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›2006年12月03日

上井駅の始発戦で柴田に闘魂が宿る。メカマミーも乗せて夢列車発進!

Posted by TEAM-angle at 16:08 / Category: 【プ】BML・UWAI STATION / 0 TrackBack

061203_UWAI-1.jpg 3日、後楽園ホールで行われた上井文彦プロデュース興行『UWAI STATION』。始発(旗揚げ)戦となったこの大会の詳細は、バトル三昧がリアルタイム速報でお伝えしたので、ぜひご覧下さい。
 UWAI STATION(以下上井駅)は団体ではなくイベント名とのことだが、やはり中心人物というか、エース的存在になると思われるのが柴田勝頼。一段と身体を絞ったのか、無駄な肉が一切ないハイブリットボディの柴田は、ノートンの愛弟子であるハワイアン・ライオンと対戦。
 このライオンという選手は高い打点のドロップキックを放つ一方で、腕ひしぎを決められたまま柴田を持ち上げるパワーも持つなかなかの逸材。ライオンが柴田の蹴りを何発も受け止めてみせると、柴田にまたも“燃える闘魂”が宿り、アームブリーカーから腕を決めたまま卍固めへ移行! 細い柴田の身体がライオンに絡みつくようにガッチリ決まり、ギブアップを奪った。試合後、柴田は珍しくコーナーに登って両手を広げたが、本人の中でも久しぶりに手応えのある試合だったようだ。

061203_UWAI-2.jpg 休憩時間には上井駅長が次回の後楽園大会(12月30日)で、サラリーマン格闘家の毛利昭彦のプロレスデビュー戦として、DDTの飯伏とのシングル戦を発表。さらには30日は大阪で大阪プロレスの興行があるにも関わらず、スペル・デルフィンの参戦が決定し、対戦相手にはウルティモ・ドラゴンを予定していることを明かした。
 そこに乱入を予告していたメカマミーが登場! 無言のメカマミーから“挑戦状”を渡された上井駅長が読み上げると、そこには「メカマミーも上井駅に参戦させろ。参戦させないというのなら“メカウワイ”に改造してやる!」といったようなことが書かれていた。「うちのリングはフリースタイル!」という上井駅長はその場でメカマミー参戦を受諾した。

061203_UWAI-3.jpg メインは千両役者の鈴木&高山にSUWAを加えたチームvsBML時代に大暴れするあまりにまともな試合をほとんどしていないマッドドックスに、久しぶりに登場したブルー・ウルフを加えた元新日本チームの一戦。
 両チームとも基本的にはヒールなので、場外乱闘あり、イス攻撃あり、急所攻撃ありの荒っぽい試合にはなったが、中でも鈴木の憎々しい態度と、和田京平レフェリーの厳格レフェリングの絡みは秀逸。丁々発止のやり取りがあった末に、最後は鈴木がキッチリと小原を仕留めた。

 ドン荒川&菊タローvs東京愚連隊や、久しぶりに来日したノートンの相手「X」が泉州力と健心だったり、試合後にはノートンのアームレスリング大会が行われるなど、アットホーム的なバラエティ要素に加えて、今後は柴田や毛利のような格闘スタイルの試合も増えていくだろうし、次回の後楽園大会には、因縁のある菊タローがいるリングに、大阪プロの興行を蹴ってまでデルフィンが参戦してくるという、ただならぬ雰囲気もある。バラエティなのか、それともシリアスなのか……上井駅はまさしくフリースタイル。
 “夢列車”というキャッチフレーズも欽ちゃん球団みたいで、何となく雰囲気も近い。だが、“各団体で活躍しているフリーランスが集まる場”ということに関しては、上井氏が新日本退社直後に掲げていたコンセプトそのもの。ビッグマウスはいつの間にか1団体になり、前田との方向性の違いや分裂が起こってしまったが、上井駅こそようやく上井氏がプロデューサーとしてやりたいことがフルにできる場なのかもしれない。
 なお、全試合終了後に上井駅長は「100点の興行ではないですけど、達成感はあります。ライオンもダニエルソンも良かったし。(ノートンの相手である)Xは悩みましたね。いろいろな選手と交渉もしたんですけど、最終的には10月8日に出てもらうはずだった泉州力さんを選びました。今日が長州力さんの誕生日ということもあったんで、これも何かの縁だろうってことで。『好きなパートナーを連れてきてくれ』って言ったら健心さんだったんで、見応えがありましたね。あのタッグはまた出てもらいたい。
 控え室でノートンが一番感心していたのが、柴田というレスラーの凄さですね。あれだけコンディションが良くて、頭が良くてって。自慢の弟子のライオンの素晴らしいところをもう1段階出させてくれたと。アリゾナにも柴田を呼びたいって言ってましたよ。
 ウルフもそうだけど、今日は予期せぬ助け人が助けてくれた。切羽詰まると誰かが助けてくれますね。出てくれた選手、諦めずに見に来てくれたお客さん……自分自身では信用は地に落ちていると思いますけど、ここからもう一回這い上がっていきたいと思います。パンフレットを見てもらうと、スゴイメンバーが揃っていると思いますが、僕はプロデューサーとして使い切れていないと思う。12月30日はファンの見たいカードを絞ってやりたい。メカマミーみたいなキャラクターもプロレスはプロレス。僕はああいうのがあってもいいと思います。
 終着駅がどこにあるかは分からないが、とりあえずプロレスを復興させようということで、まずはプチシルマさんに僕のスポンサーではなく、プロレス界全体のスポンサーになってもらうための橋渡しをするのが僕の仕事だと思います。それからもう1回ファンをプロレスに戻すようなカードを組まないといけないと思います!」と総評を述べた。

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