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›2007年02月19日

日本スポーツ出版社の社長が逮捕! ゴングはどうなるんだって!

Posted by JS at 22:32 / Category: ニュース / 0 TrackBack
共犯容疑の元社長が出頭、逮捕 アドテックス事件 - 社会(asahi.com)

 大阪証券取引所ヘラクレスに上場し、今年経営破綻(はたん)したコンピューター周辺機器製造「アドテックス」(東京都港区)をめぐる民事再生法違反事件で、警視庁は19日、同社元社長の前田大作容疑者(51)=江東区=を同法違反(詐欺再生)容疑の共犯として逮捕した。(中略)前田容疑者は人気プロレス雑誌「週刊ゴング」などの発行元「日本スポーツ出版社」(中央区)の社長も兼務。

 もうすでにいろいろなところで報道されているので、多くのプロレスファンが知っていると思うが、プロレス専門誌『週刊ゴング』や格闘技専門誌『ゴング格闘技』を発行している日本スポーツ出版社の社長が逮捕された。

 逮捕に至った事件に関してはとりあえず置いておいて、プロ格ファンとして心配なのはゴングがどうなるのかという点。これは現時点ではまだハッキリとは分からないというのが正直なところ。恐らく日本スポーツ出版社の内部自体が、今頃しっちゃかめっちゃかになっていて、今すぐそれを判断できる状況ではないと思われる。
 私も今日、何人かの業界関係者の方と電話で話をしたが、やっぱり話題はゴングのこと。まだ不確定の情報が多いが、「ハッキリとしたことは分からないけど、厳しい状況なのは間違いないだろうな」というのが共通した見解。

 そもそも近年はプロレス専門紙や格闘技専門誌全体の売上があまり芳しくない状況なので、失礼ながらゴングだって、いつ“休刊”または“廃刊”になってもおかしくはない。現に昨年『週刊ファイト』が休刊している。だからこそ日本スポーツ出版社の旧経営陣は、ゴングはもちろん会社自体を存続させるために、現在の経営陣に交代(売却?)したのだとは思う。よりにもよって売った相手に大問題があったのというのは、何とも不幸というか残念なことだ。
 経営陣が代わったことで、ゴングの誌面に怪しげな広告や例のゆびとまの広告が激増したり、歴代の編集長が次々に退社したりといったことはあったが、その一方でゴングという看板ブランドを武器に、「何とか生き残ろう」「いつまでも同じことをやっているのではなく、新しいことにもチャレンジしよう」という努力(下記のリンク先参照)も感じられていただけに、こういう事件が起こってしまったことは返す返すも残念でならない。

NSS、非定型レイアウト対応の統合組版ソフトを開発――プロレス雑誌『月刊ゴング』の編集部ですでに稼働中(ASCII24 News)
プロレス雑誌「週刊ゴング」のWeb版が創刊(Impress IT)

 それより何よりゴングには、竹内さんや小佐野さん、金澤さんたちが作り上げてきた“歴史”がある。単なる1雑誌というだけでなく、プロレス界(&格闘技)において専門誌という存在は歴史を作る一端を担ってきたはずだ。それだけにこの歴史、記事・写真・スタッフなどすべてが財産であり、この財産は業界全体として消してしまってはいけない気がする。
 馬場がいたから猪木がいた、新日本があったから全日本があった、K-1があるからPRIDEがあるみたいなもので、ゴングがあるから週プロもあるわけで、もしゴングがなくなることにでもなったら、プロレス界のバランスが崩れてしまうのでは?という心配をしてしまう(この業界で働く者の1人としても)。どうにかどこか(または誰か)にゴングを“救出”していただきたいところだが、さぁ、どうなるゴング!

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