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›2007年09月18日

カルバンが五味戦、ハリトーノフがヒョードル戦を熱望!前田「どっちも見たい」

Posted by TEAM-angle at 15:54 / Category: 【格】HERO'S(ROMANEX) / 0 TrackBack

070918_HEROS-3.jpg 18日、横浜市内のホテルで『HERO'S 2007 ミドル級世界王者決定トーナメント決勝戦』の一夜明け会見が行われた。会見の詳細はバトル三昧をご覧ください。
 今年のミドル級トーナメントを制して獲得したベルトに加え、去年のトーナメントを制して獲得したときのベルトも持参してきたカルバン。前田SVはそのカルバンを「カルバンも山本(KID)君も一発を持っているタイプだけど、山本君はシャオリンとやったときのカルバンの闘い方を参考にしたほうがいい。決勝のジダ戦ももっと接戦になるかと思ったが、JZの頭の良さをすごい感じた。場面場面での状況判断が的確で、ジダよりも一枚上だった」と高く評価。
 ミドル級T2連覇ということで、もうHERO'Sには敵がいないという感じのカルバンは、「連覇というよりは、新たなタイトルを獲得したという感じ。今後は世界レベルでトップ10に入るような選手たちと対戦して、いい試合をしていきたい。その中でトップに立つことが自分のゴールだと思っている」と、やはり無難な発言だった……
 だが、「最後に」と付け加えたカルバンは、「日本人でも素晴らしい選手はたくさんいる。今回PRIDEで活躍していたミノワ選手がHERO'Sに参戦してきた。これをキッカケにPRIDEで活躍していた選手が、たくさんHERO'Sにチャレンジしてくるのではないかと思う。例えば五味選手とかもいるし、そういう選手とも試合をしていきたい」と、チラリとPRIDEライト級王者である五味の名前を挙げた!

 すかさず五味の印象を尋ねられたカルバンは「素晴らしい選手だし、あの階級ではナンバー1だと思っている。アメリカン・トップチームの仲間も彼と対戦しているが、興味を持って見ているよ。彼の試合は面白いしね」と高く評価している様子。だが、谷川EPも分析していたのだが、真っ先に「五味とやりたい!」とは言わずに、王者のプライドとして「五味よ、HERO'Sに来て、俺に挑戦してこい!」という宣戦布告にも取れる。早くも駆け引きが始まっていると思えるだけに、五味側の反応に注目したい。

070918_HEROS-2.jpg KIDが中心となるライト級と共に、来年から正式に新設されることになりそうなヘビー級の中心選手と目されているハリトーノフも会見に出席。
 前田SVは「アリスターの打撃がだいぶ良くなっていたし、ハリトーノフは固かったので、これはマズイなと思ったけど、後半になってだいぶ落ち着いて、最後はロシア人のいいところが出た」と評価。ハリトーノフ自身は、HERO'Sデビュー戦を行った感想を「HERO'Sは闘う場という感じがした。これから大きくなっていく団体だと思うし、私はここでチャンピオンになるのだと感じました。昨日の勝利はチャンピオンになるための一歩に過ぎない。チャンピオンになるためには、一番強いと言われている選手に勝たないといけない」と語り、何とその一番強い相手としてPRIDEヘビー級王者のヒョードルの名前を挙げた!
 選手サイドから次々に大物を指名する声が挙がったが、谷川FEG代表は「みんな五味君とかヒョードルとか言うけど、お金がかかるなぁ(苦笑)。ヒクソンもいるし大変だなぁ。でも、そういう名前が出てくるのは素晴らしいし、いい流れが出来てきている」と高額なファイトマネーなど、夢のカード実現までは様々な障害があることが予想はされるが、日本ではやや落ちかけている総合格闘技への熱を再び取り戻せるように“本物志向の試合”を見せられるような努力はしていくとのこと。
 前田SVも「ハリトーノフとヒョードルは、元はといえばロシアン・トップチームで2人とも(ヴォルク)ハンが教えていたわけですけど、そういった意味でずっと一緒に練習していたので、お互いに長所も短所も知り尽くしていると思う。その知り尽くしている者同士の試合っていうのは、本当に面白い。同タイプの同門同士の試合っていうのは見てみたいです。あと、五味君はずっと連勝が続いて、(マーカス)アウレリオに負けたときに、これでつきものが落ちたかなという感じがあったんですけど、その後の試合はそんな感じでもなかったので。カルバンは結構頭脳戦で来るので、五味君のハードパンチラッシュをカルバンがどうやるのかっていうのは見てみたいし、逆に五味君があの敗戦を経てどう成長したのかっていうのも見てみたいし、色々な意味で面白い試合になるんじゃないですかね」と、かなり興味津々の様子。

070918_HEROS-3.jpg ハリトーノフと同じくHERO'Sデビュー戦で勝利を飾ったミノワマンだが、前田SVは「スパーリング不足が露呈した。ああいうタイプの選手への対応ができていない」と、やや辛口の評価。だが、「本来の能力は高いものを持っている」としてミノワマン本人にも「頑張れよ、超人!」と笑顔で檄を送っていた。
 谷川EPは「僕もライブで見たのは初めてだったんですけど、『これがサクちゃん(桜庭)がいつも感心してるミノワマンの入場と退場かぁ~』って(笑)。サクちゃんはすっごくミノワマンの入場と退場が好きなんですよ。ライブで見て『そういうことかぁ』と思いましたね。相手(ケーシー)も強いんですよ。やりにくいタイプの相手によく勝ちましたよ」と、お客さんを大いに沸かせた部分も含めて高評価。
 その上で、ミノワマンのようなPRIDEからの移籍組と、今までHERO'Sで活躍してきたKIDや宇野など“黄色い声援”を浴びてきた選手たちが、どういう闘いをしていくのかというドラマが当分続いていくだろうと予測。桜庭が移籍してきた辺りから、HERO'Sの流れが変わってきたという谷川EPは、その後PRIDEが活動休止状態になったこともあって「HERO'Sが頑張らないと、日本のファンは総合格闘技を見なくなると思う。せっかく何十年もかけてプロレス~UWF~PRIDEが作ってきた流れを守っていかなければいけない。視聴率を上げるのも僕らの使命なんですけど、それよりも総合格闘技をキチンとしないと。例えば曙とかボビーを出していけば、バラエティ番組にも対抗はできると思うんですけど、地味だけどミドル級のようなものをやっていかないと。いまは我慢しながら立て直そうとしています。昔みたいに数字ばかりを取りに行く、皆さんにご批判いただいたモンスター路線からは退きます(苦笑)」と語り、海外での開催(近々では10月か11月の韓国開催)や秋山復帰問題なども早急に答えを出すとのこと。
 また、ミドル級トーナメント準決勝でジダに敗れた宇野は、試合序盤で食らったヒザ蹴りにより、アゴを2カ所骨折して、全治6カ月の重傷だったことが明らかになった。

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