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›2008年01月03日

726が亡き愛妻に捧げた本気のプロレス。鈴木&高山も参戦した涙のマッスル

Posted by TEAM-angle at 23:55 / Category: 【プ】DDT・マッスル / 0 TrackBack

080103_Muscle-1.jpg 3日、後楽園ホールで行われたマッスルの『マッスルハウス5』。武道館進出を目指し、地上波放送に続いて今回はサムライTVでの生中継という勝負に出た今大会の詳報は、ナイガイモバイル☆バトルで写真と文章で出来る限りお伝えしているので、ぜひご覧下さい。ここではダイジェストでお伝えします。
 なぜかリングが2つ設置された状態でスタートした今回のマッスル。どうやら昼間行われた全日本プロレスが置いていったものとのことだが、鶴見亜門は『マッスルハウス4』が日本インディー大賞ベスト興行という謎の賞を受賞したということで、同大賞のMVPである飯伏の持つIMGP王座に、同大賞の特別賞を受賞した趙雲を挑戦させるため、ほかの選手にはヒールをやるように指示。
 しかしヒールをやらされることになった坂井たち、“マッスルズ・アウトローズ”は乱入ではなく、飯伏vs趙雲をやっているリングじゃないほうのリングに上がってしまう。その理由はヒールとして好き勝手にやれというのを、「やられたら嫌なことをする=無視する」という解釈。亜門をはじめとする正規軍を無視することにしたアウトローズと、亜門は正規軍はそれぞれのリングで試合を始める。

 だが、結局はどちらのリングでもまったく同じことをやるという結果に終わり、せっかくの生放送なのにこれでは視聴率が上がらないと嘆く亜門。そこで亜門はユー○ューブやニコ○コ動画のような、動画サイトでウケるような試合をすることに方向転換。
 正規軍vsヒール軍(アウトローズ)に別れ、2つのリングを使ってWWE的な試合をしながら、動画サイトウケしそうな隠し芸を織り交ぜることに。アウトローズは正規軍の大家を捕まえ、ゆーとぴあ攻撃(=ゴムパッチン)などで痛めつけながら、随所に高速ペン回しやTVゲームの凄テク、売店のテラすき焼き弁当などを織り交ぜる。最後には初音さんが試合の実況をするなんていうネタまで盛り込まれたが、生中継をしていたサムライTVの三田キャスターから「このままじゃマズイです!」という抗議の電話が入る。

080103_Muscle-2.jpg そこで亜門はあまりにもプロレスを知らなすぎる坂井たちに、プロレスとはなんぞやという“授業”をすることに。ステージ上には学校の教室風セットが組み立てられる。まずは基礎学力を知るために全員がミニテストを受けることに。
 しかし、なぜか控え室では昼間の全日本プロレスに出場したNOSAWA論外&MAZADAに、その大会に乱入して憎っくき西村修を襲撃した竹村豪氏の東京愚連隊がミニテストを受けていた! 愚連隊はテストの成績がすこぶる悪いということで、急遽坂井らに代わって授業を受けることに。
 金八先生に扮した亜門が早速プロレスの授業を行うことになったが、「真鍋! オイ、真鍋! オイ、(  )! 真鍋よぉ!by大仁田」という問題の(  )に入る言葉を聞かれ、竹村は「オイ、西村! お前は男の恥だ」と答える始末。さらに愚連隊は藤岡をカツアゲした上、パシリにするというイジメまでやっていたことが発覚!
 これに気付いた亜門先生は「プロレスをすれば人と人はもっと分かり合える」という持論を唱え、急遽藤岡&酒井&726vs東京愚連隊の6人タッグマッチを行うことに。案の定藤岡が袋叩きにされてしまったのだが、藤岡は突如救出に入ってきたペドロたちにイスを振りかざして反旗を翻す! ランジェリー姿になった藤岡は何と東京愚連隊入りを表明。

080103_Muscle-3.jpg あまりの出来事に坂井らが唖然とする中、突然亜門がこの大会を持ってアントンと趙雲と726がマッスルを卒業することを告げる。場内も騒然とする中、亜門は卒業式を始めようとするが、坂井がその前に立ちはだかって必死に止める。
 するとアントンは自分たちの気持ちをぶつけると叫び、坂井も3人の気持ちを1人で受け止めてやると宣言。急遽坂井vsアントン&趙雲&726のハンデ戦を行うことになったのだが、いざ試合が始まると坂井がアッサリ趙雲をフォール。これで卒業はナシかと思いきや、アントンは「このくすぶった気持ちをどうしたらいんだ!」と絶叫。
 そこで坂井が「昨年自分がこのリングでプロレスの凄さを学んだ。だからアントンにも最高の相手を用意した」と告げると、場内に『風になれ』が鳴り響き、昨年の『マッスルハウス4』で坂井が挑んだ鈴木みのるが再び登場した。
 鈴木は坂井とタッグを組み、アントン&趙雲&726と対戦することに。鈴木は坂井の言葉通り、まさしくプロレスの凄さを教えるかのような、もの凄い蹴りや張り手などをアントンや趙雲にガンガンぶち込んでいく。

