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›2007年05月20日

もうテレビでは見られなくなった、松本人志入魂の新作が映画で見られる!

Posted by JS at 11:51 / Category: つぶやき / 1 TrackBack

CUT_0706.jpg ダウンタウンの松本人志による初監督映画『大日本人』が、いよいよ6月2日に公開されるが、ニュース番組でたまたまフランス・カンヌ国際映画祭で、『大日本人』が上映されたニュースを見た。
 この映画、ストーリーに関しては「笑えるヒーローもの」らしいということしか明かされていない。公式HPでは予告編の映像なんかも見られるが、見たところでハッキリ言ってよく分からない。
 メディアなどでは同時期に新作が公開されるビートたけしと比較されているが、ある人は「たけしさんはテレビと映画を分けたけど、松本さんは分けなかった」と言った。ようは最近テレビでは何かと規制が厳しくて、自分の理想的なコントが作れなくなってきた松っちゃんが、お金や手間がかけられる映画という舞台で、約2時間のコントを作ったんじゃないかと思う。

 そう考えると、非常にワクワクしてくる。私はドンピシャでダウンタウン世代だ。子供の頃はドリフやひょうきん族を見て育ったが、物心がついた頃からはダウンタウンの笑いを中心に見ていた。なにせダウンタウンが日曜20時というゴールデンタイムに、60分間のお笑い番組(ごっつええ感じ)をやっていた頃は、いまほどテレビの規制が厳しくなかったこともあって、かなりハチャメチャなこともやっている。しかも、凄まじい労力や予算が注ぎ込まれていたようだ。そんなものを見て育ったのだから、いまの予算を削られて規制だらけとなったお笑い番組を見て、満足しろというほうが無理だ。
 だから『ごっつええ感じ』のDVDシリーズは、今でも凹んだときとか笑いたいときに見直すと確実に笑える。ホントにこのDVDには何度もパワーをもらったし、宝物だ。何でも大リーガーのイチローも、アメリカまでこのDVDを持って行ったと聞いたことがある。
 私はいい時代に、いいものをたらふく見てしまった。中でも死ぬほど笑わせてもらったダウンタウンには、やはり特別な思い入れがあるし、松本人志名義の作品も気になってしまう。でも、松っちゃんの笑いは難解なものも多い。本人も著書やインタビューなどで、そういったことを認めている。ハチャメチャだったと言っても、『ごっつええ感じ』はちゃんと“日曜20時”という時間帯に合わせたレベルで作られていたのが分かるし、難解な部分はほとんどなく、見れば爆笑間違いなしの『働くおっさん』や『すべらない話』なんかは、あくまでも「現代のテレビ番組の中で、どう笑わせようか」を考えた上で生まれた、あくまでも“テレビ向き”コンテンツだと思う。
 ということは、テレビよりは格段に自由度が高いと思われる、映画の『大日本人』は「誰もが笑える娯楽映画」というわけにはいかなそうだ。きっと難解な部分も盛り込まれているはずだし、見た人の意見も賛否両論ありそう。でも、私がたまたま見たニュース番組では、「カンヌで上映された際は、大爆笑やスタンディングオベーションはなく、クスクス笑い程度だった」と報じていた(※「カンヌの客爆笑」という報道もありますね)。これを聞いて、私は言葉も通じないカンヌで松本作品が、外国人をクスクスとだけでも笑わせたのはスゴイなと思った。ということは、言葉の細かなニュアンスも理解できる日本人なら、さらには松本人志の作る笑いにある程度の予備知識のある人間なら、どんだけ笑えるのだろうか? いやぁワクワクしてきた。

 しかも松っちゃんは自身のラジオ番組でも「いいのが撮れた」と、その出来映えにかなり満足気な様子だった。嫌でも期待しちゃうなぁ。たぶん実際に見たらみたで、「?」と思うようなシーンもきっとあると思う。それは今までの作品でも多数あった。もしかしたら期待のし過ぎで、思ったよりは面白くないかもしれない。
 とはいえ、単純に松っちゃんの新作が見られるというのが嬉しい。いま分からない部分があっても、何度も見ているうちにとか、数年後に見直してみたら、実はスゲー面白かったということも多々ある。それにこの映画のプロモーションのために、松っちゃんの露出が増えたのも嬉しい。先日はAERAでもインタビューが掲載されていたし、『Cut 』(ROCKIN'ON)6月号でも特集が組まれていた。
 さらには『さんまのまんま』にも出演して、あの明石家さんまと共演するという! さんまと松っちゃん、別に確執があるとかそういうことではないらしいが、同じ吉本の割にはこの2ショットは滅多に見られるものではない。芸人さんのあいだでも、この共演はかなり話題になっているらしい。いまから番組が楽しみだ。最近、事前にワクワクして待つようなテレビ番組なんてほっとんどなかっただけに、松っちゃんが映画を撮ってくれたお陰で、こういった恩恵もあるんだなぁと実感した。

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