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›2007年07月02日

柴田がグレイシー狩りに出陣! 前田SVが秋山問題に関して見解を発表

Posted by TEAM-angle at 17:36 / Category: 【格】HERO'S(ROMANEX) / 0 TrackBack

070702_HEROS-1.jpg 2日、都内某所で『HERO'S 2007 ミドル級世界王者決定トーナメント開幕戦』(16日、横浜アリーナ)の記者会見が行われた。会見の詳細や発表されたカードなどは、バトル三昧で詳しくお伝えしているので、ぜひご覧ください。
 柱となるミドル級トーナメント開幕戦の4試合が出揃ったのだが、気になるのはスーパーファイト。今年3月の名古屋大会でHERO'Sデビューしたプロレスラー・柴田勝頼が2戦目にしてグレイシー狩りに挑むことになった!
 相手は若干19歳にして、これで総合デビュー戦とのことだが、エリオ爺さんの長男であるホリオンの息子で、柔術だけではなく打撃もでき、体も大きいグレイシー第3世代。その風貌はヒクソンによく似ているハレック・グレイシー。会見では「(対グレイシーに)特別な思いはない」と語っていた柴田だが、コーチである船木はヒクソンに敗れたことで引退を決めたこともあって、「グレイシーと柴田が交差するときは来ると思っていたが、2戦目で来るとは思わなかった。でも避けて通れない相手なので、どういうふうになるにしろ経験しておいたほうがいい」と、グレイシーとの対戦は勝っても負けても、柴田が強くなる上で必要な“経験”と語った。

070702_HEROS-2.jpg すると柴田も「石澤(常光)さんがハイアン・グレイシーとやったときに、打撃の重要性というか、総合格闘技がどういうものかというのを考えさせられた。新日本プロレスで石澤さんが一番強いと思っていたが、簡単にテイクダウンされて、グレイシーに負けたっていうのが衝撃的だった。そういった意味では、ここにきてグレイシーと対戦するっていうことは、何か意味があるんでしょうね」と、プロレスラーとしてvsグレイシーというのは避けて通れない、“やらなければいけない試合”であることを実感した様子。
 また、かつて高田がヒクソンに敗れた直後、ヒクソン戦に名乗りを上げた経験のある前田スーパーバイザーは「自分たちが新日本プロレスで藤原喜明を中心に(練習を)やった連中しか知らないけど、元々プロレスラーっていうのは、最低でも練習の中に“自分の身を守るための練習”っていうのがあったんですよ。本当はそれが9割じゃないといけない。それがいまの選手だととんでもない。試合自体ロープワークを使って、飛んだり跳ねたりばっかりでね。基礎体力の練習を疎かにしたりだとか。だから、自分にとってはプロレスラーとグレイシーがやるのは奇異なことじゃない。柴田はある意味“先祖返り”したレスラーの一人で、彼がこの世界に入るのに覚悟もあったと思うし、お父さんの代からプロレスやって、厳しいお父さんの指導の下、学生時代はアマレスを経験して。彼の頭の中にあるプロレスラーっていうのは、自分の頭にあるものと同じ、自分の身を守れるプロレスラーですよね。だから現状とプロレス界と合わなくなるのは当たり前のことで、本来プロレスラーというものは身を守れる技術を持っているはずですよね」と、この一戦にプロレスラー魂が揺さぶられたのか、かなり期待している様子だった。

070702_HEROS-3.jpg また、ライトヘビー級トーナメントに関しては、現在秋山が無期限出場停止処分中なのと、桜庭が連戦続きということもあり、7月の大会での開催は見送られた。9月の大会から開催される可能性もあるようだが、問題なのは秋山が復帰するかどうか。
 谷川代表は「主催者としてもどう解決するかというのは決まっていない。桜庭選手の気持ちも大切にしたいし、テレビ局やスポンサーとの調整もある」と簡単に解決できる問題ではないことを強調した上で、「僕個人の気持ちとしては、7月にLヘビー級トーナメントをやってそこに出したかった。1回戦で柴田選手とやるとか、田村(潔司)選手がいろいろ言っているから、そういうカードを組むとか。いろいろやれることはあると思うけど、調整ができなかった。僕は(秋山のことを)気に入らない人がいるなら、リング上で制裁すればいいと思う」と、専門誌のインタビューなどで秋山に苦言を呈していた田村に、直接秋山と対戦してもらうことで、“秋山のみそぎマッチ”にする考えもあったようだ。
 前田SVも「このまま終わらせてしまうには惜しい選手。桜庭の理解も得た上で、Lヘビー級トーナメントで復帰させてあげたい。時期は未定だが、自分としてはもうそろそろいいんじゃないかと思う」と、やはりLヘビー級トーナメントでの復帰が妥当と考えている様子。
 それというのも、前田SVはHERO'Sが事前にキチンとルールを決めておけば、あの“ヌルヌル事件”は防げたことだと考えており、主催者側にも責任があったことを改めて指摘。だからこそ、ネット上などで見られる秋山への執拗なバッシングなどに関して「何かもうね、いまの日本の社会全体が子供のいじめとかはよく言うが、子供の世界というのは大人の世界の写し。テレビつければダウンタウンとかが、若手芸人をいじめて笑いを取っている。とんねるずもやっていた。お笑い芸人っていうのは大体そうですよ。唯一やっていないと言えば、ウッチャンナンチャンくらい。あれを見たらやっぱり子供は真似をする。会社でもええ歳した大人が、いじめやってるって聞きますよ。でも、大事なんは何かやってしまった、それで罰を受けた、それを素直に認めて謝っている奴に対して、ある程度罰が過ぎたら許してやるってことがないと、どんどん社会が殺伐とする」と、秋山一人に責任を押しつけているのは“いじめ”であり、許す気持ちをもってほしいと訴えた。
 何でも前田SVは秋山のことを心配して、ちょくちょく電話もしているそうだ。秋山は前田SVからの電話にカラ元気で応えているものの、かなり苦しんでいる様子だという。とはいえ、この問題はデリケートな問題なだけにすぐに解決できるものではない。主催者サイドには、ぜひファンの声や意見も踏まえていただき、慎重な判断をしていただきたい。

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