080103_Muscle-4.jpg アントンと趙雲も鈴木みのるという巨大な相手に対し、歯を食いしばり、必死の形相で立ち向かっていくが、鈴木はパートナーの坂井に対しても「もっといけ!」と激を飛ばし、厳しい攻めを見舞っていく。結局最後は鈴木がアントンに強烈な片逆エビ固めを決めて勝利。
 試合後、アントンらの健闘を鈴木が称えると、坂井が「鈴木さん、ありがとうございました。自分は去年、鈴木さんとリングで出会えてプロレスをやってきてよかったと思いました。だからアントン、趙雲、もしよかったら、これからもマッスルを一緒にやっていってほしい!」と涙声で訴えた。
 アントンも「何でもやります!」と応え、鈴木も「そこに遊びがあるんじゃなくて、本気があるんだったらいつでも上がるよ」と粋な発言をすると、最後は鈴木の音頭でマッスルポーズを決めて大団円……かと思われた瞬間、突如アントンが割って入り「ちょっと待って! さっきの試合で全然試合をしていない奴がいるんですよ! 726の卒業しますっていう気持ちを全然ぶつけていない!」と叫ぶ。坂井は「プロレスをやる気がねぇじゃん!」と吐き捨てるが、726は「プロレスがやりたいですっ!」と絶叫!
 そこで鈴木が「じゃあ極上のプロレスをやらせてやるよ」と言うと、『DESTRUCTIVE POWER』が鳴り響いて、教室の扉から高山善廣が登場! そこで急遽726&アントン&趙雲vs坂井&鈴木&高山の6人タッグを行うことになったのだが、726はビビって先発を趙雲に譲ってしまう。だが、趙雲も続くアントンも疲れもあってすぐに高山に蹴散らされてしまう。

080103_Muscle-5.jpg そこでついに意を決して高山に立ち向かっていった726だが、高山も鈴木に負けず劣らず厳しい攻撃。ニーリフトやビッグブーツで立ち向かってくる726を蹴散らすと、さらに鈴木もエグイ関節技で絞め上げ、坂井も容赦ない蹴りやマッスルボンバーを叩き込む。
 726がついに力尽きて大の字に倒れると、場内が暗転して『エトピリカ』が流れ出す。恒例のスローモーションかと思いきや、「726はプロレスラーになっても、結婚しても、バイト先のうどん屋で店長になっても、726が人間として変わることがなかった」といったような坂井のナレーションが流れる。さらに726の奥さんである舞さんが昨年末に亡くなったことが告げられた……。
 そして「お前がいまどんな気持ちで(プロレスに)取り組んでいるか分からない」と言った坂井が「最近気付いたのは、プロレスは最高に楽しいものだ。だから、もうちょっとだけ一緒にプロレスをやろう!」と726に訴えかけるようなナレーションが流れた。
 あまりの出来事に場内も静まり返る中、セコンドの選手や対戦相手の鈴木から「立て!」と檄を飛ばされた726は再び立ち上がって高山に立ち向かっていく。726の攻撃をすべて高山はバックドロップで叩き付けたが、726はカウント2で返す。しかし続くランニング・ニーリフトでついに力尽きた。

080103_Muscle-6.jpg セコンドも坂井も726自身も涙で顔をくしゃくしゃにする中、鈴木が726に向かって「おい、726! お前には立ち上がる理由があるだろ。立てよ!」と言うと、坂井に向かって「決まったら早めに連絡くれよ、マッスルの武道館。俺たちのスケジュール空けておくから」と捨て台詞を残して高山と共に引き上げていった。
 そし今度は坂井が726に向かい、「こういうことしか俺たちにはできないから、ゴメン。こういうことでしか俺らはお前に頑張れって言うことしかできない。分かるだろ? お前は俺らの見えないところで、悲しんで耐えているのかもしれない。辛いこととか悲しいことがあったら、もっと俺らにどんどんぶつけていいんだから! マッスルで3年、DDTで7年一緒にやってきたんだから! お前と舞ちゃんの、僕らがよくやるフェイクドキュメンタリーを『マッスル牧場classic』で11月にやったんですね。そのちょうど放送日があった日に、お前の舞ちゃんは亡くなっちゃったんだよな。本当に何がなんだか分からなかったけど、お前はもっと分からなかっただろうし、俺は本当に分からないから……。なんだかんだ言ってプロレスしかないと思うから。プロレスなら何とかなるし、お前も今日の試合でもっともっと頑張らなきゃいけないと思うけど、これから頑張ればいいんじゃないか」と泣きながら声をかけた。
 これを聞いた726は「舞、ありがとう! お前のお陰で頑張ることができたよ。またいつかどこかで会おう!」と天に向かって精一杯叫んだ。そして最後に坂井が「いまの自分たちにとってどうしてもやっておかなきゃいけないことっていうのが、僕は今日のマッスルのこの試合だったと思います。見ているお客さんがどう思ったか分からないけど、今日は皆さんの歓声や場所がほしくて、三浦に何かのキッカケになってほしくて、こういう感じの興行にしました」と、しんみりとなっている観客に断りを入れてから、最後は726が音頭を取ってのマッスルポーズで大会を締めた。

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