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›2008年03月11日

DREAMルール&ミルコの相手が決定!田村潔司の愛弟子が大物食いに挑む

Posted by TEAM-angle at 13:05 / Category: 【格】DREAM / 0 TrackBack

080311_DREAM1-1.jpg 11日、都内のホテルで『DREAM.1 ライト級グランプリ2008開幕戦』(3月15日、さいたまスーパーアリーナ)の記者会見が行われた。会見の詳細はナイガイモバイル☆バトルをご覧下さい。
 大会間近にも関わらず、目玉の1つでるミルコ・クロコップの対戦相手がなかなか決まらない状況だったが、対戦希望選手を募った結果、国内外から10名ほど名乗り上げた選手がいたという。その中から“将来性があり、日本の総合格闘技の未来を託せるような選手”という選考基準のもと、U-FILE CAMPの水野竜也がミルコの相手に決まった。
 水野は1981年生まれで186cm、97kg。中学~大学まで柔道をやっていて、2006年7月にパンクラスでプロデビューしている。チアゴ・シウバやアスエリオ・シウバとの対戦経験があり、桜木裕司やかつてミルコの対戦相手に名乗り出たことがある河野真幸からは勝利を奪っている。また、先月にはオーストラリアで行われたケージの中での試合で、外国人選手相手に一本勝ちを収めている。
 無名ではあるが、上記のように実績があり、師匠の田村潔司も「多くの人はミルコが順当に勝つと思っているだろうけど、その状況の中で水野がどういう“負け方”をするのか楽しみにしている。力は及ばないと思うが、リングに上がると化ける選手はいるので、化け方を確認したい。ミルコ戦で水野の選手生命が終わるわけではないし、通過点というか、その先を見据えて頑張ってほしい」と、水野の長い選手生活の中で、ミルコをいい意味で“踏み台”にしてほしいという親心を覗かせた。

080311_DREAM1-2.jpg 「こんな大きなチャンスはないと思って志願しました。相手が強い上に、私が無名なので不安や恐さはあったが、田村さんと相談して応募させてもらいました」と緊張した様子で語った水野だが、「リングに上がってしまえば、勝ちか負けか50:50だと思うので、勝つ気持ちでしっかりやりたい。ミルコだって人間なので、どこかでミスや気持ちの緩みが試合の中で1回は出てくると思う。その一瞬にすべてを賭ければ自分にも勝つチャンスはあると思う。自分の中では勝ちにいく気持ちのほうが大きい」と、決して負けに行くわけではないことを強調。得意の柔道でミルコをグラウンドに引き込み、大金星を狙う気満々だ。
 とはいえ、試合までもう時間がないだけに、水野は「格闘技は気持ちが試合に出るんで、(試合までの数日間は)気持ちを作るのに専念したい。不安とか迷いが起きないように、メンタルの調整をする」と語り、田村も「対策を練っても通用する相手ではない。サウスポーで左が強いので、とにかく左側に注意して、試合が始まったら本能に任せる」と、今更細かいことをゴチャゴチャ考えるよりも、とにかく気持ちをしっかり持つことを重視。なお、田村はいかにも田村らしく「予定が入ってなければセコンドにつこうかな(笑)」と語った。
 笹原EPはミルコの相手を水野に決めた理由を「迷いはなく即決に近かった。それだけ将来性を感じた。いきなりメジャーのリング初登場で、しかも地上波でも放送されると思うが、まさに一攫千金というか大チャンス。それを託せる選手だと思う。ミルコにとってはそんなに簡単な相手じゃないと思いますよ。水野選手は失うものが何もないでしょうし、彼にとっては通過点なので、何かやらかしてくれそうですよ。そもそも日本人のヘビー級は少ないですから、これで勝つようなことがあれば、例えば次はヒョードル戦という扉も開いていくと思いますよ」と語り、数少ない日本人ヘビー級ファイターの水野に大きな期待を寄せた。
 田村も「DREAM側にも多少なり期待を持ってもらえていると思うので、彼に賭けてみようと思った」と語るように、U-FILEとしても水野を送り出すことは、大きな勝負となるだろう。

080311_DREAM1-3.jpg また、カード発表の会見に先立ち、島田ルールディレクター、野口レフェリー、磯野ジャッジからDREAMオフィシャルルールに関して、簡単な説明がされた。
 特徴としては「試合形式は1ラウンド10分、2ラウンド5分で行い、延長戦は行わない。本戦2ラウンド終了時点で必ず各ジャッジが優劣を判定するマストシステムにて勝敗を決する(ドローはない)」「スタンドポジションの選手がグラウンドポジションの選手に対し、頭部・顔面への攻撃(踏み付けやサッカーボールキック)は禁止」「両者グラウンドポジションでの足による頭部・顔面への攻撃(横四方やガブりからのニースタンプなど)は有効」「両者の体重差が15kg以上ある場合は、両者グラウンドポジションでも頭部・顔面への攻撃も禁止」といったところ。
 なお、これまでグラウンド定義を説明する際、“4点ポジション”という言葉を用いて説明していたが、「ファンに分かりやすいことを第一に考えた」結果、「足の裏以外が一点でもリングに接地した状態をグラウンドポジションとする」という表現に変更された。
 島田ルールディレクターは「世界的な流れの中で、グローバルスタンダードなルールでいくと、4点ポジションというのは少し曖昧だった。サッカーボールキックや踏み付けといった、ちょっとバイオレンスになりがちなものは、世界基準に則って反則にすることにした」と語り、笹原EPは「ルールというのは進化していくもの。今日発表されたのは現時点では最高のルールだが、技術が進化していく上で変わっていくこともある。個人的には1R10分という部分にこだわりがあります。タフだし、技術、体力、戦略、セコンド力のすべてが10分に問われてくると思いますね。逆にサッカーボールキックとかにはこだわりはないです」と語った。

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