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›2007年01月23日

必読! 桜庭vs秋山の“ヌルヌル問題”を取り扱った専門誌と電子書籍

Posted by JS at 20:11 / Category: 【格】格闘技全般 / 0 TrackBack

070123_Media.jpg いまだ沈静化したとは言い切れない、昨年大晦日K-1『Dynamite!!』での桜庭vs秋山問題。試合中、桜庭が「(秋山の体が)すっごい滑る!」とアピールしたものの、試合はそのまま続行され、結果的には秋山のTKO勝ちとなった。しかし、試合直後からネット上をはじめ、「秋山は体にオイルを塗っている」「スポンサーロゴが剥がれている右手グローブに何か仕込まれているのでは?」といった疑惑が続々噴出!
 その後、主催者のFEGが疑惑を調査した結果、会見を開いて秋山が試合前に乾燥肌用のクリームを塗布していたことが発覚。FEGの調査ではグローブ疑惑は“シロ”と発表され、クリームの塗布も“過失”と判断されたが、秋山は失格処分となり、試合は無効試合となった。
 それでもこの件で格闘技全体のイメージは大きくダウンし、ネット上では秋山バッシングがまったく止む気配がない。そこで今月の17日に“被害者”である桜庭が自ら記者会見を開き、秋山に対しては「認識不足では済まされない話だとは思う」としながらも、「許す許さないの問題ではないと思う。今後はみんなで力を合わせて総合格闘技をいいものに変えていければいいかなと思う」と、いかにも桜庭らしい対応を見せた。会見に同席した谷川イベント・プロデューサーは、秋山に対し“無期限出場停止”というさらに厳しい追加処分を発表。この件はこれにて一応の決着をみる形となった。
 とはいえ、今回の事件はファンにとって、様々な想像を巡らすことができ、ネット上でも色々な情報が飛び交い、仲間同士でアレコレ言い合える要素をふんだんに持っているため、まだまだ“興奮冷めやらない状況”といっていい。そんな1月下旬のいま、ファンにとっては“燃料投下”になると思われる専門誌や、有名ライターの読み物が続々と発売になった。

kamipro_No107.jpg まずは『kamipro』No.107(エンターブレイン)。“P寄り”で有名な同誌だが、「格闘オイルショック!!」と題した特集を組み、谷川EPへのインタビューや過去の試合で“滑った”経験を持つ菊田へのインタビューを掲載。さらに「レフェリングの仕方と心構えを俺様が教えてやるよ!」と豪語する島田レフェリーや、桜庭とは因縁浅からぬ関係の田村潔司へのインタビューが掲載されているのが、いかにもkamiproらしい! とくに試合前から「桜庭が負けたら坊主になる」と言っていた田村が、あの結果を受けて何て言っているかは必読!

Kakutsuu_No415.jpg そして格闘技専門誌の『格闘技通信』No.415(ベースボール・マガジン社)では、三次編集長と安西記者、物議を醸した試合リポートを書かれた布施氏、そして『週プロ』で桜庭vs秋山戦のリポートを担当した藤本さんの4者が、この件に関する緊急座談会を行っている。中でも藤本さんは、まだ秋山が“塗っているのかどうか判明する前”に、桜庭側からのリポートを書いた数少ない人。さすがはUインターの頃から桜庭を取材しているマッチョ記者だ! 感動した!

Gong-Kakutogi_No178.jpg もう1つの格闘技専門誌『ゴング格闘技』No.178(日本スポーツ出版社)では、もう表紙から桜庭! GBRの熊久保さんと松山編集長の「桜庭和志が守ったもの。」と題したコラムからはじまり、秋山、山田トレーナー、梅木レフェリー、和田サブレフェリーといった主要人物+菊田へのインタビューは読み応え十分(別コーナーで谷川EPへのインタビューもアリ)! 『バトル三昧』でコラムを連載されている茂田さんの熱の入った取材ぶりが、読んでいてビシビシ伝わってくる特集だ。

Miruhon-Tadashitanaka.jpg さらに“初の武道・プロレス・格闘技専門の電子書籍ダウンロード販売サービス”として話題の『ファイト!ミルホンネット』でも、“シュート活字”でお馴染みのタダシ☆タナカさんが早速この件を題材にした電子書籍『清原・秋山「コリアン札」を切ったK-1が待ち受ける試練』を発表。タナカさんらしい独自の情報と表現で書かれた作品は、上記の専門誌では読むことはできない。今までタナカさんの作品といえば、どうしてもムックや単行本でしか読むことができなかったため、書かれていることの旬が過ぎてしまっていた感があったが、今回のようにまだ旬の真っ最中に読めるようになったというのは、シュート活字ファンにとっては嬉しいことではないか? それこそが電子書籍の最大のメリットであり、こうなってくると『ファイト!ミルホン』も盛り上がっていきそうだ。

Miruhon_Tarzan.jpg さらに『ファイト!ミルホン』ではターザン山本!さんもこの件を扱った電子書籍『桜庭vs秋山戦でわかった格闘技界の惨状~マスコミの犯罪行為』という作品を発表! ターザンさんとは最近記者会見で何度かお会いしたのだが、この件に関してはかなり興味を持っていた。それだけにどんなことを書いてくれるのか気になっていたが、いきなり「スポーツ新聞と格闘技専門誌には、事実を報道する良心がまったくないということである!」とブッタ斬っているではないか。ほとんどのマスコミが、主催者サイドから正式発表があるまで秋山の疑惑に深く触れなかったことに対し、ズバリ言うあたりはいかにもターザンさんらしい。個人的には、この作品の表紙デザインをやらせてもらったので、オススメします!

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