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›2007年08月26日

プロレスサミットで飯伏が舞い、関本が投げ、荒谷が笑い、蛍光灯が割れる!

Posted by TEAM-angle at 23:25 / Category: 【プ】サミットシリーズ・合同興行 / 0 TrackBack

070826_ProWrestlingSummit-1.jpg 26日、ディファ有明で行われた『プロレスサミット in ARIAKE』。インディーサミットからプロレスサミットへとバージョンアップしたオールスター戦だが、今大会は何と全試合タイトルマッチ。その全試合の模様はバトル三昧で詳しくお伝えしているので、ぜひご覧ください。
 今大会には新日本やノアといった団体からの出場はなかったが、今年も大晦日に年越し後楽園大会が決定。全試合タイトルマッチだけにこの日ベルトを巻いた選手は、各団体の下半期ではキーマンとなり、強いては大晦日のプロレスサミット出場がグッと近づくことになる。メインで勝利した大日本の沼澤邪鬼は帰ろうとする観客を呼び止めると、「皆さん、プロレス最高でしょう? それにデスマッチも最高でしょう? 今年も大晦日に年越しがあるから、この調子で年越しまでぶっちぎるぞー! だから、だからプロレスサミットに付いてこーい!」と絶叫した。

070826_ProWrestlingSummit-2.jpg その沼澤が佐々木貴の持つBJW認定デスマッチヘビー級王座に挑戦した試合がこの日のメイン。プロレスサミットという、いわゆるオールスター戦でデスマッチがメインを飾るというのは異例なことだが、佐々木vs沼澤というカードは大日本が自信を持ってオススメするカードの1つ。
 それだけに試合は、リングサイドのカメラマンや観客にまで蛍光灯や画鋲が乱れ飛ぶ壮絶な一戦となった。佐々木が蛍光灯を挟んで沼澤をボッコボコに蹴っていけば、沼澤は背中から大量の血を滴らせながらも、蛍光灯の束の上に狂鬼欄舞(=シュバイン)で叩き付け、さらに蛍光灯の上に佐々木を寝かせ、コーナーから邪鬼邪行(=ローリングセントーン)。破片だらけのマットに狂鬼欄舞で叩き付けると、最後は狂神太平(=スライディング式ラリアット)を決めて、ついに佐々木から3カウントを奪った。
 試合後、「やっと俺の腰にベルトが来たー! ただ、もっと嬉しいことがある。いろいろな団体が上がるリングのメインで、佐々木貴とやれたことが幸せだー! 佐々木、まだ終わりじゃないぞ!」と叫んだ沼澤に対し、佐々木も次はさらにグレードを上げて対戦することを約束して健闘を称え合った。

070826_ProWrestlingSummit-3.jpg このサミットシリーズの1つの“核”になっているのが、大日本の関本大介とK-DOJOの真霜拳號の闘い。前回の大阪大会ではタッグも組んだ両者だが、今大会では再び激突。関本がZERO1・MAXの佐々木義人とのタッグで保持しているBJW認定タッグ王座に、真霜はDDTのHARASHIMAとのタッグで挑戦した。
 関本と真霜の闘いに義人とHARASHIMAも感化されるように試合は激しくなり、HARASHIMAのバックを取った義人ごと関本がジャーマンで投げたり、真霜もHARASHIMAと見事な蹴りの連携を披露するなど、一進一退の攻防が続いた。その結果、30分時間切れ引き分けに終わったが、試合後健闘を称え合った両チームは再戦を約束さ。
 そんな激戦が続いた中、この日もっとも客席を沸かせたのがDDTの飯伏vsK-DOJOの円華の一戦。この試合には飯伏たっての願いにより、大仁田FMW時代に設立されたインディペンデントワールド世界ジュニア王座を復活させることになった。スクリーンでは長くこのタイトルを保持していたTAKAみちのくが、まだ田子作タイツを穿いていた時代に、当時はバトラーツ所属だった田中稔(現・新日本の稔)と対戦していた懐かしいVTRも流れた。
 言い出しっぺの飯伏は張り切って試合に挑んだが、円華のドラスクを食らって序盤でヒザを痛めてしまう。当然円華は徹底的に飯伏のヒザを狙っていき、何とか技を返そうとする飯伏もヒザの痛みで終始技が出せないでいた。しかし、ノアマットでノアのファンを大いに沸かせたオーバーヘッドキックを叩き込んだ飯伏は、一気にジャーマンとドラゴンで投げていくと、朦朧とする円華の顔面にハイキックを叩き込み、トドメは鮮やかなフェニックス・スプラッシュ!
 意地が剥き出しになった激しい打撃戦から、難易度の高い空中技まで飛び出し、この試合で多くの観客のド肝を抜いた末、飯伏が復活したインディペンデントワールド世界ジュニアのベルトを奪取した。

070826_ProWrestlingSummit-4.jpg そして第2試合では、これまで独創的かつ画期的なルールで争われてきたDDT・マッスル坂井の持つエクストリーム王座に、大日本のアブドーラ小林と全日本の荒谷が挑戦するという超異色カードが実現。まずはスクリーンで1人でも挑戦者を減らそうとする坂井が、アブコバが経営する居酒屋を襲撃するシーンが映し出される。
 「まだ準備中なんだけど」ととぼけるアブコバは、何と襲撃にきた坂井にまず飯を振る舞う。美味しい料理に舌鼓を打った坂井だが、アブコバは「襲撃に来たんだろ? 入り口からやり直せ」となぜか襲撃を指示。だが、先輩にやさしくされたことに感動した坂井は襲撃を断念。結局「試合を頑張ろう」とアブコバから励まされる羽目に。
 しかも試合のルールは、夏休み自由工作デスマッチと題し、プロレスの試合の勝敗に関係なく作品の完成度を観客が携帯電話から投票するというもの。プロレス試合では荒谷がムーンサルトプレスを決めて、アブコバと坂井を2人まとめてフォールしたものの、肝心の自由工作では紙粘土で自身の顔を作ってきたアブコバ、木工細工で跳び箱を作ってきた坂井に対し、荒谷は控え室で急遽こしらえたお盆のときに見られるナスに足をつけたもの。
 あまりにもお粗末な工作に、坂井とアブコバが「アンタみたいなエリートメジャーレスラーと違って、僕らみたいなインディーレスラーはVTR作ったり、引っ越ししたり大変なんですよ!」と愚痴り出すと、そこに荒谷の良き理解者である(?)TAKAみちのくが登場。TAKAは荒谷がこの日誰よりも早く会場入りし、若手たちに混じってリングを作っていたという衝撃的(?)事実を明かした。
 これを聞いた坂井とアブコバは感動して潔く負けを認め、荒谷の腰にエクストリーム王座のベルトを巻いた(実際には長さが足りずに巻けてはいない)。そしてみんなで騎馬を作り、そこに荒谷を乗せて祝福したのだが、荒谷が重すぎてバランスを崩し後方に転倒! バックドロップ状態でマットに叩き付けられてしまった荒谷。すると場内が暗転し、お決まりの『天才バカボン』のテーマ曲が流れた。そして、荒谷は寂しそうな背中のまま全日本の両国大会へと移動するのであった……

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