プロレス、格闘技、IT、デジタル、iPod、Macなどの情報をお伝えするウェブマガジン[angle JAPAN]

›2007年09月21日

佐山が涙ながらにプロレス復活をゴッチさんに約束! 虎ハンターも限定復帰

Posted by TEAM-angle at 23:16 / Category: 【プ】リアルジャパン / 0 TrackBack

070921_RJPW-1.jpg 21日、後楽園ホールで行われたリアルジャパンプロレス第10弾興行『ストロングスタイル ~カール・ゴッチ追悼興行~』。全試合の詳細はバトル三昧でお伝えしているので、ぜひご覧ください。
 メインでは癌で引退した小林邦昭が“一夜限り”の復活! 現役当時に勝るとも劣らないコンディションを作り上げ、懐かしの『THE ROOM PART1』に乗り、赤のマーシャルアーツパンツで現れた小林。一方の初代タイガーも3週間で15kgの減量を行ったという。ただし、佐山の場合はMRI検査を受けた結果、内蔵脂肪ではなく全部皮下脂肪だったことが判明。皮下脂肪は内蔵脂肪に比べると分解されにくいが、小林から2日1回「俺はこれだけ痩せたぞ」という電話がかかってきたり、藤原敏夫氏から酒の席に連れ回されたりと、佐山曰く「こんなにプレッシャーを受けたことはない」という状況で、毎日走り込んだそうだ。
 見た目こそあまり変化のなかったタイガーだが、序盤での腕の取り合いでは機敏な動きを見せ、タイガーレッグスピンやプランチャにいくと見せかけてロープの間を1回転したりと、動きはかなり軽かった。一方の小林も足がピンと伸びたスピンキックから、場外に落ちた相手へのスライディングキック、そして見事なブリッジでのフィッシャーマンズ・スープレックスと、全盛期に匹敵するような動きを披露。
 お互いが往年の技を1つ1つ出す度に、ほかの団体に比べるとやや平均年齢が高いように見えたこの日の観客がどっと沸いた。

 中でも一番沸いたのは、やはり小林がタイガーのマスクに手をかけた瞬間。だが、元祖・虎ハンターが切り札を出した頃には、序盤こそキレのある動きを見せていたタイガーもすっかりスタミナが切れてしまった様子。やはり急激なダイエットがたたってしまったようだ。何とかマスク剥ぎから逃れ、風車式バックブリーカーからのツームストン・パイルドライバーで小林の頭をマットに突き刺したタイガーは、バックに回ってタイガースープレックスの体勢に。
 しかし、タイガーはそのままスープレックスで投げるのではなく、ノアの丸藤が使うオースイ・スープレックスのようにそのまま後方に回転。タイガーの場合は最後の部分が後方回転エビ固めのような体勢にんって押さえ込み、小林から3カウントを奪った。

070921_RJPW-2.jpg 試合後、「途中で脱水症状になって動けなかった。次ぎからは長い時間をかけて(体重を)落とします」と反省したタイガー。一夜限りの復活を決意した小林が抜群のコンディションを作り上げてきただけに、佐山タイガーのコンディション不足は残念な限り。
 だが、大会開始前に師匠であるカール・ゴッチさんの遺影を見ながら、佐山は「師カール・ゴッチは格闘技だけではなく、私生活でも我々を育てていただきました。晩年、何もしてあげられなかったのは残念ですが、師の遺志は多くの人々に影響を与えました。間違いなく格闘家であって、先生であったと思います。ゴッチさんにプロレスの復興を任されたのに、親不孝にも私は格闘技に行ってしまった。プロレスを完全に復活させたい。ゴッチさんが見ていても恥じないような試合をやってきたいと思います!」と涙を堪えきれない様子で語った。
 自身が往年のタイガーマスクを復活させるのはなかなか厳しいうようだが、この日デビュー戦を行った間下隼人と斎藤彰文は、お互いに頭を丸刈りにして黒いショートタイツに黒いレスリングシューズのみ。試合も見た目は不格好だが、感情を出来るだけ出して殴る蹴る、関節を極めるが中心。派手な技はほとんどなく、投げ技ですら最後のバックドロップくらいという、いかにもストロングスタイルを掲げる団体の若手同士の試合といった感じだった。

070921_RJPW-3.jpg セミの2代目スーパータイガー&飯伏vsディック東郷&折原では、東郷&折原のラフファイトに終始飯伏が捕まってしまったのだが、Sタイガーがどうしてもカットに入るタイミングがつかめないのが原因だった。
 飛び技はなく格闘スタイルのSタイガーだが、やはりタッグマッチではカットに入るタイミングは重要。飯伏はほとんど自力で脱出し、得意の蹴りと飛び技で応戦。しかし、東郷&折原のF.E.Cは絶妙のラフ攻撃で飯伏の反撃を食い止めると、まだまだ戸惑っている様子のSタイガーを捕らえ、折原がスパイダージャーマンで叩き付ける。
 さらに東郷がダイビング・セントーンを狙ってコーナーに登った瞬間、突如タイガー・シャークが乱入! 東郷と折原を場外に蹴落とすと、続いてSタイガーや飯伏にも殴りかかっていき、「これから」という時に試合をブチ壊してしまった。肝心のところで第3者が試合をブチ壊すというのも、往年の新日本プロレスを彷彿とさせるが、これがゴッチさんに捧げるストロングスタイルのプロレスというのは疑問だ。
 しかもスパイダージャーマン直後でコーナーに変な体勢でいたところを、シャークに場外に突き落とされた折原はどうやら床に頭を強打したらしく、意識はあるが体が動かせない状況に。場内が騒然とする中、リングドクターの指示のもとパートナーの東郷やリアルジャパンの若手たちによって担架で運び出された。大事に至らなければいいのだが……

 また、この日はリングサイドから、タイガージム出身で現在はキャプチャーを主宰する北原光騎、修斗の川尻達也、石田光洋、桜井陸太、そして『タイガーマスク』の原作者である梶原一騎氏の実弟・真樹日佐夫氏といった面々が、試合を見守っていた。

【angle JAPANは休刊中。プロレス・格闘技のニュースや試合リポートは下記のサイトで!】
btln-banner_468-60.gif