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›2007年02月06日

話題性では佐藤のトーナメント連覇よりも、中学生ファイターのデビューが上?

Posted by TEAM-angle at 13:28 / Category: 【格】K-1 MAX / 1 TrackBack

070206_K1MAX-1.jpg 6日、都内のホテルで『K-1 WORLD MAX 2007~日本代表決定トーナメント~』の一夜明け会見が行われた。会見の詳細はナイガイモバイル☆バトルで詳しくお伝えしているので、ぜひご覧下さい。
 会見には谷川イベント・プロデューサーと、日本代表決定トーナメント優勝者の佐藤嘉洋のほか、昨年のMAX世界王者で5日のスーパーファイトでも貫禄勝ちを収めたブアカーオが出席。大波乱も起こった日本トーナメントだが、終わってみれば佐藤が連覇という快挙をやってのけたわけだが、翌朝のスポーツ紙でK-1を一面に持ってきたところは、どこも佐藤ではなく中学生ファイターHIROYAのことばかり。
 ある意味、佐藤にとっては屈辱的なこととも思えるが、実はそれだけではなく、今までは地元の名古屋で『格闘王』の放送がなかったこともあり、あれだけ「愛を知る県、愛知県からやって来た佐藤です」という決め台詞を言ってきたにも関わらず、佐藤曰く「名古屋では街を歩いていてもほとんど声をかけられない」のだそうだ。しかし、今月からようやく名古屋でも『格闘王』の放送が始まったそうで、同郷出身の谷川EPも「これで佐藤選手も人気者になってくれればなと」と期待を寄せた。なお、例の決め台詞は放送でカットされなくなるまで言い続けるそうだ。

070206_K1MAX-2.jpg 佐藤の知名度とは反対に、タイでもK-1が放送されていることもあって、ブアカーオの知名度は現地のムエタイ王者以上だという。さらに世界中のプロモーターからブアカーオにオファーが来ているそうで、谷川EPも日本人選手と違って年間に10試合前後行うブアカーオを積極的に各国に送り出し、「“世界のブアカーオ”にしていきたい」と語った。
 ちなみに5日の地上波中継は、歴代のMAX日本代表決定トーナメントでは最高の視聴率となる平均16.4%(瞬間最高21.5%)を記録したという。谷川EPは番組の冒頭から話題性の高いアンディvs小比類巻を放送し、しかも結果が大番狂わせだったことで、その後も視聴者を引っ張ったのではないかと分析。裏番組にスマスマや報ステがある中、魔裟斗不在の大会でこの数字は、確かに大健闘といっていい。

070206_K1MAX-3.jpg また、地上波中継は生中継ではなかったものの、当日放送であったため“生中継”と勘違いする人も多いだろうという配慮のもと「中学生以下は21時移行の生放送に出てはいけない」というルールに沿ってHIROYAの試合は放送しなかったそうだ。
 中学生ファイターということで、主催者サイドは気を遣いすぎるくらい気を遣っているが、現時点では批判的な意見などはきていないという。谷川EPはその要因を「やっぱりHIROYA君本人の性格の良さじゃないですかね。彼には技術力もすごくあるけど、爽やかで天真爛漫なすごくいいオーラがある。昨日も自分の(バックステージ)パスを友達に貸して、ブアカーオの控室に入ったりして、関係者に怒られたらしいけど(笑)、いつまでもそういう悪気のない可愛気のある子でいてほしい。いい形で育てていかないといけないから、今すぐ多額の金で契約したりとかはしたくない。その分、周りからもそういうことがないように、ガードしていきたい。ただ中学生で強いというだけではなく、彼は親御さんや先生の話を聞くと、純粋に魔裟斗やブアカーオが大好きで格闘技を一生懸命やっているというのがある。今後そういう選手を取る上で、その辺も選考基準になる」と語った。
 話題性を優先するなら地上波放送はしたいところだろうが、あえてそれをやらずにHIROYAの将来に期待を寄せる形になったわけだが、谷川EPは「日本でもすごく使いたいけど、せっかく厳しい環境(=タイ)にいくのだから、ガマンして見守りたい。本人のためにもそれがいい」と、プロデューサーとして“今”を取るのか、“未来”を取るのかの苦しい胸の内も吐露していた。ちなみにタイでは子供の頃からヘッドギアはつけずに、大人と同じグローブで試合をするそうで、ブアカーオがデビューしたのは、何と7歳だそうだ……

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