プロレス、格闘技、IT、デジタル、iPod、Macなどの情報をお伝えするウェブマガジン[angle JAPAN]

›2007年10月23日

復帰する船木と大晦日決戦が決まった桜庭は「テーマはみちのくNo.1決定戦」

Posted by TEAM-angle at 14:21 / Category: 【格】Dynamite!! / 0 TrackBack

071022_Dynamite-1.jpg 23日、赤坂TBS本社屋で記者会見が行われ、今年も大晦日に京セラドーム大阪で『K-1 PREMIUM 2007 Dynamite!!』が開催されることと、そこで現役復帰戦を行うことを宣言していた船木誠勝の相手が、桜庭和志に決まったことが発表された。会見の模様はバトル三昧で詳しくお伝えしているので、ぜひご覧ください。
 復帰を宣言して以来、桜庭との対戦を希望していた船木。昨年の大晦日は解説席からヌルヌル事件を目撃した船木は、「あれで格闘技が変な方向に行ったら嫌だなと思っていたし、あの事件で格闘技が一瞬崩れてしまいそうな危機感を思い起こさせた。だから、(自分は)単純に倒すか倒されるか、技と精神力を正々堂々と、“正々堂々と”ってところが大事ですね。正々堂々とすべてをぶつけ合う試合ができればいい。相手あってのことだが、桜庭選手は自分が思う限りそれが出来る選手」と、あの事件を見て危機感を抱いたからこそ復帰を決めた部分もあり、自分と桜庭ならばそういうマイナスイメージを払拭させられるようなスゴイ試合ができるのではないかという思いがあるようだ。
 一方の桜庭は、「船木さんは青森出身ということで、ぼくは秋田出身ということで。今回のテーマはみちのくNo.1決定戦でよろしくお願いします。出来れば次回から会うときは、東北弁で話したいです。『どっさ?(どこへ行くんだ?)』『ゆさ(風呂入りに)』って(笑)」と、なぜか勝手に県の代表になってお互いに県の威信を賭けて闘うことに燃えている様子。この辺はいかにも桜庭らしいが、「青森と秋田は方言の種類が微妙に違うんですよ。いまの東北に住んでいる人も、どっさ・ゆさまで短い会話はしていないと思います」と、真面目に答える辺りは船木も実に船木らしい。

071022_Dynamite-2.jpg ボクシング中継での亀田問題などで批判も浴びているTBSだが、今年も大晦日に格闘技中継を行うことを決定。正式にはまだ決まっていないが、恐らく昨年同様長時間の中継になると思われる。その件に関して信国事業本部長は「Dynamite!!は年末に5年間ちゃんとやってきた実績もありますし、視聴者の方からも、メディアの方からも認められた大会。ボクシングとは切り離して立派な大会にしていくことで、私どもの姿勢を見せていきたい」と語った。谷川イベント・プロデューサーも「ボクシングや相撲の影響も多少はあると思う。そういうのを吹き飛ばすように僕らも頑張る。去年や一昨年のようにラクではないと思うが、今年は原点に帰って打倒紅白ということで、過去の(高視聴率)記録を塗り替えるようなカードを組んでいきたい」と、格闘技に対して風当たりが強くなってきている状況で、唯一残った大晦日の格闘技中継として頑張ることを宣言。
 その一発目として桜庭vs船木を発表したわけだが、今後も続々とカードを発表していくようで、「全部で10~15試合くらい組むかもしれない。Dynamite!!のハードルは下げたくないが、いままで出たことがない他団体の選手も積極的に出していきたいし、HIROYA君のような高校生も出したい。上がりたい人は前向きに考えますので、もう1回日本の格闘技を盛り上げましょう! もう飛び道具をやる時代ではないが、打倒紅白のためにも新鮮なカードは組んでいきたい」と語り、本人のやる気次第という条件付きながら曙の投入も示唆した。

071022_Dynamite-3.jpg 練習をしていてもまったくブランクを感じないという船木は、「正直、前より強いです。前に一緒に練習していた現役の選手が、そう言ってます。何でかは分かりません(笑)。練習を再開したときは、周りが停滞しているのかと思った。だけど、そんなことはないと思う。自分もこの7年間、外から見ていて頭の中で修行していたんだなという気持ち。スタミナ、スピード、パワーはまったく変わっていないですけど、1つだけ回復力だけは7年前より落ちています。いまは1度ハードな練習をしたら、2日は休んでしっかりと回復してから、またハードな練習をするようにしています」と、7年ぶりの試合にもまったく不安はない様子。むしろ7年前より強くなっていることを実感しているという。
 さらに「桜庭選手と柴田の試合を目の前で見て、(桜庭は)すごく手堅い試合をしていた。それにハマリたくない。自分の頭の中では桜庭選手の“癖”とかも見えてきた。それはレスリング的な部分で、必ずそういうカタチに入ってくるんで(そこを逆手に取ればいける)。柴田との試合は絶対に負けられないという感覚で試合をしていたと思うので、手堅い動きが出た。そこは要注意ですね。分かっていても試合になったら(桜庭のパターンに)かかってしまうので、出来るだけかからないように」と桜庭攻略の糸口もすでに見つけている様子。これを聞いた桜庭は「癖? 頭を掻くことですかね? ブラジルで癖を変えてきます」と、さして気にしていない様子で、明日から1カ月間ブラジル・シュートボクセに出稽古に行く。
 「すごい歴史の詰まった2人なので、人生を背負った2人にしか出来ない試合を見せてほしい。みんな桜庭有利と思っていると思うが、船木選手はケガもしていないし、体調がいいので侮れないですよ。お互いにタップしないし、気絶させるしかない。お互いにSだしなぁ(苦笑)」と、この試合に期待を寄せた谷川EP。ちなみに桜庭は「ぼくはSですけどね」と言ってニコリと笑ったが、谷川EPはさらにこの試合の勝者を来年早々に行われる大会で、ヒクソン・グレイシーにぶつけたいと発言。
 船木は「自分は1度対戦しているので、個人的には桜庭選手にやってもらいたい」と語り、桜庭は「とくに考えていません」と、現時点では互いにヒクソン戦にはあまり乗り気ではないようだが、谷川EPは「言いづらいけど、3人ともそんなに時間があるわけじゃないので、やるなら早く組まないと」と語り、やはり桜庭戦、船木戦を前提にヒクソンとの交渉を進めていくようだ。

【angle JAPANは休刊中。プロレス・格闘技のニュースや試合リポートは下記のサイトで!】
btln-banner_468-60.gif