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›2006年10月10日

Lヘビー級王者・秋山が、桜庭に大晦日決戦を要請。完敗した金子の今後は?

Posted by TEAM-angle at 03:00 / Category: 【格】HERO'S(ROMANEX) / 0 TrackBack

061009_HEROS-1.jpg 9日、横浜アリーナで『HERO'S 2006 ミドル級&ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント決勝戦』が行われた。地上波中継もあったが、テレビではカットされていた入場シーンやオープニング&エンディング、試合後のコメントなど完全詳報はバトル三昧でお伝えしているので、ぜひご覧下さい。
 今年初めて行われたライトヘビー級トーナメントは、準決勝で桜庭の代打・スミルノヴァスを下した秋山と、同じく大山を下したマヌーフによる決勝戦。マヌーフの嵐のようなパンチと怪力に、いきなりピンチに陥った秋山だが、準決勝で初めて脱いだ道着を再び着ていたこともあって、一度捕まえたマヌーフの腕を離さず、最後は腕ひしぎ十字固めに切って落とした。
 優勝し、白いベルトを巻いた秋山は、本来準決勝で対戦するはずだった桜庭に向かって、「桜庭さんが(椎骨脳底動脈血流不全を)しっかり治されたら、大晦日お願いします!」と『Dynamite!!』での対戦をアピール。珍しいタキシード姿で解説席に座っていた桜庭だが、エンディングでは秋山と並んで記念撮影に収まった。桜庭の体調次第ではあるが、早くも大晦日の目玉カードが1つ決定か!?

061009_HEROS-2.jpg インタビュースペースに姿を現した秋山は嬉しそうにベルトを肩にかけ、「何でも答えますよ! 準決勝は相手が柔道経験者ということで、自分の中で悩み過ぎたんで直感で(道着を)脱ぐことにしたら、いい方向に転じた。僕の中では作戦勝ちかな。決勝戦は10人に聞いたら、恐らく8人か9人は自分のほうに分が悪いって言うと思っていたけど、そこでどうにか自分本来の柔道というのが出せた。侍魂を見せられたと思う。オリンピックで金メダル獲っても実感がないっていうのが、初めて分かりました。(マヌーフのパンチは)機関銃ですね。セーラー服と(笑)。ホントこえ~と思いましたよ(笑)。(桜庭への対戦要求は)どうなるか分からないですけど、体調が良ければ本当に夢のカードだと思いますし」と語った。
 さらに「桜庭さんに勝たないと、真のチャンピオンだと言えないっていうのはありますか?」と訪ねられると、しばらく考えてから「そうですね……多少は」と答えたが、これは恐らく桜庭に敬意を払っての答えだろう。アマチュア時代、金メダルが獲れなかった秋山にしてみれば、この白いベルトを獲った以上、誰が何と言おうと「俺が1位だ」という思いがあるはずだ。
 一方の桜庭は全試合終了後に会話をした谷川FEG代表によると、「どのくらい強いのか、まだ実力が未知数ですね」と言っていたとのこと。キャリアでは大きく上回る桜庭だが、今の秋山は相当強い。ライトヘビー級王者となり、さらに自信をつけた秋山と桜庭がどう闘うか楽しみではある。
 ちなみに秋山はナイキと契約し、アジア代表としてブラジルのサッカー選手・ロナウジーニョとCMで共演することが決まったとのこと。明日からCM撮影のため渡米する秋山は「ロナウジーニョに会ったら、ローキックしたやります」とジョークを飛ばした。

061009_HEROS-3.jpg 事前の会見での度重なる前田スーパーバイザーの金子批判により、ある意味トーナメント以上に注目された所vs金子のスーパーファイトは、予想通り冷静に試合を運んだ所が金子に何もさせないまま圧倒的な差を見せる形で勝利した。
 試合後、本部席で試合を見舞っていた前田SVのもとに金子が歩み寄っていき、握手を交わして何やら耳打ちされているシーンもあったが、全試合終了後にインタビュースペースに現れた前田SVは「所が勝ったのは当たり前の話で、まぁ一番最初に某局の某プロデューサーが(金子を)出してくれって言われたらしいんでね、そういった意味では金子君も格闘技が好きってことで『やりなさいよ』『やるべきだ』って乗せられたんだろうから、可哀想だなとは思います。あと今日、会場着いたときに桜庭と一緒に挨拶に来たしね。これで2試合やったんだから、自分の芸の肥やしに格闘技をやりたいのなら、今後はHERO'Sではなく自分のレベルに合ったところで頑張っていけば、必ずプラスになると思うしね。そういうところで頑張って、たくさんの人に認められれば、彼にとってプラスになりますよ」と、試合展開&金子の態度によってかなり態度を軟化させた感じ。とはいえ、金子に対して「HERO'Sに出られるレベルではないことが分かっただろ?」と言っているようなもの。
 その一方で谷川FEG代表は「金子選手は良かったと思いますね。前に出て行ったのがすごく良かったですね。年末等も考えていきたいなと思いますね」と、今後も金子を起用していくことを示唆。前田SVによる一連の批判もあって、金子絡みの話題は確かに多くの人の注目を集めたはずだ。プロモーターとしてはこんなオイシイ獲物を使わない手はない。実際某選手のように泣き顔になったり、ヒキガエルのようにKOされたわけではなく、積極的には向かってはいったが……

061009_HEROS-4.jpg 大会前は密かに名勝負になることを期待していたカシン石澤vsニュートンのライトヘビー級トーナメントリザーブファイトだが、開始早々ニュートンのアッパーとフックを食らった石澤が倒れたところで、レフェリーが試合を止めたため何とも呆気ない幕切れとなってしまった。
 石澤は苦笑いを浮かべながら「なぜ止めたんだ?」というようなアピール。その後もニュートンがかめはめ波アピールをしている間、コーナーで呆然と立ち尽くしていた。ルール問題の見直しもあって、ややストップするのが早かったようにも見せる。石澤は確かにパンチ2発をもらい、倒れはしたが、それでもニュートンの足をつかもうとはしていた。桜庭もそうなのだが、やはりプロレスラー出身者はこういう場面になることが多い。
 前田SVも「あれをダウンと取ってもいいし、続行させてもいいし、どっちも正解かなと。これは一番間近で見ているレフェリーの判断なんでね。一発もらって横に倒れたのをダウンと取られたんだろうし、その後片足取っていたんで続行というのもね。でも、あそこで止めたのも仕方ない。石澤君の次に期待してね……」と、改めてレフェリングの難しさを実感した様子だった。

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