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›2007年12月25日

07年版夢☆勝ち、VMに長州が「キレるぞ」発言、棚橋は中邑への嫉妬爆発!

Posted by TEAM-angle at 00:00 / Category: 【プ】新日本プロレス / 0 TrackBack

 24日、後楽園ホールで行われた新日本プロレス『NEW JAPAN NEXT~Catch the Victory II~』。新日本プロレスとしては年内最終興行となったが、1・4ドームに向けた前哨戦や『夢☆勝ち』的カードなど、見所の多かったこの大会の模様はバトル三昧で全試合詳しくお伝えしているので、ぜひご覧下さい。
 『夢☆勝ちます』とは新日本の恒例行事で、普段ではあまり機会がないヤングライオンがトップ選手に挑むというチャレンジマッチのことを指す。今年は『NEW JAPAN NEXT 3番勝負』と題し、内藤哲也、平澤光秀、裕次郎が金本、中西、永田に挑むことになったが、誰が誰と当たるのかは入場時に分かる仕組み。
 3番勝負1人目は内藤。その相手として入場してきたのは金本。金本と言えばこの手のシチュエーションだと相手を“潰す”ことで有名だが、その金本相手に先に張り手を見舞っていったのは内藤のほう。さらに内藤は顔面ウォッシュまで仕掛けていったのだが、そこまでやると当然金本の攻撃も厳しくなり、場外で散々痛めつける。だが、金本のアンクルを回転して逃れた内藤は後方回転エビ固めでカウント3ギリギリまで追い込む。しかし、これを返した金本は投げ捨てタイガースープレックスで頭から落とすと、顔面へのハイキックからのアンクルホールドでギブアップを奪った。

 続く3番勝負2人目は平澤が登場。その相手は中西だったのだが、中西としては1・4ドームでのアビス戦を控え、ここでパワー負けするわけにはいかないだろう。だが、平澤はいきなり突進してきた中西を抱えてコーナーに叩き付けると、アルゼンチンの体勢に。これは上がらず終いだったが、中西の豪快なチョップを耐え抜いた平澤は投げ捨てジャーマンから、もう一度アルゼンチンにトライしてついに中西を担ぎ上げてみせた! しかし、中西が重いのか、飛ばし過ぎてスタミナが切れたのか、すぐに降ろしてしまった。その直後に「これが本物だ!」とばかりに中西がアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げて勝利した。

 3番勝負最後の3人目、裕次郎の相手は永田。同じ大学のレスリング部出身という共通点のある両者だが、永田としては“仮想アングル”といったところか。しかし今年の大晦日に『プロレスサミット』出場が決まっている裕次郎としても、ただ単にアングルの代わりを務めるだけというわけにはいかない。
 序盤こそレスリング風の立ち上がりだったが、裕次郎が仕掛けていけば当然永田もキッチリ応戦。それでも口に血を滲ませながら裕次郎は、ガンガン張り手とエルボーを叩き込んでいく。しかし、いくら裕次郎が攻めても、永田の顔面を狙ったフロントキックやボディへのヒザは一発で流れを永田に戻すだけの説得力がある。
 仮想アングルを逆手に取って裕次郎が投げ捨てジャーマンからアンクルロックを狙ってみせるが、これは永田が決められる前に脱出。続いてハーフダウンの永田に低空スピアを狙った裕次郎だが、永田はこれをかわすと腕固めへ。キラー永田が顔を出すかと場内が一気に沸くが、永田が白目を剥く前に裕次郎はロープに脱出。キラー永田不発かと思われたが、永田は何と通常→垂直落下→サンダーデスドライバーというブレーンバスター3連発!
 白目を剥くキラーとは違うキラーぶりで裕次郎を沈めた永田は、スクリーンで「格では私のほうが上だ」というアングルからのビデオメッセージを見終えると、「ベルトの混乱に終止符を打って、プロレス界に、いや世間に発信するようなスゴイ試合をします」とファンに勝利を約束。
 そしてバックステージでは「確かにカート・アングルは世界的な名レスラーです。ただし日本を知らない。彼の唯一のアレ(=欠点)は日本人を知らない。日本人を知らないということは、まだ世界を知り尽くしていないということ」と、まだ日本人ではカシンとの対戦経験しかないアングルに日本の強さを証明すると力強く語った。
 また、ブレーンバスター3連発で裕次郎を叩き潰したが、「ジャーマン3連発っていうのがありますから、俺なりにアレンジしてね。名前はスペシャルローリングサンダードライバーでどうですか? せっかくのクリスマスなのに、お客さんを引かせてしまいましたかね? 『夢☆勝ち』だったらしょうがないですよね。『夢☆勝ち』っていうのは僕らもそうでしたけど、このリングで頂点までのし上がるっていう夢がたくさん詰まった大会なんでね。偉ぶるつまりはないけど、やっぱり僕らが歩んできた軌跡みたいなものを、彼ら這い上がってくる若い人たちにぶつけることで、さらなる努力と高い目標も持ってもらいたいよね」と、裕次郎の成長を喜んでいる様子だった。

