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›2007年11月21日

PRIDEにケジメをつけるため、制作チームが再び集結! 大晦日興行開催決定

Posted by TEAM-angle at 22:11 / Category: 【格】PRIDE・やれんのか! / 0 TrackBack

071121_Yarennoka-1.jpg 21日、さいたまスーパーアリーナに旧DSEスタッフを中心としたPRIDE制作チームが集結し、大晦日に同所で『やれんのか!大晦日!2007 Supported by M-1 GLOBAL』を開催することを発表した。会見の詳細はナイガイモバイル☆バトルでお伝えしているので、ぜひご覧ください。
 先月、突如PRIDEの運営会社であるPRIDE FC WORLD WIDEの米国本社から全員解雇を言い渡された日本スタッフ。結局運営会社が代わってからは、一度も大会を開催することがないまま事実上消滅となったPRIDE。今年の10月11日には10周年を迎えたにも関わらず、このまま終わってしまうのはあまりにも切ないという思いを持っていた、旧DSEスタッフほか煽りV、演出、リングアナなどの制作スタッフ全員が再び集結し、PRIDEというイベントにケジメをつけるために“一夜限り”のイベントを大晦日に開催することが電撃決定した。
 イベントの主催は会見に出席したスタッフ全員が“やれんのか!大晦日!2007実行委員会”として開催。代表者はとくに置かず、制作チーム全員でイベントを作っていくという。さらにいの一番に名乗り上げたM-1グローバルが協力することが決定。早くから「大晦日に日本で試合がしたい」と言っていた第2代PRIDEヘビー級王者・ヒョードルの参戦も決定した。

071121_Yarennoka-2.jpg 実行委員を代表して元DSE広報の笹原氏が「約8カ月前に六本木で行われた記者会見で、格闘技界の輝かしい未来の発表があったと思います。その未来が実現するものと信じていましたが、10月の頭に突然事務所が閉鎖され、スタッフは職を失うという形になりました。これは私の個人的な思いも入っていますが、10年間格闘技を愛し、格闘技を仕事というより生き甲斐として携わってきたが、それが突然すべて失われました」と、時折声を詰まらせながら語ったが、“記念日”とも言える10月11日にファン約1000名からPRIDEへの思いが綴られたメッセージを受け取ったという笹原氏は、「今回、そんなファンの気持ちに応えられるようなイベントを届けたい。獅子が震えるほどの感動を覚えてもらえるようなイベントを作っていきたい。ここにいるメンバーは、世界一の制作チームだと思っています!」と『やれんのか!』開催に向けての意気込みを熱く語った。
 さらにPRIDEが消滅した喪失感があまりに大きく、今回のイベントに参加するかどうかを悩んだという高田延彦は、「スタッフたちにあのイベントの熱に負けないようなイベントをやれんのか?と何度も確認した。昨夜の8時20分にやれると確信した」と語り、“やれんのか!大晦日!2007統括本部長”に就任することを受諾。「何でもやりまっせ!」と言うだけに、また大晦日恒例のふんどし姿での暴れ太鼓が見られるかもしれないが、高田は「これはあくまでもケジメのためのイベント。ピリオドになるイベント」と、自身とヒクソン・グレイシー戦の試合を実現させるために立ち上がったイベントを10年目の記念イヤーの最後の最後に、自らの手でピリオドを打つつもりとも取れる発言も……

071121_Yarennoka-3.jpg 本来はもう少し早めに発表する予定だったようだが、当日まで約1カ月ちょっとしかない状態での発表となった。すでに一夜限りのプレミアムイベントということで、様々な団体や選手に声はかけているようだが、この日出場決定が発表されたのは、ヒョードルのほかはマッハ、青木、石田、川尻のみ。そのほか“参加予定選手”として、ハンセン、アローナ、メレンデス、アゼレドといった選手の名前も挙がっていたが、PRIDEを代表するような吉田秀彦や藤田和之といった選手とは相応しい対戦相手を見つけることも含めて、これから交渉することになるという。また、ヒョードルの相手も一部ではKの選手の名前も挙がっていたが、現時点ではまったくの未定とのこと。
 当日は昼間に同所で『ハッスル』がイベントを開催するが、連動企画のようなことはなく、後楽園ホールでよく見られる昼・夜興行みたいなもので、完全に別モノとして行われるそうだ。そのため『やれんのか!』の大会開始は20時を予定。全7~8試合が行われ、年越しカウントダウンイベントも行われるという。

071121_Yarennoka-4.jpg M-1グローバルが協力するとはいえ、これは決して新団体(新イベント)の発足ではなく、あくまでもPRIDEにケジメをつけるための一夜限りのイベントだという。だが、スタッフたちはおいそれと「PRIDE」という単語すら使えないほどの状態で、当日もPRIDE関係の映像や曲を使うことはできないという。それでもこの日の会見では、PRIDE中継でお馴染みの『Guerrilla Radio』を使用するなど、できる限り“PRIDEっぽく”なるような工夫が見られた。
 『やれんのか!』という大会名も何とかPRIDEを連想させるものではあるが、笹原氏は「本来は猪木さんの言葉だが、力強いし、我々制作側にもお客さん側んも問いかける感じでいいと思う」と、銘々の由来を語った。また、煽りVでお馴染みの佐藤大輔氏も「しみったれた葬式にする気はないし、2007年で一番面白いスポーツ中継を作る」と意気込んでいただけに、随所にPRIDEらしさを感じさせる工夫をし、あの独特の世界観をできる限り再現してくれるだろう。当日はスカパー!でのPPV生中継も決定した。
 なお、旧PRIDEスタッフの大晦日以降のスケジュールはまったく未定とのことだが、ヒョードルにマネジャーとして同行したM-1のワジム氏は「M-1は世界中で展開していることも考えているので、(旧PRIDE)スタッフをスカウトすることも考えている。日本での大会開催も来夏には実現したいし、『M-1武士道』というような形で若い選手とための大会を日本で開催する計画もある」と、ヒョードルも“世界一”と絶賛する旧PRIDEスタッフと合体した上で、M-1として本格的に日本進出を考えていることを明かした。これをマスコミ陣から伝えきった笹原氏は「とにかくいまは大晦日のイベントを成功させることいか考えられない。すべてはそこから」と語るに止まった。

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