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›2007年02月06日

実は大会前に骨折していたという小比類巻だが、アンディにまさかの敗戦!

Posted by TEAM-angle at 03:00 / Category: 【格】K-1 MAX / 1 TrackBack

070205_K1MAX-1.jpg 5日、有明コロシアムで行われた『K-1 WORLD MAX 2007~日本代表決定トーナメント~』。すでに地上波中継が当日あったが、そこで時間の都合上カットされた部分や試合後のコメントも含めてバトル三昧で詳しくお伝えしているので、ぜひご覧下さい。
 昨年大晦日に起こった秋山ヌルヌル問題が年が明けたあとも話題になっていたり、魔裟斗や山本KIDといった選手が出場していないこともあって、戦前は盛り上がり具合がイマイチな感もあったこの大会だが、蓋を開けてみたら過去日本代表決定トーナメントで2度優勝し、今大会も優勝候補とされていた小比類巻が、まだプロデビュー3戦目のアンディ・オロゴンに敗れるという大波乱が起こった!
 4日に行われた前日会見の記事で「小比類巻が“絶対に負けは許されない”と気負ったり、すでに決勝での佐藤戦に頭がいっていれば、意外な結果が出る可能性もある!」と書いたが、まさか本当にそんなことになるとは……

 この結果には場内も大いに沸いたが、アンディはこの試合で左足の腓骨を骨折してしまい、準決勝の試合に出場することができず。ルール上はそういう場合、1回戦で敗れた小比類巻が準決勝に出ることになるのだが、小比類も足を骨折したと発表された。その結果、第1試合で行われたリザーブファイトで勝利した安廣がリザーバーとして準決勝に出場したわけだが、実は小比類巻の骨折はアンディ戦で負ったケガではなく、昨年末にしたケガが約2週間前に再発したことが試合後に発覚! 一時は大会欠場も検討されたが、MAXを盛り上げるために無理を押して出場したとのこと。前日会見で予告していた新技も出せず終いだったようだし、とんだプロデビュー10周年になってしまった。
 大会総評で小比類巻が大会前から骨折していたことを明かしてフォローした谷川イベント・プロデューサーだが、インタビュースペースから出て行く際に「でも、さすがは小比類巻ですよ。あそこで負けちゃうんだもんなぁ」と冗談交じりに呟いていた。結果的に佐藤vsTATSUJIの決勝戦で佐藤が優勝という、昨年のトーナメントと同じカードと結果になってしまった。さらに決勝戦こそ1RKO決着となったが、そのほかのトーナメント戦はすべて判定決着という、何とも“微妙”な感じになってしまったが、その中で試合前からケガをしていたとはいえ、小比類巻がアンディに敗れるといったサプライズは大きなインパクトとなった。

070205_K1MAX-2.jpg このクラスの中では群を抜いた長身から繰り出されるヒザ蹴りで、2連覇を達成した佐藤は“和製セーム・シュルト”といった感じ。だが、「愛を知る県、愛知県からやって来た佐藤嘉洋です。今日はもう1つ、試合は玄人好み、普段は素人好みの佐藤嘉洋です。今日で2連覇しましたが、ドン底に落ちて自分が信じられなくなった時期もありました。だけど、ジムの仲間や会長に引き上げてもらいました。会長、ありがとうございました(涙声。観客から「泣くな!」という声が飛ぶ)……泣いていない! もう1回、もう一丁、世界に行くので応援してください」という勝利者インタビューは、あまりにも独特だ……

070205_K1MAX-3.jpg 注目されていた中学生ファイターHIROYAのK-1デビュー戦は、地上波中継では放送されなかったが、噂通り驚異的な動きを見せて2Rには2度のダウンを奪ってみせた。しかし、安全面を考慮して採用された特別ルールによるヘッドギアと重たいグローブでスタミナが切れてしまい、3Rには防戦一方になる場面も。対戦相手よりもルールに苦しめられた形になったが、最後は相手のセコンドが白いタオルを投入してのTKO勝ち。
 15歳という年齢や大舞台での注目のデビュー戦といったことを考えれば、十分合格点を与えられる内容だったが、谷川EPによるとHIROYAは試合後「期待に応えられるような内容でなくてスミマセンでした」と謝ってきたとのこと。そんなHIROYAを見て、谷川EPは改めて「いやぁカワイイなぁと(笑)。もうHIROYA君のことなら朝まで話せますよぉ」とニンマリ。これから約3年間のタイ修行に行くが、谷川EPはタイミングを見て、一時帰国して特別試合をする可能性があることを示唆した。
 また、テコンドーを背負って出場した尾崎もニューヒーローの予感。シュートボクシングの王者である宍戸に勝利し、さらに準決勝ではバックブローであの佐藤をグラつかせた。谷川EPも尾崎を高く評価。パンタロン姿を見て、私も思わずプレスルームで「橋本真也みたいでいいなぁ」と言ったら、FEG関係者や知り合いのライターさんから「それはないだろ。せめてベニー・ユキーデと言ってくれ」と突っ込まれてしまった。
 また。初代MAX世界王者のクラウスはスーパーファイトに出場したのだが、入場テーマをお馴染みの『アイ・オブ・ザ・タイガー』から何だか陽気な民謡曲みたいなものに変えたせいか、新鋭のディレッキーの1RKO負け。谷川EPはクラウスには6月の世界トーナメントに出るには、4月の最終選抜で査定試合が必要になると語り、大金星を挙げたディレッキーももう1回名のある選手と対戦させて、真の実力を判断した上で6月の世界トーナメントに出る可能性もあると語った。

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