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›2008年01月01日

メインの試合中に年越し! 格闘技に負けない闘いがあったプロレス・サミット

Posted by TEAM-angle at 01:15 / Category: 【プ】サミットシリーズ・合同興行 / 0 TrackBack

071231_ProwrestlingSummit-1.jpg 2007年大晦日、後楽園ホールで行われた『プロレス・サミット in KORAKUEN』。サミット史上最多20団体以上からレスラーが参加して行われたカウントダウン・プロレス。メジャー団体からも参戦した上で、激闘あり、壮絶デスマッチあり、笑いあり、涙ありだった今大会の模様は、ナイガイモバイル☆バトルで全試合詳しくお伝えしていますので、ぜひご覧下さい。
 06年大晦日の『インディー・サミット』ではメインの試合終了直後に慌ててカウントダウンをしたが、今回は何とメインの試合中に年を越してしまった! 試合中だったため観客が自発的にカウントダウンしていたが、メイン終了後に全選手と一緒に改めてカウントダウン。
 そしてみんなで『お正月の歌』を大合唱すると、お年玉としてサインボール投げ。アットホームな雰囲気の中、実行委員を代表してマイクを取った佐々木貴が「2008年、今年もみんなでスゲー試合、熱い試合をガンガンやっていきたいと思います! 皆さんも熱い声援をたくさん送ってください! みんなでドンドン盛り上げていこうぜ! プロレス、サイコー!」と叫んだ。

071231_ProwrestlingSummit-2.jpg 今回のメインを飾ったのはこのサミットシリーズから生まれたK-DOJOの真霜とDDTのHARASHIMAのタッグに、当初はアパッチの金村が加わる予定だったが、昼間の『ハッスル祭り』でミルコのハイキックを食らった金村は気絶してしまい、48時間は絶対安静ということになり、涙を流しながら欠場することを決意。代わりに盟友の黒田が参戦することになった。対するは07年様々なリングで大活躍だった大日本の関本、ZERO1・MAXの義人、エルドラドの近藤のトリオ。
 圧巻だったのは近藤。HARASHIMAの蒼魔刀を正面から受け止めて、アバランシュホールドで叩き付けたり、ザ☆オリジナルやランサルセで大暴れ! さらに関本がアルゼンチンを決めると、同時に近藤と義人もアルゼンチンを決め、何とアルゼンチン三重奏! しかし急遽出場することになった黒田も、金村の分までという思いがあったのか大活躍! もう一丁!や哲っちゃんカッターなど持ち味をいかんなく発揮しながら、終盤関本のジャーマンやラリアットを食らっても自力でキックアウトしてみせた。
 最後は関本の2度目のジャーマンでついに黒田が力尽きたが、黒田には観客から暖かい声援が飛んでいた。試合後、近藤は「お祭りごとは嫌いだな。プロレスはあくまで闘いであってね。闘いをやるなら、またこのリングに上がるし。もしお祭りごとで終わるなら、2度とこのリングには上がらない。それが今後のプロレス界のためになると、僕は思っているんでね」と語っていたが、メインの6人の顔合わせは新鮮だったし、確かにそこには闘いがあった。

071231_ProwrestlingSummit-3.jpg プロレス界きってのイケメンレスラー、DDTの飯伏&K-DOJOの円華&ドラゲーのハルクと激突した、自称「我らこそがイケメン」のDDTの三四郎&ドラゲーのフジイ&大日本のアブ小だが、括りとしてぶさいくトリオということに……。この扱いに納得いかないぶさいくトリオは、試合開始早々場外乱闘を仕掛けていき、フジイが飯伏をステージ上に設置されていた本部席まで連れ出して痛めつける。
 フジイは何と音響機器を強奪して飯伏を攻撃しようとするが、壊されては堪らないと音響担当だったタイガー木原氏が必死に防御! するとフジイは木原氏に殴りかかっていくという暴挙に出る。ところが木原氏もエキサイトし、フジイにナックルパートで応戦。思わぬ逆襲に面食らったフジイ。すると飯伏が本部席のテーブルに登り、そこからケブラーダを放っていった!
 つねに女性ファンから黄色い声援が飛ぶハルクに対して、ぶさいくトリオは顔に集中攻撃。だが、最近ぐっと力強さを増したハルクはアブ小の巨体までブン投げてみせた。そして最後は飯伏がフジイとアブ小の攻撃を三四郎に誤爆させると、トドメのフェニックス・スプラッシュで勝利。三四郎は前日にアイアンマン王座を奪取していたため、結果的に飯伏がアイアンマン王座を奪取。何気に飯伏はこれでインディペンデントワールドジュニア、IMGPと合わせて三冠となった。ちなみにぶさいくトリオは負けた悔しさをセコンドについていたスト市にぶつけ、仲良く帰って行った。 

