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›2008年04月21日

ケアが鈴木&東京愚連隊と合体!新ユニット「GURENTAI」が全日制圧を宣言

Posted by TEAM-angle at 00:00 / Category: 【プ】全日本プロレス / 0 TrackBack

080420_AllJapan-1.jpg 20日、後楽園ホールで行われた全日本プロレス『Growin' Up 2008』開幕戦。小島が負傷欠場、ゾディアックが飛行機の遅れで欠場というトラブルがあったが、そういったものを吹き飛ばすような事件も起きたこの日の全試合の模様はバトル三昧でご覧下さい。
 今年のチャンカーは不本意な結果に終わったケアを、TARUがブードゥー・マーダーズに勧誘。開幕戦からいきなりVMとの直接対決だっただけに、何かがあると思われた。ところが、予想に反し試合は淡々と進み、最後はケアがTKO34thでブードゥー・マスクから3カウント。
 しかし、事件は試合後に起こった。武藤との握手を拒否し、ドーリングと一色触発ムードになったケアに向かってTARUが「やっと気落ちが分かってくれたか」と言って握手を求めた次の瞬間、突如鈴木みのる&東京愚連隊が乱入!
 鈴木はケアに向かって「お前、誰のためにプロレスやってんだよ? 全日本か? 新日本から来た2代目社長か? それともジャイアント馬場か? パっと出の新人のジョーが、横入りの西村が、出戻ってきた諏訪魔が、お前の好きだった全日本をこんなにした武藤が嫌いなんだろ?」と問い詰めると、「お前は自分のためにプロレスやればいいだろ! 俺はこれからもう一度全日本のてっぺんに行く。プロレス界の中心に行く。一緒に行こう!」と共闘を申し入れたのだ!
 ケアもそれに応じガッチリ握手を交わすと、鈴木は愚連隊の3人にも喝を入れ、「ここに宣言する。今からこのリングは俺たちが占拠する! 1、2、3のプロレスも、棒を持って殴り合うプロレスも、生き残っていく力も、俺たちは強いぞ。善と悪の全日本プロレスは今日で終わりだ! これからは力のプロレスだ!」とベビーフェイスでもヒールでもなく、外様と王道が合体したこの新ユニットが、全日本マットを制圧することを宣言! バックステージに戻ってくると、東京出身が誰もいないという理由から、東京愚連隊から東京を取り、格好良くローマ字表記にした“GURENTAI”をユニット名にすることを決めた。

080420_AllJapan-2.jpg 昨年末、「やりたいことがある」と言ってNOSAWAをメキシコアミーゴスから脱退させ、東京愚連隊を再結成させた鈴木だったが、どうやら鈴木のやりたいこととは、この新ユニットを結成しての全日本再制圧だったようだ。
 この日鈴木はGURENTAI結成前に、NOSAWA&MAZADAとのトリオで、カズ&サムライ&平井と対戦。愚連隊とは因縁深いサムライに対しNOSAWAは何と、どこから入手したのかサムライGYMの看板(ちゃんと一度真っ二つに割れたのを接着して修復したオリジナルの看板)を持って登場。当然、それを見たサムライはエキサイトするが、おちょくるようにNOSAWAが看板で殴り飛ばしていくと、コーナーでまじまじと看板を眺めた鈴木は唾を吐きかけるという暴挙に!
 怒ったサムライがMAZADAにサミング攻撃を見舞っていくと、コーナーから鈴木が「新日本出身なら何をやってもいいのか!」と抗議。ところが客席から「みのる、お前もだろ!」という絶妙なツッコミが入ると、思わず鈴木もニヤリ。
 試合はかなり長い時間サムライが捕まり、痛ぶられ続けた。愚連隊はともかく、ヘビー級の鈴木は面白いようにサムライを笑いながら足蹴にしていったが、最後はサムライとカズが愚連隊と場外でやり合っている間に、リング上で鈴木が平井にゴッチ式パイルを決めて勝利。GYMの看板を手に高笑いしながら引き上げていく鈴木&愚連隊を、コーナーに登って睨み付けたサムライ。この抗争はますます激化しそうだ。

