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›2007年02月04日

桜庭和志がスポーツ総合誌『Number』でヌルヌル問題を語った!

Posted by JS at 00:09 / Category: 【格】格闘技全般 / 0 TrackBack

Number_No671.jpg 1日に発売されたスポーツ・グラフィック『Number』671号(文藝春秋)に桜庭和志選手へのインタビュー記事が掲載されている。秋山ヌルヌル問題に関して、桜庭選手が記者会見以外のメディアで発言するのは貴重。会見では桜庭選手のもとに取材申請が殺到しているという話が出ていたが、最初に取材OKが出たのはNumberだったようだ。
 専門誌のインタビューを一誌でも応えたら、残りのプロレス誌と格闘技誌すべてに応えなくてはならないだろう。それを考えたら一般的なスポーツ総合誌、それも一番売れているNumberならば効率がいい。インタビューの内容は基本的に会見でも語っていた通り、秋山に対してどうこうというよりは、今回の件を教訓にして今後の総合格闘技発展に活かして欲しいという強い思いが読んでいてよく伝わってくる。

 「僕の選手生命はあと数年で終わるでしょう。だから。やっているうちにしっかりとしたルールは作っておきたいなって」
 という発言が掲載されていたが、桜庭ファンからすると、本人の口から「選手生命はあと数年で終わる」と聞くのは寂しい気がする。とはいえ、桜庭選手の現在の年齢(37歳)を考えればそれは当然のこと。だからこそ残り少ない桜庭選手の試合で、対戦相手にあんなことをされたと思うと腹立たしくなるのだ。
 だが、桜庭選手は秋山に対する怒りよりも、自分が現役にいるあいだに総合格闘技というジャンルを、整備・発展させることを重要視している。それこそが“日本人総合格闘家のパイオニア”としての役割と考えているのだろう。ファンとしては、まだ秋山に対して思うところはまだまだあるのだが、それはとりあえず置いておいて、総合格闘技全体を応援しながら、もう二度とあんなことが起きないように目を光らせることが大事なことなのかもしれない。

 最後に桜庭選手は「HERO'SもPRIDEもUFCも集まって試合をする。やる側も夢を持てるし、観るほうも夢が持てる。野球のWBCやサッカーのW杯みたいに絶対に盛り上がるはずですよ」とも語っている。桜庭戦はPRIDEからHERO'Sに移籍した際、「PRIDEとHERO'Sには仲良くしてもらって、ぼくはどっちにも出たい」と言っていた。それが実現できる状況にあるかと考えると、まだまだ難しいとは思う。だが、いろいろな問題でイメージダウンした格闘技界も、一発逆転でそれが実現するようなことがあればきっと盛り上がるはずだ。できることなら、桜庭選手が現役でいるうちに実現してもらいたいものだが……。
 桜庭選手は総合格闘技を野球やサッカーに負けないスポーツまで押し上げたいと本気で考えている。今回の“ヌルヌル問題”はプロレスや格闘技ファンのあいだではもの凄い大きな問題となったが、格闘技にはあまり関心がなかったり、昨年大晦日のテレビ中継だけをたまたま見た人からしてみれば、「秋山は何かしたの?」程度のことかもしれない。いや、下手したら「え? 身体に保湿クリーム塗っちゃダメなの? 別にいいじゃない」と思っている人もいるかもしれない。だからこそ、今回の問題をより多くの人に分かってもらい、「総合格闘技は真剣勝負なんだ! だからズルは許されないんだ!」というのを、少しでも多くのプロ格ファン以外にも知ってもらいたいからこそ、専門誌ではなくオシム監督が表紙を飾り、多くのサッカーファンやスポーツファンが購読している『Number』の取材をOKしたんだろうなぁ。

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