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›2007年06月18日

この1年で格闘技界の状況は急変。その結果、サップとK-1の和解が成立!

Posted by TEAM-angle at 17:48 / Category: 【格】K-1 / 0 TrackBack

070618_K1WGP-1.jpg 18日、都内のホテルで『K-1 WORLD GP 2007 INAMSTERDAM』(23日=現地時間、アムステルダム・アリーナ)に関する記者会見が行われた。この会見にはオランダ大会でのピーター・アーツ戦を承諾し、K-1との和解が電撃決定したボブ・サップが出席。会見の詳細はバトル三昧をご覧ください。
 そもそも昨年のオランダ大会で試合直前、突如主催者サイドに無理難題を要求したとされるサップ。主催者サイドが「そんな要求を聞けるわけがない」と突っぱねると、サップは試合をボイコットして会場を去ってしまったのがことの始まり。
 その後、サップは契約不履行を理由にK-1サイドに契約の解除を通告。他団体への参戦も臭わせるサップに対し、K-1サイドは契約は継続し、他団体に移籍した場合は契約した団体にも責任が発生すると主張した上でサップを訴えた(今回の和解により、訴えは取り下げる模様)。サップは何度か他団体に参戦する話が持ち上がったが、結局どこかで試合を行うことがないまま約1年が過ぎた。

070618_K1WGP-2.jpg それが、先日の『Dynamite!! USA』でのレスナーの相手にサップが名乗り出たのを機に、両陣営が急速に歩み寄り、今回の和解につながった。
 谷川イベント・プロデューサーは、和解に至った最大の理由として「K-1と結んでいる契約はいまでも継続しているというのを、サップが認めたので」と語った。つまり契約不履行を訴えていたサップが折れて、K-1側の主張に歩み寄ったことになる。その代わり、サップが他団体でも試合をしたいというのなら、契約期間中はあくまでもFEGを通さないとならないが、できるだけ認めるように努力しますよというのが、K-1側がサップ側に歩み寄った部分か。
 サップがホースト戦をボイコットした直後から、様々な噂や憶測が飛び交ったが、この1年で格闘技界の状況は大きく変わった。ハッキリ言って1年以上実戦から遠ざかっているサップを、K-1と事を起こしてまでも手に入れたいというプロモーションや団体はほとんどないのではないか? 谷川EPは何年の何月までサップとの契約が残っているかは明かさなかったが、サップとしてはこのまま上がるリングがない状況よりは、とにかく試合をガンガンして“格闘家、ボブ・サップ”というものを、もっとアピールしたほうがいいと考えたのではないか。
 和解したとはいえ、契約が満了したらFEGが再契約するかどうかは現時点では分からない。下手したら試合をしても“使えない”と判断されたら、契約が切れた時点でサヨウナラかもしれない。サップが格闘家人生をもっと続けたいのであれば、残った契約期間のあいだに商品価値を上げて、FEGに好条件で再契約させるか、高く買ってくれる他団体が出てくるようにするしかないだろう。

070618_K1WGP-3.jpg この1年間はハリウッド映画に出演したり、獣医になるため学校に行って勉強していたというサップだが、モーリス・スミスやジョシュ・バーネットらと週3~4回はトレーニングを積んでいたという。体もさらにひと回り大きくなった印象で、サップ曰く「体重は若干増えたが、400ポンドは超えないように気をつけたよ」とのこと。
 サップ本人は「FEG主催のイベントには積極的に出たい。K-1 WORLD GP決勝にも出たいし、Dynamite!! USAも次回大会にはぜひ出たい。将来的にはマイティ・モーやセーム・シュルトと対戦したいし、チェ・ホンマンとも再戦したい」とやる気十分。谷川EPは「とにかくオランダ大会が終わってみないことには」と、現時点では今後サップをどう起用していくか考えていないようだが、「本来はHERO'Sがいいでしょうね。まぁ今回はK-1で起きたことなので、オランダ大会に出てもらいますけど」とも語った。
 会見中、終始ご機嫌な様子で何度も笑顔を見せていたサップだが、一方の谷川EPは会見終了後「まぁ信頼していいと思うんですけどね(苦笑)。試合が終わるまではハラハラドキドキですよ」と、まだまだ安心はできない様子だった。

 なお、『Dynamaite!! USA』で桜庭和志と対戦したホイス・グレイシーが、試合後のドーピング検査で陽性反応が出たことに関して、谷川EPは「まだホイスとキチンと連絡が取れていない。アスレチック・コミッションの裁定に我々は触れることはできないが、2500ドルの罰金と1年間の出場停止だけで、勝敗が変わらないのはおかしい。桜庭選手の肩を持つわけではないが、イレギュラーした選手が勝ちっていうのは、どうも……」と、違反をした選手が勝って、試合後に不正が見つかっても勝ちであることは変わらないという“やったもの勝ち”の裁定に納得できない様子。
 また、アスレチック・コミッションによって試合に出られなかったホンマンも異議申し立てをするための準備をしているそうだ。

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