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›2007年08月24日

山本KIDが日本で軽量級人気に火を付けるため、適正体重でHERO'Sに復帰!

Posted by TEAM-angle at 20:45 / Category: 【格】HERO'S(ROMANEX) / 0 TrackBack

070824_HEROS-1.jpg 24日、都内のホテルで『HERO'S 2007 ミドル級世界王者決定トーナメント』(9月17日、横浜アリーナ)の記者会見が行われた。発表された対戦カードや会見の詳細は、バトル三昧をご覧ください。
 会見ではレスリングで北京五輪を目指していた山本“KID”徳郁が、この大会で総合格闘技に復帰することが発表された。会見に出席したKIDは「今やりたいことをやっているんで。(北京五輪出場にも)チャンスがあればまだ挑戦したし、(五輪出場が)なくなったとしても、これからもちょくちょくレスリングの試合には出たい」と語り、総合には復帰するもののレスリングも平行してやっていく考えを明かした。
 今回、KIDは新たな目標を掲げてHERO'Sに復帰することになった。HERO'S設立時から70kg級(ミドル級)で活躍し初代王者にもなったKIDだが、本来は60kg台前半が適正体重。そのため今までは「練習や試合よりも、食べて体重を増やすほうが辛かった」と語るほど。だが、今回HERO'Sに復帰するにあたり、新たに中量級であるミドル級の下に、軽量級のライト級(仮称)を新設する話が出てきているという。
 まだライト級を具体的に何kgで区切るかは決まっていないが、ひとまず9・17のKIDvsビビアーノ・フェルナンデス戦は63kg契約。ようやく適正体重で試合ができることになったKIDは「アメリカでもどこでもやりたい気持ちは常にあるが、今は日本で軽量級に火を付けたい。展開も早いし、見てて面白いと思う。分かりやすく言うと、プロレスでヘビー級のバチーンっていう(迫力があるもの)のも面白いけど、軽量級は闘龍門とか、そういうルチャみたいな感じ。それもまた面白いんですよ!」と、日本で軽量級人気に火を付けるという目標が決まり、「またあの雰囲気を味わえると思うと、ワクドキ(=現段階ではまだワクワクドキドキの半分くらいという意味)」と意気込みを述べた。

070824_HEROS-3.jpg 前田日明スーパーバイザーも「軽い階級はさらに強い奴がいると思う。とくにアジア系に。中国でも、韓国、日本、タイでも、本当に強いアジア人っていうのは、60kg前後の階級じゃないですか。70kgクラスでもアジア系にはちょっと重いかなと思っていましたから、選手層っていう部分ではとんでもない奴がいると思いますよ。今年の春にリングスの選手発掘のため、中国視察に行ったんですけど、中国でも軽いので面白い奴がいっぱいいましたね。散打とか、中国伝統武道、柔道、アマレス、ボクシングとかいろんな選手で」と、ライト級が設立されれば、アジア圏から未知なる強豪が出てくることを示唆。なお、話の中に出てきたリングス復活に関しては、中国視察に行った際、中国共産党内の格闘技部門ナンバー2である人物を通して話が進んでいるそうだ。
 愛弟子である所英男も本来は65kgの選手だが、現在はミドル級に合わせて70kgまで体重を上げてしまったため、ライト級に転向するかどうかは微妙なところだという。さらに前田SVは「軽量級からスーパーヘビー級まで全階級あればいいと思う。でも執行部の人材不足で手が回らないんですよね。面白い選手がいるってことで、アッチに行ったり、コッチに行ったりはするんですけどね。そこにきてUFCが出てきたんで、今はUFC対策に躍起になっているんでね」と、世界各国から選手を集めて、各階級に分けるという作業は、なかなかスムーズにはいかないことを吐露した。

070824_HEROS-3.jpg 谷川貞治HERO'S実行委員は「KID君がやるなら軽量級のトーナメントもやります。この階級はレスリングにはたくさんいるし、立ち技ならタイにいるし、韓国にもいい選手はいる。ただ、アメリカとかヨーロッパにはいないんですよね。でもKID君が(中心になって)やれば、盛り上がるだろうし、いい選手はどんどん出てくるでしょう」と、KIDが本腰を入れてやるならばという“条件付き”でライト級新設にGOサインを出した。
 それというのも専門誌のインタビューなどで、最近KIDが「金網にも興味がある」といった発言をしていたことで、「UFCに行ってしまうのでは?」という不安があったようだ。だが、KID自身が「日本で軽量級に火を付けたい」と語っている以上、ライト級を新設すれば当分はHERO'Sをホームリングとしてやっていくはず。その上で谷川実行委員は「まぁ彼は気ままな男ですしね。そういう感性は大切にしてあげたい。でも、これは個人的な気持ちだが、アメリカでやりたいのなら、まずは日本で軽量級の人気を作って、それをアメリカに持って行ったほうがいいと思う。アメリカ人はアメリカ人のための大会をやるから、アメリカに(軽量級の)強い選手がいなければ興味ないと思う。だから、まず日本とか韓国で『軽量級って素晴らしいな』ってところまでにしてから、そのジャンルそのものを(アメリカに)持って行ったほうがいい」という見解を述べた。
 なお、9月の大会ではミドル級のトーナメントのほか、KIDのライト級やライトヘビー級、さらにヘビー級のスーパーファイトも組まれる予定のため、谷川実行委員は「どの階級が一番面白いか競い合ってもらえればいい」と期待を寄せた。谷川実行委員曰く「“PRIDEっぽい”カード」を含んだ残りのカードは、来週中には発表されるそうだ。

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