートナーに指名したのは新日本の永田。BMLという団体がどういう方向性を目指す団体なのかは、いまだによく分からないが、とりあえず旗揚げの頃から比べると、わずか1年でかなり方向性が変わったのは確かだ。
 柴田の中に「最初に言っていたことと、全然違ってきてるじゃないか! あれだけ悩んで新日本を飛び出したのに、結局新日本に助けを求めることになるのか?」という思いが押さえきれなくなったからこそ、「唯一の仲間」と語っていた村上とも別れることになったのではないか。

 いまプロレス界ではフリーのレスラーは大活躍しているが、トップクラスで活躍しているフリーの選手は実績・プロ意識・仕事の出来具合、どれも素晴らしい選手ばかりだ。それは柴田もBMLマットで数々のトップフリーと対戦しているだけに、十分分かっているだろう。だからこそ、「“格闘技寄りの選手”という固定イメージは持たれたくない。プロレスラーなんだから、いざとなればどんなスタイルの試合でもやってみせる」という気持ちの表れが、20日のTARU戦だったのではないか? そして、そんな柴田の心意気を買うように、コテコテのプロレスに一役買い、TARUに首を絞められながらも「柴田、行け!」と叫んだ上井Pだが、あれはフリーになる柴田へのエールだったのか?

060821_Shibata-Uwai.jpg そんな上井Pも柴田の離脱でかなり微妙なポジションになってしまった。「柴田はプロレス界の宝」とまで言って期待を寄せ、今まで育ててきただけに心中は複雑だろう。ただ20日の試合後に見せた抱き合い、堅く握手をし、お互いの腕を上げて観客にアピールした姿や、全試合後の上井Pのコメントを聞く限りでは、この2人が決裂したわけではなさそう。むしろあのパフォーマンスは、前述した“レスラーとしての幅の広さ”をアピールする一方で、上井Pと柴田の「お互いシンドイけど頑張っていきましょう!」というエールの交換だったのではないかと思えてくる。
 上井Pは団体としてのビッグマウス・ラウドには、“プロデューサー(ブッカー)”として参加しているだけで、決してBMLは上井Pの団体(会社)ではない(上井氏は有限会社ビッグマウスの代表)。とはいえ、1所属選手でしかなかった柴田のように即離脱をしたり、「じゃあ手を引きます」というわけにもいかないだろう。
 だが、20日の試合後に「ラウドというよりも僕の(有限会社)ビッグマウスとしては(GPWA機構に)協力します」と言っているように、団体としてのラウドと個人会社のビッグマウスは、あくまでも別組織。フリーとなった柴田の初戦は、9・9ノアの武道館大会に決定。この線からも上井Pがノアへ柴田をブッキングした可能性が高い。
 その一方でBMLという団体は、村上社長的には新日本と交流していく可能性が高い(ちなみに新日本はGPWA機構に不参加を表明。BMLがGPWA機構に参加するかどうかは現時点では不明)。永田は柴田離脱という情報を知っていたからこそ、村上の要請に応えて電撃参戦し、さらに「この団体を潰すなよ」と言ったのだろう。新日本とBMLは絶縁状態だったが、上井Pが「絶縁関係になったのは僕と長州さんであって、村上社長は何も責任がない」と言っていたことを考えると、村上社長-新日本のラインではキチンと話ができ、だからこそ長州現場監督も永田にGOサインを出したのだろう。
 新日本-BMLの交流に関しては、いくらプロデューサーでも上井Pは蚊帳の外か。それだけに、「(今後の展開は)どうなんですかね、一応10月8日に後楽園押さえてますけど……。今日をまた1つの区切りにしてリスタートですね」という意味深な発言から、上井Pの何とも複雑な心中が垣間見られる。
 フリーになった柴田、自らの団体を潰さないためにも永田に助けを求めた村上、その狭間で苦しむ上井P……3人の今後に要注目だ。

【19:05追記】
BML分裂、「上井Pが重大な裏切り」と村上社長(内外タイムス WEB)

060822_BML.jpg 内外タイムスがBML村上社長にインタビューしている。柴田の離脱に関しては、「選手の立場を考えれば、首を縦に振るしかなかった。思うような試合数をやらせてやることができなかったし、社長としてすまなく思う。本当にいい才能をもっているんだし、とにかく頑張っていってほしい。この業界、またいずれ同じリングに立つことがあるかもしれない」と、“致し方なし”といった感じ。
 衝撃的なのが、今まで二人三脚でやってきた上井プロデューサーに対して。「BML内部で重大な裏切り行為が発覚した。今はまだ詳しく明かせないが、もう上井さんとはタッグを組んでやっていくことはできない。BMLの存続はもちろん、ひいては業界の信用問題にもなりかねないことが起こった」と、事実上上井Pとの決別を宣言! 問題の“上井Pのした裏切り行為”に関しては、法的処置も考えている上、近々記者会見を開いて明らかにするとのこと。これはもう“方向性の違い”とか、そういったレベルの話ではない。
 さらに10・8後楽園は団体としてのBMLではなく、上井Pの有限会社ビッグマウスが押さえているそうで、「会社が違う以上、出ることはない」とのこと。ということは、村上の団体BMLは次大会も決まっておらず、文字通り1から立て直していくことになりそう。この問題、まだまだ分からないことが多いが、しばらく揉めそうだ……

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