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›2007年03月21日

鈴木が上井氏に「俺をこの世界に戻したのはアンタだろ。勝手に辞めるな!」

Posted by TEAM-angle at 16:42 / Category: 【プ】BML・UWAI STATION / 0 TrackBack

070321_Uwai-1.jpg 21日、後楽園ホールで行われた上井文彦プロデュース興行『UWAI STATION 4』。この大会の模様はナイガイモバイル☆バトルで詳しくお伝えしているので、ぜひご覧下さい。
 前回大会では全試合後、観客からの不満が爆発した上井駅。正念場となる今大会は、かつてPRIDEでも活躍した総合格闘家・高瀬大樹のプロレスデビュー戦で、いきなり三冠王者&2006年MVP男である鈴木みのるをぶつけるという大胆なカードをメインに据えた。上井氏はこれまでも門馬や浜中、毛利といった総合格闘家をプロレスラーとしてデビューさせてきたが、デビュー戦の相手が鈴木というのはなかなか荷が重い。しかも“ふてぶてしい”というキャラまで被っている。
 だが、高瀬は鈴木に負けないくらいのふてぶてしさを発揮しながらも、飛び付き三角絞めや早い入りの腕ひしぎ逆十字などで鈴木を追い込んでみせた。関節技には少々手こずった鈴木だが、場外乱闘や往復ビンタなど、総合のリングではお目にかかれないテクニックを駆使して高瀬をフラフラになるまで痛めつけると、最後は必殺のゴッチ式パイルで仕留めてみせた。

 試合後、鈴木は何と「オイ、初めてのプロレスはどうだ! プロレスにはプロレスにしかない世界があるんだ! 面白いだろ? もっと面白い奴がいるぞ。どうせ総合格闘技をやりながらプロレスをやろうとしてるんだろうけど、どうせならドップリ浸かるのもいいんじゃない?」と、高瀬をプロレスに勧誘! 鈴木なりに高瀬にプロレスのセンスを感じたのだろう。高瀬もこの呼びかけに応え、「鈴木さんに勝つまでやります!」と本格的にプロレスに取り組むことを示唆した。
 珍しく握手をして高瀬の健闘を称えた鈴木は、上井氏を呼び込むと「もう1コだけ言わせてくれ! 上井のオッサン、アンタと別れた新日本プロレス、前田と船木、あと柴田と村上、みんな力強く生きてるぞ! オッサンの作ったここは何なんだ? プロレス界の終着駅か? 始発駅じゃないのか? 俺は特急だから、田舎の小さい駅にはなかなか停まらないんだよ。勝手に辞めるとか言いやがって、俺をこの世界に戻したのはお前だろ! お前がライガーとやれって言ったんだろ! だから俺がここにいるんだろ? なに勝手に1人で辞めようとしてるんだよ! 今日、こんだけのお客さんが、上井だったら何か面白いことするんじゃないかと思ってチケット買ってくれたんだろ。男だったらもう1回やってみろ!」と、鈴木らしい檄を飛ばした。かつて柴田にも「ちゃんとやってくれ!」と檄を飛ばされた上井氏。結局、みんな上井氏の側から離れていき、上井駅は確実に終着駅に向かっていた。
 しかし鈴木はそれを許さなかった。それはプロレス界から格闘技界に行っていた鈴木を、再びプロレス界に引っ張り込んだのが上井氏の情熱だったからだろう。上井氏も「1回も辞めるなんて言ってませんよ! 俺、棺桶に入るまでプロレスやるって言ってんですよ。これだけ立派なスポンサーがついたら、灰になるまでやるしかないよ! ここのリングを日本一にしてやるよ! 逃げるなんて言ってない!」と一気に燃え上がった。

070321_Uwai-2.jpg そんな上井氏のお気に入りレスラーたちがこの日もなかなか見せてくれた。K-DOJOの真霜は、実力者の村浜と激しい打撃戦を展開。村浜からすれば真霜は巨体だが、それでも掌底とキックのコンビネーションで積極的に攻めていったが、真霜はそれを正面から受け止めた上で、村浜のハイキックをキャッチしての裏アキレス腱固めからの逆片エビ固めで村浜の足を破壊してみせた。
 そして毛利はプロレスデビュー戦で激しくやりあったDDTの飯伏と今度はタッグで激突。お互い感情を全面に出しながら蹴り合い、さらに毛利はグーパンチまで飯伏の顔面に叩き込んだ。試合は飯伏が内田を押さえ込んだが、試合後も両軍は乱闘状態に。毛利vs飯伏は上井駅での名勝負数え唄になるかもしれない。
 メインの高瀬もそうだが、浜中や門馬、さらに毛利や真霜、飯伏、フジタ“ジュニア”ハヤト、村浜といった選手が中心になり、その中に鈴木みのるという“エース”がドンといるようになると、上井駅はもっと面白くなるかもしれない。

070321_Uwai-3.jpg とはいえ、現在の上井駅はそういった武闘派プロレスがある一方で、エンタメ性の強いプロレスも同居しているのが特徴。この日も、666のラム会長(小学生)が1日駅長ということで、上井氏をチョークスラムで叩き付けたり、菊タローらと独特の試合展開を見せたりして会場を沸かせていた。
 そして、上井駅旗揚げ以来、プロレス界初のメカ同士の抗争を繰り広げてきた上井設備とマミー研究所も、ついに決着戦を迎えた。この日の上井設備サイドは上井氏の兄ではなく、リングアナの下島車掌が操縦者となったのだが、メカマミー&Liteは試合途中で操縦者を襲撃! 下島車掌はボコボコにされた上、ドリル攻撃まで食らいそうになった瞬間、この試合を館内実況していたユリオカ超特Q氏がエプロンまで駆け上がって“ドラゴンストップ”を宣告!
 しかしメカマミーは構わずユリオカ氏にドリル攻撃! これを見た下島車掌が激昂して、メカマミーらにドロップキック、コルバタ、ムーンサルトアタックを見舞うという意外な一面を見せた。最後はコントローラを取り戻した下島車掌&上井設備が勝利。ドリル攻撃で殉職したかに思えたユリオカ氏も、腹部に週刊ゴングを入れておいたため助かったそうだ。一応、これでメカ闘争は決着したわけだが、今後上井駅はどういう方向に進んでいくのだろうか?
 なお、恒例となったプチシルマ体操にはミヤマ仮面(カッ○ー)が参加。ミヤマ仮面は何と、元Uインター取締役の鈴木健氏を「出てこいや~」と言って呼び込んだ。こんなところにも何気に元Uインター勢が……

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