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›2008年05月22日

MAX(70kg級)の選手が焦るような選手が出てくるという60kg級が本格始動!

Posted by TEAM-angle at 16:48 / Category: 【格】K-1 MAX / 0 TrackBack

080522_K1MAX-1.jpg 22日、都内のホテルで『K-1 WORLD MAX 2008 World Champiomship Tournament -FAINAL8-』(7月7日、日本武道館)の記者会見が行われた。発表された対戦カードや会見の詳細はナイガイモバイル☆バトルをご覧下さい。
 昨年までのMAX世界トーナメントは、ヘビー級同様FINAL8~決勝までを1日で行ってきたが、ヘビー級と比べると決勝まで勝ち上がってくるまでのダメージが大きく、組み合わせの運などで勝敗が左右してしまう部分が多いということで、今年から実験的にFINAL8とFINAL4~決勝までを2大会に分けて行うことになった。
 そのため7・7のFINAL8は、トーナメントの試合が4試合だけとなる。そこで、そのほかの試合はスーパーファイトだけでなく、「思い切ったことがやれる」ということで実験的なカードがズラリとラインナップ。中でも待望論が上がっていた60kg級(ライト級)がこの大会から本格的に始動することが決定した。
 早ければ来年には70kg級(ミドル級)のMAX同様トーナメントを開催する可能性があるようだが、ひとまず年内はワンマッチで「60kg級の試合とはこういうもので、こういう選手がいるんだ」ということをMAXの舞台を借りて紹介する形になるという。
 そこでまず日本のキック界から“K-1向き”ということで、今回のK-160kg級に招聘された日本人選手が、谷川EPが「ここ最近試合だけを見てインパクトがあったのは、この選手の試合くらい」と絶賛する大月晴明。そして正道会館からシルバーウルフに移り、現在は魔裟斗と共に汗を流している大宮司進。さらに『Men's egg』で読者モデルを務めるほどイケメンファイターの上松大輔。

080522_K1MAX-2.jpg 実績から見ても60kg級の顔になりそうな大月。本人も「ファンに60kgも面白いんだっていうのを分かってもらわないと始まらない。そのためにも自分がインパクトのある試合をしたいっていう気持ちも自信もあります!」とエースの自覚十分。
 一時期は80%を超えるKO率を誇っていたという大月は、谷川EPも「半端じゃないパンチ力でバンバン倒すので、ファンの方もハマると思う」と語るほどのハードパンチャー。「KOを狙っているというより、自然と相手は倒れます。そういう倒す練習をしているので。別に一発で倒そうと思って(パンチを)打っているんじゃないですけど、一発で倒れちゃうんですよ」とスピードが売りの60kg級で、それほどのパンチ力を誇る大月がどんな試合をするのかは注目だろう。
 「逃げる奴はいらない。正面から打ち合って倒そうとする奴だけが集まればいい」「K-1ルールはヒジも首相撲もなく、ただ打って蹴って、基本的にはどっちの打撃が強いかなんで、自分に合っている」と語る大月。唯一心配なのは34歳という年齢だが、本人は「世界中のボクサーにしろK-1のヘビー級にしろ、30超えてからがみんな強いんですよ。34だからってオジサンだと思ったら困る! 自分はいまが一番強いし、これから更に強くなるので気にしない」とキッパリ言い放った。
 さらにK-1と同じくして、60kg級が本格始動するDREAMの中で、この階級の顔であるKIDに対しても「KID選手はすごい強いし、身体能力もパンチ力もあるので、どっちが上か試してみたい」と対戦を希望した大月。久しく立ち技のみの試合はしていないKIDだが、何と大月のほうが密かに総合の練習もしているという。7・7の七夕のリングで、魔裟斗らと同じリングに上がる大月が、魔裟斗を食うような試合をすれば、一気に知名度もアップするだろう。そうなればKIDvs大月が実現する日も、そう遠くないかもしれない。

