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›2006年09月21日

プロレス経営塾の発端にもなった草間氏の新著『A級戦犯』が22日に発売!

Posted by JS at 03:22 / Category: 独自情報 / 0 TrackBack

A-kyuusenpan.jpg “経営のプロ”という触れ込みで、2004年6月に鳴り物入りで新日本プロレスの社長になったものの、わずか1年足らずで辞任。その後、迷走を続ける新日本プロレスの内情を明かしながら、自身がやろうとしてプロレスビジネス改革論を綴った『知りすぎた、私』(東邦出版)を緊急出版して話題になった草間政一氏。
 草間氏が著書の中で警鐘を鳴らしたにも関わらず、その後新日本は坂道を転げ落ちるように興行成績と財務状況が悪化。ユークスによる連結子会社化されたのは、皆さんもよくご存じだろう。また、本の執筆中に草間氏は新日本と裁判で争うことになり、『知りすぎた、私』には“書けないこと”も多々出てきてしまった。こういうことは、本来ならすべてを明らかにしないと……私はこの本の編集担当者だったので、その辺の事情は正直歯がゆいものがあった。
 そんな新日本との裁判も今年の4月末にようやく終わり、草間氏は満を持して新著を執筆することにした。今度は新日本を崩壊へと追いやった“戦犯”たちを断罪し、プロレスを再興させるための秘策を記した内容だという。その本が、今月の22日に宝島社から発売される『A級戦犯 新日本プロレス崩壊の真実』だ。

060921_Kusama-1.jpg 前著に続き、新著のほうも縁があって私が装丁を担当することになった(編集作業には加わっていません)。前著は『知りすぎた、私』という書名で、何故か逮捕されて連行されているかのような場面が表紙だった。これはなかなかインパクトがあったようで、各方面で話題になっていた。
 今回は著書第2弾ということで、内容はもちろん、表紙や書名のインパクトでも前著を上回りたいと考えた末、私の頭に浮かんだ書名が、今年何かと話題になった言葉でもある『A級戦犯』だった。それに併せて表紙の写真は、草間氏が白装束に身を包んでリング上で切腹するシーンに決めた。
 一応A級戦犯は草間氏のことではなく、草間氏が著書の中で記した新日本を崩壊へと追い込んだ者たちを指す。まぁ、そうは言ってもプロレス界では「草間が新日本に来てからおかしくなった」という意見もあるので、そういう意味では草間氏=A級戦犯というイメージも多少はあるかもしれない。
 白装束で切腹というのは、まるで草間氏が悪いことをして責任を取るようにも見える。確かに担当者さんの話では、本の中身はなかなか過激らしいので、何かと波紋を呼びそうではあるが、草間氏はあくまでも「悪い膿を出して、プロレスが復興するように」という思いから書いている。そういう意味では「腹を切るくらいの覚悟でやらないとプロレス界は変わらない!」という“意思表示”を表現した写真だと思っていただければと思う。

060921_Kusama-2.jpg さらに、この本の巻末にはDDTの高木三四郎代表との“プロレス経営論対談”も収録されている。DDTといえば、高木選手が社長に就任して移行、新日本出身のレスラーやリングアナをファンタジーの世界に引き込んだり、元新日本&元WWEの鈴木健想とも電流爆破マッチをやって話題を呼んでいる。
 そんなアイデアマンでもある高木代表は草間氏の前著を読んで、大変感銘を受けたそうで、両者の対談はかなり盛り上がった。その時の様子は高木代表も自身のブログで触れている。ぜひDDTファンにも読んでいただきたい内容だ。
 さらにこの対談のときに高木代表が発した「草間さんに勉強会のようなものをやってほしい」という発言をキッカケにして、今月13日のDDT新木場大会に来場した草間氏に対して、高木代表が公の場で直接勉強会開催を直訴。現在、草間式プロレス経営塾(仮称)は開催に向けて動いているそうだ。
 発売前から思わぬ方向に波紋を広げることになった草間氏の著書第2弾。発売されれば、さらなる波紋を呼ぶだろう。そのインパクト抜群の表紙は22日以降、ぜひ書店でご確認いただければと思う。

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