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›2007年11月24日

最強タッグ開幕戦で洗礼を浴びた西村。その目の前で、赤鬼・渕が体を張る!

Posted by TEAM-angle at 00:00 / Category: 【プ】全日本プロレス / 0 TrackBack

071123_AllJapna-1.jpg 23日、後楽園ホールで行われた全日本プロレス『2007 世界最強タッグ決定リーグ戦』開幕戦。祝日の昼間開催の中、ホールには立ち見でぎっしり会場が埋まるほどの観客が訪れた。全試合の詳細、試合後のコメントなどはバトル三昧をご覧ください。
 無我ワールドから全日本に電撃移籍した西村修。西村は全日本の重鎮・渕とのタッグで最強タッグにエントリー。初戦の相手はいきなり健介&川田。現三冠王者と俺だけの王道のタッグに、西村が全日本の選手として対峙するというのもおかしな構図だが、何と会場のバルコニー席には「西村、お前は男の恥だ」という辛辣な横断幕も見られた。
 無我ガウン姿で入場してきた西村は、倒立やブリッジ、エルボースマッシュなど随所でらしさは見せたものの、全体的に目立ったのは渕の踏ん張り。健介の逆水平や川田の蹴りを繰り返し食らい続けた渕だが、場内のフッチーコールに後押しされるように、胸を赤く腫らし、歯を食いしばりながら何度も立ち上がる。その姿はまさに赤鬼! 厳しい攻めを見せるときに渕は赤鬼と呼ばれるが、この日は耐える姿が赤鬼だった。
 渕の健闘により試合時間はどんどん経過し、終盤になってようやく西村が前面に出ていったが、健介と川田に2人がかりで攻め込まれ、最後は合体パイルドライバーで脳天からマットに叩き付けられたところで時間切れ引き分けを告げるゴングが鳴らされた。
 まさしく西村としては全日本の洗礼を浴びるような試合となったが、試合後西村は若干ためらいなあらも健介と握手を交わすと、渕が西村の腕を取って観客に向かってアピール。その姿はまるで「西村を全日本の一員として認めてやってくれ」と言っているようだった。

 試合後、西村は辛辣な横断幕も入場セレモニーの際に目にしたことを明かしたが、「批判は覚悟の上。観客も全員敵というくらいのつもりでいた。長州政権のもと、一人で無我を守ってきたという自負がある」と、イバラの道を歩んでいく堅い意思を改めて口にした。

071123_AllJapna-2.jpg 開幕戦のメインは、武藤&ドーリングvs小島&諏訪魔の公式戦。前年度の最強タッグ優勝者の小島だが、今年は一転ブードゥー・マーダーズの一員として出場。しかし、ヒールターン以降決定的なインパクトが残せていないだけに、この最強タッグはある意味で勝負の大会となる。一方、武藤とパートナーに抜擢されたドーリングは、まるで海外修行から帰国直後の武藤を彷彿させるような赤いショートタイツに白いシューズ姿。
 小島&諏訪魔の狙いはそのドーリング。場外に連れ出し、小島が脳天にイスを振り下ろしたり、諏訪魔もイス攻撃を見舞ったりしてドーリングを痛めつける。武藤はコーナーから何度もドーリングに檄を飛ばす。終盤、小島のラリアット→諏訪魔のバックドロップを食らい、大ピンチのドーリング。武藤がシャイニング・ウィザードを連発して救出したが、諏訪魔が投げ捨てジャーマンからのラストライドで勝負に出る。
 ここでドーリングが抱え上げられた状態から、諏訪魔の顔面にナックルを叩き込んでラストライドから脱出。すかさず武藤が後ろから前からシャイニングを叩き込むと、ドーリングは一気にジャンピングパワーボム。これでも決まらないと、ダメ押しのスパイラルボムを決めてついに3カウント! 武藤の好アシストを受けて白星スタートを切ったドーリングはLOVEポーズで、満員のファンからの声援に応えた。

071123_AllJapna-3.jpg もう1つ行われた公式戦では、今大会の台風の目と思われる鈴木みのる&ブッチャーが登場。『風になれ』と『吹けよ風、呼べよ嵐』の合体テーマ曲(風になれの曲間にブッチャーの「マハラ!」が挿入された秀逸の曲!)で入場した両者。対するは大鷲&荒谷の相撲タッグ。
 笑いを封印することを宣言していた相撲タッグだが、黄色のコスチュームを新調した荒谷の背中には「つぼ八」のロゴマークが……。そのことを観客からも鈴木からもいじられた荒谷だが、珍しく串刺し技を成功させると、鈴木をラリアットでなぎ倒すなど、真面目ファイト全開! 相撲タッグが場外でブッチャーを攻撃している間も、助けに行かずにリング上に寝転がっていた鈴木だが、空手ポーズからの地獄突きを見せるなど、一応はブッチャーとのタッグを意識しながらも、終始1人で2人を相手にする余裕ぶり。
 大鷲を場外に追いやってブッチャーに任せると、その間に荒谷にゴッチ式パイルを決めて勝利。白星スタートを切った鈴木は「なにが世界最強タッグだ。誰も世界最強だと思ってねぇぞ、全日本! 本当に強くてゴメンね。12月の大阪の決勝で待っててやる! 誰でもいいからかかってこいよ!」と吐き捨てると、1人でさっさと引き上げてしまった。

071123_AllJapna-4.jpg この日は公式戦ではなかったものの、10・18代々木大会でTARUがブードゥー・マーダーズの新メンバーとして紹介したゾディアックが実戦に登場。十字架に括り付けられ、頭から麻袋を被らされて入場してきたゾディアック。身長・体重は不明というプロフィールだが、恐らく2メートルはあろうかというかなり長身の選手。だが、試合が始まっても麻袋を被ったままのゾディアックは、コーナーに立ったまままったく動かない。
 試合終盤、ようやくTARUが麻袋を外すと、もの凄い勢いでリングインしたゾディアック。ケアとライオンをまとめて吹っ飛ばすと、平井を捕まえて変形バックドロップ(=田上明の俺が田上のような形)で叩き付けて、アッサリと3カウント。試合後、「何で平井がこんな目に遭うか分かるか? 教えたるわ! それは全部、平井、お前自身が悪いんだ!」と吐き捨てたTARUは再びゾディアックの頭に麻袋を被せて退場しようとしたが、麻袋が外れてしまい、ゾディアックはいきなり客席を徘徊! 慌ててTARUが麻袋を被せてゾディアックを大人しくさせたが、このゾディアックが公式戦でどんな試合をするのか要注目だろう。

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