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›2007年10月19日

VMの掻き回しで、大波乱の全日本35周年記念大会を健介と川田が締める!

Posted by TEAM-angle at 00:00 / Category: 【プ】全日本プロレス / 0 TrackBack

071018_AllJapan-1.jpg 18日、代々木競技場第2体育館で行われた全日本プロレス、2007 SHINING SERIES 最終戦/全日本プロレス創立35周年記念大会『プロレスLOVE in 代々木』。全試合の詳細はバトル三昧をご覧ください。
 35周年記念大会のメインを飾ったのは、8・26両国大会で宿敵・鈴木を破り、若手時代から憧れの三冠王座を奪取した健介が、“ミスター全日本”川田の挑戦を受ける初防衛戦。セミまでドタバタした展開が続き、時間も22時を回ろうとしていたため観客もやや落ち着かない状況の中、試合開始のゴングが鳴る。
 だが、かつて新日本vs全日本の対抗戦の大将戦として激突し、名勝負を繰り広げた両雄だけに逆水平チョップ合戦1つ取っても迫力満点。さらに場外まで出ていき、花道でやり合った両者は会場の隅までいくと、何と川田が床の上に健介をブレーンバスターで叩き付けようとする。何とか踏ん張った健介だが、川田はリングに戻ってきたところでエプロンの健介にジャンピングハイ。10・8後楽園大会では、これで失神した健介。
 その後、両者はまたも場外でお互いに床に相手を叩き付けようとする攻防を展開し、ついに健介がノーザンライトボムで川田を叩き付けていった。リング上でもお互いにノックアウト寸前まで激しい攻防を展開すると、川田はいつの間にか左目尻を切って流血。最後は川田のジャンピングハイをラリアットで打ち落とした健介が、キングバスターからのノーザンライトボムで勝利。観客も大満足の熱戦だった。
 死力を尽くした両者は試合が終わっても大の字のまま。馳浩PWF会長は倒れた健介の腰に、そっと3本のベルトを乗せると、自ら肩を貸して2人を抱き起こす。そしてインターのベルトを腰に巻いた健介に向かって、川田が「健介、それは全日本の昔からの大事なベルトだ。大切にしろよ!」と言うと、お互いに抱き合って健闘を称え合った。

071018_AllJapan-2.jpg 両国での鈴木戦に続き、またも名勝負を展開した健介は試合後に「初防戦の相手が川田さんでよかった。床に叩き付けようとした川田さんから、『健介、三冠戦は甘いもんじゃないぞ!』というメッセージを感じた」と、満足気な表情で語った。
 一方、目尻をいつ切ったのかも分からなかったという川田は、「35周年記念大会で三冠に挑戦できたのは光栄だが、できればベルトを巻いて終わりたかった」と無念そうな表情。しかし三冠戦らしい重厚な試合を健介とできたことには満足している様子で、ハッスルでのモンスターKとは180°違うデンジャラスKっぷりを存分に見せてくれた。

