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›2007年08月13日

G1初制覇の棚橋が「僕の野望はプロレスを最高のジャンルに引っ張ること!」

Posted by TEAM-angle at 00:00 / Category: 【プ】新日本プロレス / 0 TrackBack

 12日、両国国技館で行われた新日本プロレス『G1 CLIMAX 2007 ~Winner Take All~』最終戦。G1準決勝と決勝のほか、全試合の詳細と試合後の選手のコメントなどはバトル三昧でお伝えしていますので、ぜひご覧ください。
 今年のG1決勝は準決勝で再三のヒザ攻撃に苦しめられながらも、勢いに乗っている真壁を下した棚橋と、準決勝で相手の中邑にアクシデントがあったとはいえ、現IWGPヘビー級王者としてここまで勝ち上がってきた永田というカードに。ヒザに加えて、右肘もパックリと割れていて、縫っても受け身を取る度に糸が肉を裂くという棚橋に対し、永田は王者らしいインサイドワークを駆使した闘い方。蹴りを主体にしながら、キラー永田となって棚橋の腕をアームブリーカー&腕固め(with白目)で痛めつけ、勝負所で鮮やかなバックドロップ&ナガタロック2。
 盤石な永田に対し、棚橋は場外の永田にエプロンからのハイフライフローや、ロープ越しのファイナルカット、ドラスク5連発、秘密兵器の裏投げといった意外な攻撃で対抗。最後は勢い余ってブリッジが崩れてしまったドラゴンスープレックスを返された棚橋が、間髪入れずコーナーに登って放った渾身のハイフライフローで3カウント!
 今年4月にIWGP戦で敗れたときの雪辱を晴らすと共に、“太陽の天才児”がついに夏の本場所G1初制覇を達成した。試合後、「俺みたいなクソ野郎に応援してくれて、どうもありがとうございました!」と自虐的に挨拶した棚橋だが、「皆さんの期待、声援をこの体に浴びました。必ず俺たちの世代で、もう一度プロレスを爆発させます! 最後にひとこと、両国の皆さん、愛してまーす!」とお得意の台詞で2007年のG1を締めてみせた。

 控室で対戦相手の永田や満足気な表情の長州、さらに本隊の選手と共に乾杯をした棚橋は「僕の野望はプロレスを最高のジャンルに引っ張ること。そのためには僕が爆発しなきゃいけないし、同じ世代も爆発しなくてはいけない。それなのに、まだどのメディアでも“次世代のエース”って書かれる。いつまで次世代なんだって! ニュージャパンカップを獲った、IWGPも獲った、そしてG1も獲った。あと何が足りないんだって? 力ずくでもうそんなことは言わせません! 今日から次世代ってつけるのを禁止します。エースって呼ばれるのは好きなんですけどね。いい加減僕らの世代がやらないと、新日本の未来は1ミリも動かない!」と、改めて“俺たちの時代”宣言。
 しかし同世代の中邑が準決勝でケガをしてしまい、決勝で対戦できなかったことに関しては「それも含めて、僕がプロレスの神様に愛されていたってことですよ。僕もヒザの手術をしたときは、この先どうなるか分かりませんでしたから。恐かったけど、間違っていなかった! いつでも僕は正しいんだ! 僕も右肘が裂けていますけど、それだけプロレスにすべてを捧げてやっている」と、棚橋流のエール(?)。
 その一方で、蝶野や長州らベテラン勢がレジェンド軍を結成して、第一線で踏ん張ることに対しては「危機感があるから動くんだろうけど、まぁレジェンドが揃っていますから。彼らには素敵な4文字を贈りますよ。“一網打尽”ってね」と、レジェンドたちをまとめて踏み台にしようという腹づもりのようだ。

 準決勝でイスや監獄固めで棚橋のヒザを攻撃し、チェーン攻撃であと一歩まで追い込みながら、惜しくも敗れた真壁。試合後は「決勝戦はブチ壊してやるよ!」と吠えていたが、決勝後の表彰式で報知新聞社賞と内外タイムス社賞に選ばれると、Gパンにサングラス姿でリングに登場。
 しっかりと賞を受け取った真壁は、何と観客の声援に珍しく腕をあげて応えてみせた。今までG1の最終戦に絡むようなことがなかった真壁にとって、今年はIWGPにも挑戦したし、G1でも準決勝までいった。それだけにかなりの充実感があったということだろう。
 その逆に中邑は永田と好勝負を展開したのち、勝利目前にアクシデント発生! 秘密兵器のハーフネルソンスープレックスを初公開した中邑は、永田のバックドロップを食らった直後に腕十字を決めていったのだが、この絶好のチャンスにどこか様子がおかしい。すると林リングドクターが入ってきて試合をストップ。何と左肩を脱臼をしたということで、無念のドクターストップ負けとなってしまった。

 G1以外の試合では、11日の両国大会で蝶野らとレジェンド軍の結成を発表した長州と越中は早くもタッグを結成。結果的に越中はGBHから脱退することになり、裏切られたカタチの天山と矢野は入場時から越中に詰め寄っていく。
 だが、この日は久しぶりに黒袴を穿いた越中はヒップアタックを乱射し、さあに天山に対してモンゴリアンチョップを放っていくハッスルぶり。それに共鳴するように長州もトップロープから雪崩式ブレーンバスターを決め、さらに矢野はイスで滅多打ちに。最後は越中が豪快な侍パワーボムで天山から3カウントを奪い、レジェンド軍が幸先のいいスタートを切った。
 同じくレジェンド軍に加入したライガーは、邪道&外道とトリオを結成したが、GBHの石井と本間をセコンドにつけた邪外道とライガーのあいだにはどうも不穏な空気が……。しかし、CTUは絶妙な試合運びでサムライジム陣営を追い込み、最後はライガーが田口に狙いを定めていると、何と外道がこん棒でラガーを急襲! 今月26日のCTU解散興行を迎える前に、GBHとレジェンド軍に別れた邪外道とライガーの闘いは、早くも始まってしまった。

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