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›2007年11月08日

桜庭から格闘技の楽しさを教わった立川が、大応援団が待つ横浜のリングへ

Posted by JS at 13:48 / Category: 【格】K-1 / 0 TrackBack

071108_K1WGP-1.jpg 8日、都内で『K-1 WORLD GP 2007 FINAL』(12月8日、横浜アリーナ)の記者会見が行われた。発表された対戦カードや会見の模様は、バトル三昧で詳しくお伝えしているので、そちらをご覧ください。
 会見には谷川イベント・プロデューサーと共に、元プロ野球ロッテ・マリーンズの四番打者として鳴り物入りでK-1 TRYOUTを受け、8月のK-1デビュー戦で見事勝利した立川隆史が出席。横浜大会のオープニングファイトに出場することになった立川は「こんなスゴイメンバーの中で、僕が試合をやっていいのかと思うくらい。でも選ばれたからには、僕らしいK-1の闘い方をしっかりやっていきながら、勝ちにもこだわっていきたい」と意気込みを語った。なお、対戦相手は「新人選手の試合は実力差があってはいけない。同じくらいのレベルの選手と試合をして、競い合って進化していくことが大切」と語る谷川EPの言葉通り、体格や年齢がほぼ同じで、韓国の剣道全国大会で2位というキャリアを持が、この試合がK-1デビュー戦となる韓国人選手に決定。
 大舞台への抜擢にプレッシャーがかかるが、当日はロッテ応援団が大挙来場することも決定。デビュー戦のディファ有明には100人もの応援団が駆けつけたが、横浜には何と500人もの大応援団が来るという。格闘技の会場では見られない“野球式応援”で立川を後押しすることになりそうだ。

071108_K1WGP-2.jpg 8月のデビュー戦で勝利し、一時期は“燃え尽きた感”で今後どういうところを目指したらいいのかを考えたという立川だが、阪神タイガース時代の先輩にあたる下柳投手からの紹介で桜庭和志の練習を見学。その際、桜庭からボクシングとはまた違う総合流のパンチの打ち方を教わったり、桜庭のハードな練習メニューの中でも楽しんでやっている姿を目にして、「自分ももうちょっと格闘技を楽しんで……(楽しむというのは)誤解される言葉かもしれないが、厳しさの中にも楽しみを入れながらやってみよう」という気持ちの変化があったという。
 現在は野球教室と平行して充実した練習が行えており、自分らしい「相手に向かっていく姿勢。泥臭い試合」ができるように頑張たいとのこと。さらには大晦日『Dynamite!!』にも「できれば出てみたい」と貪欲に語った。

 会見前日の7日には、谷川EPと共にプロ野球12球団合同トライアウトを見学した立川は、「2年前に僕も同じ状況だったので寂しさもあったが、また新たな道というのも僕が作れたらいいなとも思う」と、複雑な心境だったことを明かしたが、自分自身が新たな道に挑戦したことに関しては「思い切って挑戦してよかったと思う。2年前に台湾から帰ってきて、(プロ野球の)トライアウトを受けたときのことを考えると、頑張ってきてよかったなと正直思いますね」と確かな手応えを感じている様子。
 谷川EPも「野球のトライアウトを受けていた選手はみんないい選手でしたね。立川選手には年齢のこともあるが、来年にはK-1の本戦に出られるくらいになってほしい。そうすることでトライアウトを受ける選手たちの道を作ることになる。今はそのためにも経験が必要。体で格闘技というものを覚えていってほしい。そういう意味では将来的には総合もやらせてみたい。もしかしたら向いているかもしれない」と、とにかく立川にはどんどん経験を積んでいってもらい、早く開花してもらいたい様子。そういう“成功例”を作ることによって、他のプロスポーツ選手が「俺もK-1をやってみようかな」と思ってくれることに期待をしているのだろう。今後はプロ野球に限らず、サッカーやバレーボールのトライアウトも視察することを示唆した。

 個人的なことではあるが、まさか高校の同級生である立川が、自分が仕事をしている業界に入ってくるとは思ってもみなかったし、増して自分が仕事で大変お世話になっている桜庭選手と一緒に練習をするようなことがあるとは夢にも思わなかった(以前、桜庭選手に会ったときに「今度、高校の同級生の立川っていうのがK-1に来たので、何かあったらよろしくお願いします」とは言っておいたが……)。長いこといまの仕事をしているが、こんな不思議な感覚ははじめて。
 しかも、その男が横浜アリーナの大舞台でド突き合いをして、自分はそれを目の前で取材するのだから、もう驚きとしか言いようがない。しかし、これも何かの縁。「同じ高校の同級生」「桜庭選手」という共通項も持つ者として、立川を応援したいし、マスコミとしてその活躍をずっと追っていきたい。【JS】

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