 右腕を骨折しながらもシルバーキングとの世界ジュニア王座防衛戦に挑んだ勝彦。シルバーの右腕攻撃にかなり苦しみながらも、シルバーのデスバレーボムを切り返し回転十字固めで押さえ込みレフェリーがカウント3を叩く。しかし、このときシルバーの足がロープにかかっていたため、観客からは大ブーイング。
 そこで馳会長が独断で延長戦を行うことを宣言。だが、事態を把握できなかったのか、シルバーは試合そっちのけでベルトは自分のものだとアピール。それでも何とか勝彦が攻撃を続け、お互いにジャーマンで投げ合ってダウン。そのまま今度は両者ノックアウトの裁定が下される。不透明決着にまたしても場内からは大ブーイング。
 すると、突如近藤が乱入してきて勝彦を襲撃すると、ベルトを強奪して逃亡。観客からはさらに不満の声が飛び交う中、リング上で馳会長が試合はノーコンテストで、ベルトは会長預かりとして後日再戦をすることを約束。痛む右腕を押さえて勝彦が無念そうに引き上げている頃、バックステージではシルバーが近藤にブードゥー入りを宣言していた。
071018_AllJapan-3.jpg さらに次の試合の武藤&ザックvs小島&YASSHI戦でも、武藤とザックの連続ムーンサルト・プレスで勝利した直後に、またしてもブードゥー・マーダーズが乱入! すると、何とこの日後楽園ホールで無我ワールドの興行に出場していた西村修が、突如リングに上がってきて武藤らを救出!
 だが、ハプニングはそれだけでは終わらない! 西村が同期の小島と久しぶりに対峙し、やり合った直後、突如場内が暗転して今度は花道にTARUが、十字架に拘束されて頭からずた袋を被らされた謎の男を引き連れて登場! 場内が騒然とする中、第2試合で全日本離脱を示唆するような発言をしていたTARUが「おい、ハゲ社長! 約束通り、殺戮集団の1人を連れてきたぞ。次回の最強タッグにこの殺戮爆弾を投入してやる。これでまた全日本プロレスを面白くしたるわ!」と言って、謎の男のずた袋をはぎ取る。顔を晒した謎の男は、かつてFMWに来日したことのあるドクター・ルーサー風の凶暴そうな男(ただしあまり見覚えのある選手ではなかったため、会場の反応はイマイチ)。
 TARUはさらに「ブードゥー・マーダーズはIVM、インターナショル・ブードゥー・マーダーズに名前を変える。日本の諏訪魔、メキシコのシルバー・キング、そしてアメリカのゾディアックや! まぁ、そういうこっちゃ!」と、謎の男を1968年〜1974年にアメリカで起こった“ゾディアック事件”の連続殺人犯と同じ名前であるゾディアックだと紹介した。
 その後、西村は全日本正規軍のケアやドーリングと握手をすると、武藤にも手を差し出す。武藤は躊躇しながらも西村とガッチリ握手。先日、ニシム・ラマとしてはハッスルから一時撤退を宣言していた西村だが、何と無我ワールドでの自身の試合が終わった直後、藤波にも無断で会場を飛び出し、代々木に駆けつけたという。西村の次なる修行の場は、全日本マットとなるのだろうか?

071018_AllJapan-4.jpg ブードゥーが最強タッグに向けて動き出した一方、この日渕とタッグを組んだブッチャーと異色対決を実現させた鈴木みのるも動き出した。
 ブッチャーは凶器でMAZADAを襲い流血させたが、自身も試合中に流血。渕も35周年記念大会ということもあって、鈴木と喧嘩腰でやり合った。鈴木とブッチャーの絡みは実に新鮮だったが、試合はブッチャーが毒針エルボーでMAZADAから勝利。
 試合後、ブッチャーを睨み付けてニヤリと笑った鈴木は「おい、そこの死に損ない。渕、お前だよ。よく聞いておけ。次の世界最強タッグシリーズ。35周年の記念大会らしいな。俺もエントリーするぞ! 俺のパートナーはYOU、ブッチャー!」と言ってブッチャーを指さした。
 この仰天行動に観客は大歓声を上げる。渕がブッチャーをなだめようとするが、観客の反応を敏感に感じ取ったブッチャーは渕に地獄突きを見舞うと、鈴木に歩み寄っていって空手ポーズ。鈴木も空手ポーズを返して、何と両者がガッチリと握手。鈴木&ブッチャーという超異色タッグが、35周年記念の最強タッグリーグにエントリーしてきた!
 鈴木は試合後、ブッチャーとのタッグ結成を「使い道があるからだよ」と言っていたが、会場に観戦にきていた盟友・高山善廣やタレントの勝俣州和には「あんなオモシれぇ、おもちゃを見つけたんだ。そう簡単に手放すかよ!」と言って高笑いした。

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