1日、都内のホテルで『K-1 WORLD GP 2006 IN TOKYO~決勝戦~』(2日、東京ドーム)の前日会見が行われた。会見の模様はバトル三昧で詳しくお伝えしているので、そちらをご覧下さい。
さすがは今年から129カ国でテレビ中継されているというK-1の本筋である、ワールドGP決勝の前日会見だけあって、会見場には日本のマスコミに加えて、フジテレビの関係者や世界各国から訪れたマスコミ、さらに出場選手のセコンド陣なども詰めかけたため、始める前から超満員札止め状態! 熱気に溢れていた。
会見にはGP出場選手のほかにも、リザーブファイトに出場する4選手+スーパーファイトに出場する2選手も出席。ホンマンは欠場となったが、アーツやホーストといった創生期からのファイターから、バンナやシュルトといった現在のスター選手、さらにバダ・ハリやルスランなど次代のスター候補までズラリと顔を揃えただけに、なかなか壮観だった。
今年こそ“無冠の帝王”を返上したいバンナは、「一番高い山(=シュルト)を登り切ったら、頂点が見えてくる!」と熱く意気込みを語り、準々決勝で対戦するシュルトを意識している様子。
会見場に登場した直後、ベルトを挟んで握手を交わした両者だが、その際バンナは一瞬顔を歪ませたが、一方のシュルトは平然とした様子。それどころかどの選手も和気藹々というか、リラックスした表情で会見に出席する中、シュルトだけは終始表情すら変えることなく淡々としていた。
会見終了後に囲み取材に応じたシュルトは「(握手の際にバンナの表情が歪んだのは)試合前に対戦相手と握手をするのが嫌なんじゃないか? まぁ初戦からハードな試合になると思っていたから、スタミナ強化のトレーニングはしてきたよ。とくにジェロムだからっていう意識はないね。試合のビデオもいくつか見たし、試合のシミュレーションも頭の中ではできているよ」と、昨年のGP覇者らしい“余裕”というか“貫禄”を覗かせた。
また、今年のGPがラストマッチ(負けた時点で即引退。優勝しても引退)となるホーストは、「いつかは終わりが来るものなので、これが最後だから寂しいという気持ちはない。それよりも仲間たちと、この場に居られることが満足だよ。K-1はこの大会が終わっても先に進むが、自分は先には進めないかも知れないが、22年間ファイターとして闘ってこられたことは満足している」とセンチメンタルなことを言っていたが、会見終了後にステージ上にあったGPのベルトをおもむろに手にすると、自らの腰に当ててカメラマンに向かって手のひらを広げて、5タイムス・チャンピオンになることをアピール!
引退試合だかといって大人しく若手に道を譲るのではなく、前人未踏の記録を作ろうとしている姿勢は、さすがはミスターパーフェクト!