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›2008年04月14日

立川が大逆転KO負け! 武蔵、バダ・ハリ、シュルトは強さを発揮して完勝!

Posted by TEAM-angle at 03:00 / Category: 【格】K-1 / 0 TrackBack

080413_K1WGP-1.jpg 13日、横浜アリーナで行われた『K-1 WORLD GP 2008 IN YOKOHAMA』。聖地・横アリでのワールドGPシリーズ初戦だけに、注目のワンマッチがズラリとラインナップされたが、地上波放送では放送されなかった試合や試合後の選手のコメントも含め、全試合の詳細はナイガイモバイル☆バトルでご確認下さい。
 元ロッテ四番打者からトライアウトを経てK-1ファイターに転身して以来、3戦3KO勝利だった立川。この日は、この試合がK-1デビュー戦となる宮崎県出身で“東国原知事からの刺客”榎田と対戦。この試合に勝てば6月のジャパンGP出場も見えてくる立川は、開始早々カウンターパンチでダウンを奪うと、鮮やかなワンツーで立て続けに2度目のダウンを奪う。誰もがこのまま立川の圧勝だと思った……
 その余裕からか敢えて得意のローキックを出さず、パンチで仕留めようとした立川だったが、立川のパンチよりも一瞬早く、榎田の体重が乗ったフックが立川の顔面にクリーンヒット! そのまま大の字に倒れた立川は、まさかまさかの大逆転KO負けを喫した。

 全試合終了後、谷川EPが「あんな試合見たことない」と漏らすように、わずか40秒の間に両者合わせて3度のダウンで決着がつくという、ある意味凄い試合となった榎田vs立川。試合後、榎田は「2度目のダウンでダメかなと思ったんですけど、それで自分の中で何かが吹っ切れました。(最後のパンチは)無意識です。ミラクルです」と信じられないという様子で語ると、一方の立川は「何も覚えていません。たまたま一発目でジャブが入ってダウンを奪ったことで、油断ができたと思う。調子に乗ってドーンと食らってしまった」とスッキリとした表情で語った。

080413_K1WGP-2.jpg この日は注目の試合が多かったが、武蔵vs澤屋敷の日本人頂上対決も注目度は会場の反応を見ても、ひと際高かったようだ。地上波放送的にはメイン扱いになるほど。多くのファンがここで澤屋敷が武蔵を破り、世代交代をやってのけると思っていたと思うが、入場時から不敵な笑みを浮かべ、自信と気合いを全身からみなぎらせていたこの日の武蔵はすこぶる強かった!
 攻撃を繰り出す度に館内に響き渡るほどの気合いの入った掛け声を出し、スピードのあるミドルキックをヒットさせた武蔵は、ミドルと見せかけのハイキックでダウンを奪うと、ダメージが抜けきっていない澤屋敷にアッパーを叩き込んで2度目のダウンを奪い、最後は左ストレートで3度目のダウンを奪って勝利。試合後、コーナーに登って吠えた武蔵はマイクを持つと「もう僕は95年にデビューし突っ走ってきましたけど、あっという間に新しい選手が出てきました。まだまだ頑張らないと、どんどん追い抜かされて、いる場所がなくなると思い、一所懸命練習してきました。まだまだ、まだまだ自分の居場所はあると思っています。皆さん、応援よろしくお願いします。もう年齢はオッサンかもしれませんけど、オッサンパワーを見せるぞ!」と力強く叫んだ。
 試合後も「マッチメークがまだ早い。昔から日本人には目を向けないと言ってきたのでマッチメークに不満があったので不満解消。澤屋敷選手はいい選手なのでうまく育ってほしい。ジャパンGPにはこの試合に勝ったんで出るつもりはない。日本人とはもういいんじゃないかな」と余裕の発言を連発! 微妙な判定勝利ではなく、何とも力強いKO勝ちを見せたからこそ出てくる発言だとは思うが、谷川EPは「ルール上は地区予選で勝たないといけないので、今のところ(武蔵にはワールドGP開幕戦に出る)資格はない。でも今日の強さを持っていれば、(ジャパンGPの)優勝候補No.1じゃないかと思いますけどね」とキッパリ。

080413_K1WGP-3.jpg 日本人頂上対決の世代交代はならなかったが、外国人ヘビー級ではバダ・ハリが打たれ強さには定評のあるセフォーに3度のダウンを奪って完勝してみせた。開始早々、両者のスピーディーな打撃が交差する激しい試合となったが、セフォーが得意のノーガードでの挑発を見せると、バダ・ハリはスイッチが入ったように強烈なパンチとヒザ蹴りでセフォーのガードを突き破っていった。近年では最高のコンディションで挑んだというセフォーだが、最後はガードを固めてただただバダ・ハリに殴られ続けるという壮絶な結果に……
 しかしセフォーは試合後「自分としてはやることはやった。試合結果に不満も腹立たしいこともない」と潔く敗北を認めた。一方のバダ・ハリは「非常にいい気分。世代交代が進んだ」とさらに自信を深めた様子。この日のパンフレットには“WGP出場枠を狙う注目のファイターたち”という欄に、ミルコの名前も入っていたが、谷川EPは「(ミルコには)出てもらいたいですねぇ。根気強く交渉しちきたいし、バダ・ハリ戦とか見てみたい」と語った。
 なお、澤屋敷以外の日本人では野田がボンドラチェックに2RKO勝ちを収め、マイティ・モーに挑んでいった強太郎レンジャー改め前田慶次郎はリングを回りながらのヒットアンドウェーという戦法ながら、延長Rの末に判定勝ちを抑えめた。谷川EPも「劇的ではなかったが、確実に日本人の強いのが揃ってきた。慶次郎選手と野田選手が出てきたのは収穫」と評価し、2選手のジャパンGP出場も当確となった。

080413_K1WGP-4.jpg 地上波中継的にはオー婦似ぬ、興行的にはメインだったのが、約5年ぶりにK-1に帰ってきた2001年ワールドGP覇者のハントが、シュルトのスーパーヘビー級王座に挑んだ一戦。
 PRIDEマットでも総合への適応力を見せたハントだけに、5年ぶりのK-1とはいえ、絶対王者のシュルト相手に“何かをやってくれんじゃ!?”という期待感があった。開始早々にサモアンフックの空振りが出ただけでも、場内は大きくどよめいたほど。しかしヒザ蹴りと上から振り下ろすようなパンチを見舞っていったシュルトは、その巨体からは考えられないほどの身のこなしでズバッと後ろ回し蹴りをハントのボディに突き刺していき、1R3分6秒で勝利! ついにワールドGP歴代王者全員から勝利を奪った上、Sヘビー級王座防衛にも成功したシュルト。
 谷川EPも「シュルト選手の(次の)相手を探すのが大変ですねぇ」と嘆くほど。一方のハントは「単純に捕まってしまった。1Rは様子を見てからと思っていたが、見ての通りだよ。5年ぶりの試合でいきなりトップ選手のシュルトと当たったのを察してくれ(苦笑)」と、さすがにガックリと肩を落としながら語った。「今後もK-1に継続参戦するのか?」という問いには、言葉を濁して明言を避けたが、谷川EPは「ハントはもう1R見たかった。ハント選手には幻想がありますよね。今後も(K-1に)出てほしいなとは思うが、本人はDREAM(=総合)のほうがやりたいんだと思いますので聞いてみます。ハントvsマイティ・モーとか見たいんですけどね」と語った。

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