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›2007年02月02日

オーレイ・クエンチ・ボディローション・エキストラ・ドライスキンを塗ってみました

Posted by JS at 17:45 / Category: つぶやき / 0 TrackBack

070202_Olay-body-quench.jpg 昨年大晦日での桜庭戦で、秋山成勲が試合前に身体に塗布していたというクリーム「オーレイ・クエンチ・ボディローション・エキストラ・ドライスキン」。現物を入手して、実際にどれくらい滑るかを実験する人がいたり、一部のプロレスで早速取り入れられたりと、すっかり有名になったこのクリームだが、噂によると結構売れているらしい。私も遅ればせながらこのクリームに触る機会があり、いろいろと発見があったので、この場で“報告”だけはさせていただこう。
 一応、秋山の失格により無効試合&秋山のファイトマネーを全額没収し、無期限の出場停止という処分が下されたことで、この件は決着がついている。だから「いまさら、そんなことしなくても……」というご意見もあると思うが、別に大義名分を掲げて「実験をして再検証する!」とかいうことではなく、噂のブツに触れる機会があったので、その感想を記しておくだけです。ですので、興味のある方だけ「つづを読む」をクリックしてください。

 知り合いの方がこのクリームを入手したとのことで、たまたまお会いしたときに貸してもらった。会見で秋山は、かなりの量を身体に塗布していたという報告があったが、とりあえず「ちょっと多いかな」と感じるくらいの量を手にとって自分の片腕だけに塗ってみた。
 最初の印象だと、いわゆるニ○アとかそういったメジャーなクリームとさほど変わらないような感じ。ただ、ニオイがココナッツ系というか、南国系というか、何とも特徴的な感じ。そして全体に馴染ませるように塗り伸ばしていくと、クリーム自体の色である白が伸ばされていって透明になり、全体的にテカテカ光っている感じになる。これは量を多めに塗っているせいもあると思うのだが、このテカり具合と特徴的なニオイなら、少なくとも近くいれば「なんだコレ?」と疑問に思うのが当然のように感じる。

 ところがだ! このクリームの面白いところというか、特徴的なのが、肌に塗り伸ばしてテカテカしている状態から、少し時間が経って乾いてくると、見た目的にテカテカしていることがなくなり、まったく何も塗っていないように見えるのだ。よく見ると若干ラメを散らしたようにキラキラ光っているのだが、パッと見では気付かない。さらに触ってみるとサラサラなのだから、あら不思議! この状態でレフェリーやサブレフェリーが触っただけなら、オイルやワセリンといった“滑るもの”を塗っていると思わないのも当然だろう。
 さらに、このクリームが面白いというか、不思議なのは、塗った部分が汗などで多少濡れてきたりとか、若干濡れた手とかで、クリームを塗布した部分をグッと握るとすっごい滑るのだ! ハッキリ言ってヌルヌルする。いわゆるニ○アとかも濡れるとこういうふうになるのかどうかは分からないのだが、少なくとも秋山が使用したオーレイ・クエンチ・ボディローション・エキストラ・ドライスキンは、塗ったところが乾くとサラサラだが、濡れた状態で触るとヌルヌルすることは分かった。
 さらに、このクリームを塗った腕や足を、若干濡れた状態でグッと力いっぱい握っても、握られたほうは身体ごと捻ったり、自ら引き抜こうとすれば、大した力や技術を使うことなく、スルンと抜くことができるのだ。実際に私もこのクリームを塗った人の腕を力一杯握ってみたが、少し濡れた状態だとヌルヌルするんで、腕を軽く捻られただけで“ニュルン!”って感じで簡単にハズされてしまった。
 あと、時間が経ってもニオイがなくならないのも、このクリームの特徴のひとつだ。「いいニオイ」と感じる人もいるとは思うのだが、私自身が何だかムカついていたせいなのか、とにかく鼻を突くニオイという印象。ハッキリ言ってかなり臭い! もうすっかり乾いた状態で、上から上着を着て、それから地下鉄に乗ったのだが、周りの乗客が「なに、このニオイ?」って感じで鼻をクンクンさせているのが分かるくらい臭う。
 テレビ用のライトがガンガン当たって、いろいろな人に囲まれているリング上でも、このニオイに気付くかどうかは分からないが、恐らく一番近くにいた桜庭選手はこのニオイを含めて「何か身体に塗っているな!」と思ったのではないだろうか。

 以上が噂のブツを実際に触った私の感想である。何度も書くが、このクリームは塗ったところが乾くとサラサラだが、濡れた状態で触るとヌルヌルするという特徴がある。もし秋山サイドが“故意”に滑らせようとして塗布したとするならば、このクリームはまさしく絶好のアイテムだろう。「よくこんなの見つけてきたな」と思うくらいだ。そもそも乾燥肌用のクリームって風呂上がりとかに塗るものであって、試合前のウォーミングアップ後に塗るのっておかしくないか?とか、故意じゃないなら試合直後に「乾燥肌用のクリームを塗ったんですけど、それがマズかったんですかね?」と言えるだろとか、いろいろ不可解な部分はあるのだが、“過失”という判定は覆らないだろう。
 とにかくルールで「あらゆるものを身体に塗布してはならない」と決められているのだから、乾燥肌用のクリームだろうが、何だろうが塗ってはいけないのだ。桜庭選手が言うと通り、「認識不足でした」で済まされることではない! 確かにレフェリー陣営にもミスはあったが、実際にクリームを塗ったりしてみて「ちょっと触った感じでは分からない」というのもよく分かった。それだけに今後は“身体に何かを塗ることができる状態をなくす”ことが大切になってくるだろう。もう終わった以上は、今後はこういうことが絶対に起きないようにしてもらうしかない。ガンガンに殴られながらも、「すっごい滑るよ!」と抗議し続けた桜庭選手の叫びを絶対に無駄にしてほしくない。

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