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›2007年09月23日

硬軟折り混ぜたDDTらしい後楽園大会。払い戻しを要求する観客は出るのか!?

Posted by TEAM-angle at 16:54 / Category: 【プ】DDT・マッスル / 0 TrackBack

070923_DDT-1.jpg 23日、後楽園ホールで行われたDDT『Who's Gonna Top? 2007』。団体初の試みとして、観客が「今日の大会はチケット料金に見合うものではなかった」と感じた場合、チケット代金を全額返金するという“チケット払い戻しシステム”を導入した今大会の模様は、バトル三昧で詳しくお伝えしているのでぜひご覧ください。
 歌舞伎町ナンバー1ホストであり、パフォーマンスバトル『RING』で6月にプロレスデビューした美月凛音がDDTに初参戦。同じく歌舞伎町でプロレス&スポーツBar『ドロップキック』の店長を務めているMIKAMIとタッグを組み、テイオー&ディーノの新宿2丁目軍団と新宿代理戦争を行うことになった。
 後楽園ホールのステージ上にセットされた“ホストクラブ名物”のシャンパンタワー。何とも異彩な輝きを放っていたが、美月とMIKAMIはまずは景気づけにタワーにシャンパンを注ぐと、2人で乾杯をしてから入場。だが、極上の男前を目の前にしてディーノは大興奮! 序盤から美月の股間と唇を執拗に狙っていく。
 身軽な動きとMIKAMIのフォローで何とかかわしていた美月だったが、ディーノはナイトメアーで弱らせると、ついに濃厚なキスをキメて美月を失神寸前まで追い込む。さらに逆エビ固めや垂直落下式ブレーンバスターとったプロレスの洗礼もキッチリ浴びせると、“姉さん”のテイオーを呼び込んで俺ごと掘れ!まで食らわしていく。もはやボロボロにされてしまった美月の唇を、ディーノが再び奪おうとした瞬間……

 突如ディーノが「唇が痙った!」と訴え、美月へのキスを姉さんに譲ることを申し出る。あくまでも「俺はノーマルだ」と言い張るテイオーだったが、観客の後押しもあり観念して美月に熱いキス! そしてトドメにディーノが男色ドライバーを決めて勝利。
 試合後、「唇が痙るわけねぇだろ!」と怒り爆発の姉さんに対し、ディーノは「分かる分かる。姉さんは新宿を荒らされていることに怒っているのね。でも戦ってみて思ったけど、凛音君ってカワイイわよね。頑張っているし、そこで私は考えた、新宿新都心としてやっていこうじゃない! 姉さんを筆頭にして、私、凛音、MIKAMIでやっていきますぅ~」と勝手に話をまとめてしまった。

070923_DDT-2.jpg 社運が懸かった今大会のメインを務めたのは、Kooの持つKO-D無差別級王座への挑戦権を賭けて4番勝負を行ってきたHARASHIMAと諸橋。ここまでHARASHIMAの2勝1敗できて、この試合が最終戦となる。もう負けが許されない諸橋は、序盤からラフを織り交ぜながらHARASHIMAが痛めているヒザを集中攻撃。しかし、HARASHIMAも途中から諸橋が痛めている右ヒジに蹴りを叩き込み、アームロックで捻りあげていく。
 終盤、両者気迫のこもったエルボー合戦を展開。勝負に出たHARASHIMAが蒼魔刀を放つが、これをかわした諸橋がクリップラー・クロスフェースを決める。だが、何とかロープに逃れたHARASHIMAはハイキック→山折り→蒼魔刀の必殺フルコース。勝負あったかに思えたが、これに耐えた諸橋が投げ捨てジャーマン→ダイビング・ヘッドバット→ワイルドボムの“ベノワ殺法”で、20分を超す熱戦を制した。
 この結果により、2勝2敗のタイスコアとなり、そのまま延長サドンデスマッチを行うことに。スタミナが切れかかっている両者は、序盤から飛ばしていき短期決戦を狙う。クリップラーを逃れたHARASHIMAはアームロックと腕ひしぎで諸橋の右腕をなおも攻撃していくが、ロープの逃れた諸橋はワイルドボムで勝負に出る。
 これをカウント2で返されると、諸橋は立て続けに2発目を狙ったのだが、逆に諸橋をアルゼンチンの体勢に担ぎ上げたHARASHIMAはそこから諸橋の背中に山折りを決め、渾身の蒼魔刀を叩き込んで勝利。これで10・21後楽園大会でKooの持つKO-D無差別級王座に挑戦することが決まった。
 そのほかのタイトル関連の試合では、インディペンデントワールドJr王者の飯伏が、みちのくプロレスの野橋の挑戦を受けたが、フェニックス・スプラッシュで勝利して王座初防衛に成功。また、アントン&トーゴーのaWoにKO-Dタッグ王座を奪われたヌルヌルブラザーズが、ヤス・ウラノ&KUDOと、挑戦者決定戦を行ったが、マイケルが禁断のヌルヌルを解禁したにも関わらず、ヤスの雪崩式フランケン→KUDOのダイビング・ダブルニードロップで敗れてしまい、タッグ王座挑戦権はヤス&KUDOが獲得した。

