プロレス、格闘技、IT、デジタル、iPod、Macなどの情報をお伝えするウェブマガジン[angle JAPAN]

›2008年01月05日

大役を果たし安堵した中邑が、「やっと言える。あのベルトを取り戻す!」宣言

Posted by TEAM-angle at 03:00 / Category: 【プ】新日本プロレス / 0 TrackBack

 4日、東京ドームで行われた新日本プロレス『WRESTLE KINGDOM II』。毎年恒例の新春ドーム大会の模様は、試合後の選手コメントまで含めてバトル三昧で詳しくお伝えしています。ぜひご覧下さい。
 2階席は開放せず、1階スタンドも外野席など一部閉鎖されていた状態だったが、スタンド席が5000円と3000円という比較的お求めやすい価格だったこともあって、会場はほぼ満席。ステージ上には新日本側、TNA側それぞれ専用の入場ランプが作られ、爆薬やレーザー光線などを使った豪華な演出もあり、一時期の新日本ドーム大会に漂っていた閑散とした寂しい雰囲気はなかった。
 TNAとの対抗戦や他団体との対抗戦が行われたのち、メインを飾ったのは棚橋vs中邑のIWGP戦。中邑は深紅のロングガウン姿で入場。ガウンを脱ぐと、スパイダーマン風の赤いロングタイツに黒いレガース姿(よく見るとレガースに∞のマーク入り)。その理由を試合後「自分が変わったことが分かるように」と説明した中邑。
 確かに中邑は海外での肉体改造後も、その成果をリング上でイマイチ発揮できていない。昨年夏のG1ではいいところまで行きながら、準決勝で肩をケガして欠場。エリートと言われてきた中邑だが、多大なプレッシャーの中頑張ってきても結果が残せない日々を送っていたわけだ。

 一方ライバルの棚橋はミスターIWGPの永田を破り、G1にも優勝し、IWGPの防衛も重ねて着実にステップアップしてきている。そんな状況の中掴んだ千載一遇のチャンス。それだけに気合いの入った表情で入場してきた中邑だが、一方の棚橋は余裕の笑みを浮かべながら入場。
 さらに試合中、ラリアットをブロックされた中邑は古傷の左肩が再び爆発! すかさず棚橋は左腕のドラスクや雪崩式エクスプロイダーなど、あらゆる方法を駆使して左肩を攻撃。そして一気に棚橋はハイフライフローで勝負に出た棚橋だが、2発目をヒザを立てて防御した中邑は、飛び付き十字や三角絞め、下からの腕十字などで逆に勝負に出る。
 20分を超し、中邑がドラゴンスープレックスを出せば、棚橋はタイガースープレックスで対抗。ランドスライドにこだわる中邑に対し、棚橋はやはりハイフライフロー狙い。棚橋の足にすがりついてでも立とうとする中邑を足蹴にした棚橋はコーナーへ。しかし、その棚橋を追いかけていった中邑は雪崩式ランドスライド! さらにリング中央でランドスライドを決めて、ついに3カウントを奪った。
 そこにTNAのジェフ・ジャレット代表と共に、IWGP3rdベルトを持ったカート・アングルが登場。すると、すかさず中邑が「そのIWGP、ウチのものだ! 俺が取り返す! やろうじゃねぇか、統一戦!」とケンカを売っていく。しかしアングルは「まだお前は俺のレベルに達していない。俺はオリンピックメダリストで、お前はまだグリーンボーイだ。俺様がリアルだ!」と吐き捨てる。
 そのまま引き上げていくアングルに向かって「お前がリアルなら統一戦受けるんだろうな? 本物のIWGP王者はこの俺だ!」と言い放つと、ファンに向かって「例え俺がグリーンボーイと言われようが、それは闘って証明します。本当にありがとうございます。一番スゲェのはプロレスなんだよ!」と叫んだ。

 試合後インタビュースペースで、RISEの稔とデヴィットと一緒に祝杯のビールを飲んだ中邑は、安堵感でいっぱいの表情だった。「いまは仲間がいますから」と嬉しそうに語った中邑。恐らく最年少IWGP王者になった頃は、周りからのジェラシーも半端じゃなかっただろうし、異端児扱いされてずいぶん孤独感を味わったのではないだろうか。
 それにムタもアングルも永田も出て、対抗戦がラインアップされたドーム大会のメインで新日本同士の純血対決で締めなければならないというのは、なかなかのプレッシャーだったはずだ。だからこそ終わってホッとしたのは中邑の本音だろう。しかし、話がIWGP3rdのベルトに移ると、「ベルトを獲ったからやっと言える! 本来はレスナーからあのベルトを取り戻すのが筋なんだろうけど、アングルがレスナーに勝って、そのベルトをいまアングルが持っているのなら、アングルからベルトを取り返しますよ。グリーンボーイと言われようが、それは闘って証明しますよ。証明するっていうのは向こう(=TNA)に乗り込んででもと思ってもらってもいい」と、力強く語った。最後に中邑は記者から「リング上ではちょっと泣いていたようですが」と言われ、「泣いてました? でも、まぁ本当に泣くならあのベルトを取り戻したときですよ」と言った。
 一方、敗れた棚橋は「ベルトとは相思相愛だから、必ずベルトのほうから戻ってくる。俺は必ずすべての頂点に立つ男だから」と言って人差し指で天を突き上げた。これもいかにも棚橋らしい。ベルトを失い、IWGP3rd奪還という目標もひとまず失った棚橋だが、今後何をテーマにするのかも気になるところだ。

【angle JAPANは休刊中。プロレス・格闘技のニュースや試合リポートは下記のサイトで!】
btln-banner_468-60.gif