 また、レジェンドの長州&AKIRAと対戦する真壁&矢野と一緒に、TARU&近藤&YASSHIのブードゥー・マーダーズが1・4ドーム大会を前に久しぶりに新日本マットに登場! いきなりYASSHIが「おい、カス野郎! 新日本プロレスのカス野郎ども、久しぶりやな! 今日は俺たちブードゥー・マーダーズがクソみたいなプロレス観戦と、ドームで当たるクソ野郎に挨拶に来たんや。5人ともカス野郎やないか。変なエビちゃんやら、ドロップアウト寸前の奴やら。あと何か団体失敗して出戻りの奴もいるみたいやな」と、ドームに緊急参戦が決定した藤波も含めてレジェンドをこき下ろす。
 これに怒ったAKIRAはイスを手に入場し、GBHとVMを蹴散らすと、長州も真壁を捕まえていく。しかしプロレス大賞のベストタッグを受賞した真壁&矢野はレフェリーの視線を巧みに反らした上で、木槌やテーピング、チェーンを使って長州を攻撃。長州も「くたばれ、コラ!」と叫びながらストンピングやリキラリアットを連発していくが、最後は悪の連携が冴え渡り、真壁が長州を捕まえている間に矢野が鬼殺しでAKIRAを沈めた。
 快進撃を続けるレジェンドに一矢報いたGBHだが、試合直後に蝶野&ライガーが救出に登場! するとYASHIが「東京ドームが楽しみや! 今日はこれくらいで勘弁しといたるわ、カス野郎!」と捨て台詞。だが、蝶野が「オイ、カス野郎! お前らカス以下じゃねぇか! 寄生虫だ、寄生虫! おい、邪道、外道! お前らそんな奴しか連れこれないのか!」とやり返すと、何と珍しく長州もマイクを取り「1月4日はキレるぞ! 待ってろ、キレるぞ!」と発言! この長州からの思わぬ“クリスマスプレゼント”に場内は大喝采だった。

 メインでは23日の後楽園大会のメインで対戦した棚橋と井上が“IWGP王者タッグ”を組み、RISEの中邑&ミラノと対戦。棚橋と中邑は1・4ドーム大会でのIWGPヘビー戦の前哨戦となるが、井上とミラノも今年のベスト・オブ・ザ・スーパージュニア決勝の再戦でもある。
 試合はこの4人が顔を合わせればヒートアップするのは当然だが、中でもミラノのテンションがやたら高かった。ことごとマトリックスで攻撃をかわし、トラースキックを狙っていき、棚橋に対してテキサスクローバーまで仕掛けていった。だが、棚橋も見事に対抗していき、ミラノにスリングブレイド、ハイフライフローを決めると、中邑の目の前で掟破りのランドスライドを決めて勝利。
 試合後、棚橋が「中邑、俺の本音を言ってやる! 俺はお前だけには絶対負けたくねぇんだよ!」と叫ぶと、中邑も「そっくりそのままお前に返してやるよ!」と言い返し、両者は超至近距離で激しく睨み合った。そしてリング上には本隊とレジェンドの面々が上がり、選手会長の棚橋からマイクを預けられた中西が「2006年……あ、2007年か。2007年は皆さんと一緒に突っ走ってまいりました。このまま東京ドームに向けて突っ走っていけると思います」と挨拶して爆笑を誘った。
 その後棚橋が改めて「愛してま~す!」で締めると、リングを取り囲んだファンと選手たちが和気藹々と握手を交わして2007年の新日本を締めた。バックステージで棚橋は「中邑が入門してきたときから、コイツは体格にも恵まれているし、総合の技術も持っていたし、彼を支えてくれる人間関係もいっぱいあったし、同期もいっぱいいたし、彼は全部俺にないものを持っていて……。悔しかったですよ! スゲー悔しくて……。だからこそアイツにだけは、中邑真輔だけには絶対負けたくないと。何があっても中邑真輔には負けない。必ず俺がベルトを守ります。俺が悔しがった男、俺がジェラシーを抱いた男、中邑真輔。こんなもんじゃない。認めているからこそ悔しいんです。だからこそ負けられないし。1・4で中邑の可能性を感じたいし、その上で勝ちたいです」と、中邑に対する押さえ込んできたジェラシーを爆発させると、最後は「中邑もいいもの持っているかもしれないけど、俺はもっといいもの持ってますから!」と言って、ジュニアのベルトを肩にかけた井上と共に、肩に黄金のヘビー級ベルトをかけて笑顔で握手をした。

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