070923_DDT-3.jpg 三四郎大社長は、この日改造蛇人間ジャカイダーと現アイアンマン王者の一宮章一とタッグを組み、坂井&猪熊&星誕期と対戦。一宮は『ワールドプロレスリング』のテーマが流れる中、アイアンマンのベルトを肩にかけ、コーナーに登って敬礼ポーズ。何とIWGPヘビー級王者の永田裕志に偽装してきた! コスチュームだけでなく、敬礼ポーズからのナガタロックや腕固めも再現! その名も永田裕偽!
 また三四郎は坂井を終始挑発。この日レガースをつけていた坂井は、蹴りを突破口にして真面目なプロレスで応戦。その間に猪熊がこっそりとリング上に“罠”を仕掛けていると、まんまと引っかかったのは三四郎! そして最後は坂井がジャカイダーにマッスルボンバーを決めて勝利。三四郎はフォールを奪われたジャカイダーを張り飛ばしたが、ジャカイダーも三四郎を張り返すと、2人は熱い抱擁。その様子を見ていた一宮が2人の腕を掲げて観客にアピールと、まるで“DDT版レジェンド”が結成されたようなシーンだった。

070923_DDT-4.jpg aWoと抗争を繰り広げる大鷲に、666のラム会長と怨霊が助太刀。ここに高梨を加えた4人がアントン&トーゴー&Kooに挑む。試合前、アントンが大鷲に対してラム会長との関係を問いただすと、大鷲は「実はラブ&ベリー収集仲間なんだ」と衝撃告白! だが、それを聞いたアントンも実はラブ&ベリーを収集していることが発覚し、なぜか2人は試合後に秋葉原に行く約束をしてから試合開始。
 aWoの猛攻に防戦一方だった大鷲組だが、高梨がKooに肩車されてトーゴーがコーナーからハワイアン・インパクトを狙った瞬間、Kooの背後からラム会長がローキックを入れてカット。怒ったKooは何とラム会長を肩車し、トーゴーは容赦なくハワイアン・インパクトを放ったが、小柄なラム会長は前屈みになって回避し、逆にKooの巨体を回転エビ固めで丸め込む。
 残念ながら3カウントは奪えなかったが、ラム会長がアントンに619を決めている隙に、高梨がKooにタカタニックを狙う。しかし回転を踏ん張って止めたKooは、高梨を一気に抱え上げるとハワイアン・スプラッシュ・マウンテンを決めて勝利。
 ところが試合後、プリンセス・トーゴーの遠い親戚であり、アントンの師匠でもあるディック東郷がスクリーンに登場し、「おい、大鷲! ハワイ軍! なんだ最近のその闘い方は? お前らヒールだったんじゃないのか? いいか、世の中、悪なんだよ! よく考えろ! これからのリングでの闘い方を」とバッサリと吐き捨てる。これを聞いていたアントンも大鷲も無言で立ち去るしかなかった……

 内容で魅せる試合あり、笑いを取る試合ありと、DDTらしく硬軟折り混ざった大会となった。高木大社長はオープニングで「払い戻しなんてあるわけないだろ! 俺はそう信じているんだぁ!」と言いながら新藤リングアナにスタナーを決めていたが、果たして1402人(満員)の中から払い戻しを要求する観客は出てくるのだろうか?

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