071231_ProwrestlingSummit-4.jpg 07年、闘いの場を広げるために大日本のデスマッチにも進出した谷嵜。闘龍門~ドラゲー出身の谷嵜だけに、これは意外な選択だったが佐々木から「デスマッチ魂を見せろ!」とダメ出しされ、今回のサミットでの蛍光灯デスマッチに出てくるよう指名された。
 伊東&沼澤という大日本が誇るデスマッチマスターとトリオを組んだ谷嵜は、ドラゲー時代に一時期DoFIXERのメンバーが着用していた白い特攻服姿で登場。しかし相手のアパッチの佐々木&K-DOJOの稲松&666の宮本にはやはり集中的に狙われてしまい、次々と蛍光灯で攻撃されてしまう。早くも額、胸、背中から流血した谷嵜だったが、伊東と沼澤が好アシストしてくれたこともあって、終盤になってガムシャラに反撃!
 大晦日の後楽園に無数の蛍光灯が飛び散る中、試合開始直後からとくに激しくぶつかり合った宮本に対し、渾身のカサノヴァを叩き込んだ谷嵜は大声援の中、必殺のインプラントを決めて見事勝利! 佐々木からも「お前のデスマッチ根性見せてもらったよ! 天晴れだ。お前も俺たちと一緒に入っても全然恥ずかしくない最高のデスマッチファイターだ! おい、谷嵜。この声援を聞いたか? これでデスマッチは終わりだとか言わせねぇぞ。2008年も俺たちと一緒にすげーデスマッチをやろうじゃねぇか!」と最高の褒め言葉が贈られた。
 だが、谷嵜は開始早々に食らった宮本のエルボーで意識が飛んでしまったとのことで、試合は無我夢中でやっていたと試合後に明かし、今後もデスマッチを続けていくかどうかは「これからの僕のプロレス人生次第ですかね」と明言を避けた。だが、タッグを組んだ伊東と沼澤も谷嵜をデスマッチに引きずり込もうと虎視眈々と狙っている様子だった。

071231_ProwrestlingSummit-5.jpg 7チームが参加しての芸タッグランブルには、様々な芸を持ったタッグと“ゲイ”のタッグが参加することになっていたが、テイオー&ディーノと維新力&松田以外の5チームは当日までシークレット。一定時間ごとに入場してきた時点で判明する仕組みになっていたのだが、まず入ってきたのがK-DOJOの大石&666の忍。続いて論外&MAZADAの東京愚連隊。
 リング上は早くも芸達者なレスラーとゲイなレスラーが入り乱れていたが、そこに登場したのが全日本の荒谷&平井の“圏外タッグ”! しかし入場してくるなり、荒谷が論外マジックにハマってオーバー・ザ・トップロープで秒殺退場に……。場内が笑いに包まれていると、バラモン兄弟が登場! 最近話題の虫を持ち出してきたが、ディーノが「ミミズがなによ!」と言ってファイト一発!をバラモンにお見舞い。どうやらゲイには虫攻撃が通用しないようだ。
 そして最後の7チーム目は、何と大日本の小鹿社長と将軍KYワカマツの超ベテランタッグ! ところが小鹿が早々にバラモン兄弟が持ち込んだ棺桶の樽に閉じこめられてしまう。その間に次々と退場者が出ていき、最後はバラモンがディーノをスクールボーイでフォール。
 これでバラモン兄弟の勝利かと思いきや、棺桶に閉じこめられていた小鹿社長が、幽霊となってリングに復帰! バラモンのお株を奪うように口からお告ゲルを吐き出し、不気味にバラモンに近づいた小鹿はそのままトップロープからバラモンを放り投げて逆転勝利! 小鹿が「2007年はもう3時間で終わる。2008年はこの小鹿が天下を獲る。2008年の大晦日にまたここで会いましょう」というと、場内からは大声援が飛んだ。なお、この試合は放送コードに引っかかる可能性が高いということで、ガオラでも“ダイジェスト放送”になるとのこと。

 この大会には、07年様々なリングで活躍したフリーの大物、鈴木みのるや高山善廣も出場。鈴木は大阪プロレス期待の若手、原田大輔を相手に“若手潰し”の攻撃を見せたが、原田が大健闘し鈴木に予想以上に食らいついていった。その頑張りはあの厳しめの鈴木も認めたようで、試合後に原田に何やら声をかけると、腕を上げて健闘を称えた。
 一方の高山もタッグながらユニオンが誇る大型レスラー、石川とド迫力のぶつかり合いを展開。石川とタッグを組んだみちのくの野橋も小さな体をフルに使い、2人で高山という巨大な壁に挑んでいったが、最後は石川にランニングニーを食らった高山に火がつき、ニーリフトをお返ししてから石川の巨体を鮮やかなエベレスト・ジャーマンで投げてみせた高山が貫禄勝利を収めた。

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