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›2006年10月03日

前田SVがゴンタ顔で不満を爆発! 「総合をバラエティー番組にしたくない!」

Posted by TEAM-angle at 20:35 / Category: 【格】HERO'S(ROMANEX) / 1 TrackBack

061003_HEROS-1.jpg 3日、都内のホテルで『HERO'S 2006 ミドル級&ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント決勝戦』(9日、横浜アリーナ)に関する記者会見が行われた。記者会見の模様はバトル三昧をご覧下さい。
 会見には久しぶりに前田日明スーパーバイザーも出席。愛弟子・所英男がタレントの金子賢と対戦することになったことについてや、ルール問題、そして桜庭の欠場と、前田SVには聞きたいことが山ほどあったため、会見終了後に囲み取材が行われたのだが、そこで前田SVの怒りが爆発し日明節が炸裂した。
 まず桜庭の欠場にもつながったルール問題に関しては、「後頭部(への攻撃)は、前回もほとんど取ってなかったように見えたので、それは厳重に言っておきました」「今回からはドクターでも、レフェリーでも、自分らでも止められるようにしたんで。三重にしたので、前回のようなことはないと思う」と、かなり改善された様子。ルールの改善に関しては、前日会見で詳しく発表されるとのこと。
 そして話が金子賢参戦に移ると、途端に険しい表情になった前田SVは「そんなの話にならない話でね、2年間仕事を休んでいるからやるっていう話じゃないんですよ!」と厳しい口調で言い放った!

061003_HEROS-2.jpg さらに前田SVは「最近のタレントは、芸能人としてのステータスを上げるために(格闘技を)やっている奴も多い。本当にやるんだったら芸能界を引退してやるべきだろ。このあいだの桜庭の試合だって、プロの選手っていういのはもしかしたら死ぬかもしれない! アイツにそれだけの覚悟があるの? 根性があるの?」と一気にまくし立てた。
 報道陣から「金子選手がリングに上がるのは反対なんですか?」と問われると、「反対というか論外ですよ!」とキッパリと言い切り、対戦する所には「二度と俳優に戻れないようにボコボコにしろって言っておいたよ」と抹殺司令を出したことを明かした。さらに「所だってプロになりたくて、社員じゃなくてフリーターでやってきて、時には試合でダメージ負っても歯を食いしばって、仕事も練習も試合もやってきたわけじゃないですか。それと同じにされちゃ……」「所は普段65kgで、アイツ(金子)は75kgくらいあるんでしょ。10kg差じゃないですか。(それだけ体重差があれば)ひょっとしたら何とかなるんじゃっていう思いもあるだろうし、善戦しただけで『金子、スゴイ!』って言われる」「所も損な役回りですよ。アイツのことだから優しい気持ちが出て、顔を殴れなかったりするかもしれないけど、そういうことがないように『恥をかくのはお前だよ』と言っておいた。これで判定にでもなったら『金子善戦! 所なんや?』って言われるしね」と、珍しく一度はオファーを断った愛弟子の心情を思いやった。
 序盤こそ一気に熱くなり、ゴンタ顔で「俺が現役だったら、俺がやって本当に半殺しにしてやるよ!」とまで言い放った前田SVだが、よくよく話を聞いていると、「(金子が)真面目にやっているのは分かるけど、そういう風潮(=タレントが格闘技に挑戦する)が好きじゃないですね。ひたむきにやっていると言うのなら、まずは大小あるアマチュアの大会に出て、実績を積んで、それでてっぺんに出てくるならいいですよ。自分は総合(格闘技)とかをバラエティーにしたくない。バラエティー番組にしたくないですよ! もっと大事に考えていきたいんで、あえてキツイことを言いました」と、要は“ご意見番”として、テレビ局主導によるタレント起用路線に苦言を呈したようだ。
 そう怒りを爆発させた前田SVは最後に「また谷川に恨まれるかもしれないな」と呟いて退室。入れ替わるように姿を現した谷川HERO'S実行委員は「前田さんみたいなプライドを持って格闘技に臨んでいる人なら、そういう意見があるのも当然だと思います。ただ僕自身は、金子さんが中途半端な気持ちでやっているんじゃないっていうのは感じています」とフォロー。
 確かに前田SVの言うことはもっともな部分が多い。いくら金子がタレント業を休業して真面目に取り組んでいるとはいえ、まだ実戦は1試合のみ。前田SVの言う通り、アマチュアの大会から実績を積んできた上で、HERO'Sに参戦してくるという道筋こそが正しい。
 しかし、金子の参戦が決まったのは、実際に練習を共にしている桜庭や魔裟斗からの後押しがあったからこそ。プロ中のプロであり、トップ中のトップである2人が後押ししたというのは、金子のひたむきさはもちろん、金子に才能や可能性を感じたからこそだろう。そうなるともう金子自身がリング上で、所を相手にいかに本気であるか、そして単なるタレントによる挑戦企画ではないということを、前田SVの目の前で証明するしかあるまい!

061003_HEROS-3.jpg また、会見では欠場する桜庭の代わりに、桜庭をあと一歩まで追い込んだケスタティス・スミルノヴァスがライトヘビー級トーナメントに出場(vs秋山)することが決定。
 さらにリザーブマッチはケンドー・カシンこと石澤常光と、カーロス・ニュートンという、桜庭と縁の深い選手同士による対戦が決定。消息不明(?)だったカシンだが、アメリカでずっとトレーニングを積んでいたようで、大会7日前のオファーだったにも関わらずOKしたとのこと。実力者と言われながらも、なかなか総合ルールでは本領を発揮できない石澤だが、かつて桜庭と名勝負を展開したニュートンとは噛み合いそうな雰囲気がある。谷川代表も「これはマニア好みのいいカードですよぉ」とイチオシだった。

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