080420_AllJapan-3.jpg もう1人の愚連隊メンバーであるTAKEMURAは、西村が無我ワールドから全日本に電撃移籍して以来、西村を付け狙ってきたが、全日本サイドはなかなか西村とのシングル戦を組まなかった。するとTAKEMURAは「心を入れ替えました」と“復讐”としての対戦ではなく、純粋にレスリングで西村と勝負することをアピール。その結果、ようやくシングル戦が実現することになった。
 西村は最近封印していた紫の無我ガウンを着用して入場。一方のTAKEMURAも試合前に握手を求めていき、西村が警戒しながら応じると、奇襲攻撃をすることもなく試合開始。ロックアップからロープに押し込んでいったTAKEMURAはクリーンブレイク。その後もTAKEMURAは西村の腕を狙い、対する西村はTAKEMURAのヒザを狙って、じっくりとしたレスリングを展開。
 本当にクリーンファイトしかしないTAKEMURAに対し、西村のほうがロープを使った攻撃など、ちょっとした反則を繰り出すほど。そしてコブラツイスト合戦から、西村がスピニング・トーホールドをかけていったところで、水の入ったバケツを持ったNOSAWAがリングサイドに登場!
 西村がNOSAWAに詰め寄っていくと、背後からMAZADAが西村にイス攻撃! そして本性を現したTAKAMURAはイスでタコ殴りにしていくと、西村と愚連隊は場外で揉み合う。何とか試合を続行させようとする和田京平レフェリーが割って入るが、そこにTAKEMURAがバケツに入った水をぶっかける! 西村よりもむしろ京平レフェリーに水がかかってしまい、怒った京平レフェリーはバケツをTAKEMURAに投げつけ、TAKEMURAの反則負けを告げるゴングを鳴らした。
 怒った西村は猪木vs国際軍団を彷彿させるように、愚連隊に1vs3での勝負を挑み、何と再試合のゴングまで鳴ったのだが、愚連隊の3人は何もせずにリングを降りてしまう。NOSAWAが「おい、いい大人がなに熱くなってんだよ! 1vs3でもやってやるぞ。でも今はやんねぇぞ。得意の説法でもやってみろよ!」と西村を挑発して退場。残った西村は「必ずやこのバカども、チンピラどもを正義の全日本プロレスから追放します」と宣言したが、相変わらず西村hのブーイングも多かった……

080420_AllJapan-4.jpg セミ終わりに鈴木が新ユニット結成&全日本マット制圧を宣言したことで、場内が騒然とする中行われたメインは、チャンカー優勝者・諏訪魔と三冠王者・健介の前哨戦タッグマッチ。
 当然、諏訪魔は健介を意識しまくりなのだが、健介は王者らしくドーンと構え、諏訪魔もはもちろん、パートナーの征矢の攻撃も胸を突き出して受け止めてみせる場面が目立った。征矢も気合いの入った攻撃を叩き込んでいくのだが、健介、さらに前世界ジュニア王者の勝彦はまったく引かないし倒れない。健介のチョップ一発でなぎ倒され、勝彦からバンバン蹴られてしまった。
 諏訪魔はコーナーで控える健介にも殴りかかっていき、場外戦へ持ち込むが、逆に鉄柵に叩き付けられた上にパワースラムで叩き付けられてしまう。20分を超え、征矢が勝彦に投げ捨てジャーマンから諏訪魔のラリアット+征矢のバックドロップ、そしてダイビング・ネックブリーカーと波状攻撃を仕掛けていったが、それでも3カウントが奪えない。
 健介&勝彦が征矢に鬼嫁殺し1を見舞うと、諏訪魔が入ってきて勝彦を投げ捨てジャーマンでブン投げ、健介のラストライドを狙う。持ち上げられたところでナックルを叩き込み、辛うじて脱出した健介は逆にラリアットからの北斗ボムで決めていき、これで諏訪魔は場外に転落。その間に健介は征矢にラリアットからのストラングルホールドγを決めて勝利。
 結果的に前哨戦は完敗だった諏訪魔は、試合後場外で引き上げようとする健介と額をくっつけて睨み合う。観客からは諏訪魔に対して厳しい声も飛んでいたが、その多くがチャンカーを制した諏訪魔に期待しているからこそ、「もっと健介を追い込んでくれ!」という期待を込めたような内容。最終戦4・29愛知県体育館大会で三冠戦が決まっているだけに、諏訪魔の巻き返しに期待したいところだ。

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