080522_K1MAX-3.jpg 自信満々の大月、「トーナメントとか言ってるけど、ぶっちゃけ次の試合で世間が認める試合をしないと、あとがないと思っている」と覚悟を感じる大宮司とやや違い、谷川EP曰く「強くなれば“60kgの魔裟斗”になれると思う。ファンから『あのかっこいいセコンドは誰ですか?』っていう問い合わせがあるんですよね(笑)」と、そのスター性を買って抜擢されたのが上松。
 ホストにいそうな感じのイケメンだが(本人曰く「ずっと表舞台で活躍したいと思っていたので、そういう仕事はしたことがありません」とのこと)、「イケメンって言われるのは嬉しいですけど、顔だけ(の選手)にはなりたくない。強さも証明して両方見てもらいたいです」と力強い発言。さらに「モデルの仕事もあるのに、顔を殴られて腫れたりしたら大変だね」と言われると、「顔は殴らせないです!」とイケメン発言も。
 そんな上松だが、高校生のときにK-1を見て「格闘技をやろう」と決めて一旦上京。その際いくつかの候補の中から最初に見学に行った龍道場で、前田憲作氏から「全部面倒見てやるから、荷物まとめてこっちに来い」と言われたことでチームドラゴン入りを決めたという。澤屋敷や前田などが活躍しているチームドラゴンだが、上松は「自分が一番になりたいんで、同門ですけど負けたくない気持ちは強いです」と羅バル心を燃やした。

080522_K1MAX-4.jpg 谷川EPは「魔裟斗君がヘビー級に噛みついたように、60kgが70kgに噛みついていくと思う。それで70kgは焦っていい試合をやるようになると思いますから。とくに日本人は。いつの間にかMAXのベスト8より上松君のふが人気があるとか、大月君の試合のほうが面白いという声も出てくると思う。60kg級も、ワールドユースもK-1甲子園も、選手としてもコンテンツとしてもすごいノビしろがあるので、僕はワクワクしている。楽しくてしょうがない。70kgはある程度見えてきたというか、魔裟斗君が強いことも証明できたし、ブアカーオやクラウスやサワーはすごいレベルが高いので、それはそれで完成に近いところにある。
 それに比べて60kg級とかは、これから世界がダーッと上がっていくと思うので、将来的には独立させて、(イベントの)数を増やしてやってくことになると思う。だから70kgのMAXの最大のライバルは60kgになると思いますよ。スピードとかテクニックという“売り”がなくなっていくからね。
 K-1甲子園は10代の高校生を中心にしたアマチュア扱いだけど、そこで活躍した選手は翌年にワールドユースでプロとしてやらせたい。(体重的にはワールドユースも60kg級だが)いきなり混ぜるのは潰しちゃうだけ。いま紀左衛門君とか卜部君を大月君とかと混ぜたら、一発で吹っ飛ばされちゃうから、それはそれで違う魅力で。
 60kg級にも(MAXのように)新しい名前を考えたい。階級はライト級だが、60kgと70kgは結構空いているので、やっていくうちに『62kgのほうがいい』とか『63kgがいい』という声も出てくると思う。そこはまだ適正体重が分からないし、軽くなればなるほど細かく刻んだほうがいいと思うので。65kgくらいでもいい選手がいるので難しいが、とりあえず60kgということでやっていく。
 60kgで一番期待していうのは南米。あとは北欧からロシアのほう。難しいのはアメリカとヨーロッパ。オランダに60kgの選手なんかいないですからね。今後強い選手を育てていくなら、ブラジルを中心とした南米から“顔がよくて、強い奴”を探してくるのがいい気がしますね。もちろんタイにも強い奴はいるけど、スタイルを変えてもらいたい。ムエタイスタイルの掴みが多いとか、首相撲でヒジがうまい60kgにはあまり興味がないというか、そういう選手を出してもつまらない試合をしそう。タイはブアカーオみたいな、“顔が良くてK-1向き”なファイターをちょっと探します。韓国にもいると思うし、アジアは60kgはいると思う。言い方が難しいが、70kgのMAXは人類最激戦区だと思うが、60kg級は“アジア最激戦区”だと思うな」と、お馴染みの“ルックス”面も重要視した上でライト級から、現在高いレベルで安定してきているミドル級を脅かすようなスター選手が出てくることに期待を寄せた。

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